さすらい人の独り言

山登り、日々の独り言。
「新潟からの山旅」別館
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さすらいの風景 イシス神殿 その2

2018年03月06日 | 海外旅行
第一塔門を抜けた先の前庭に出ると、第二塔門が現れます。



第一塔門と同じレリーフが描かれていますが、こちらはプトレマイオス12世によって建てられたものです。

なお、プトレマイオス12世は、一般的に美女クレオパトラとして知られるクレオパトラ7世の父です。



前庭の左側には列柱が並ぶ誕生殿で、柱の頭にハトホル女神の顔が飾られています。





第二塔門の入口に進むと列柱室となります。





管理員なのでしょうけど、日陰で涼しい列柱室で休んでいました。



柱にはレリーフが描かれていますが、これはトキ頭のトト神。イシス神殿ということですが、その家族以外の神も祀られているようです。



ハトホル女神。



列柱室の所々に十字架が彫られいます。これは、550年に東ローマ帝国のユスティニアヌス1世によりフィラエ神殿は閉鎖されて、閉鎖後にキリスト教会として再利用されたためです。





至誠堂へと進みます。



壁にもびっしりとレリーフが施されています。



至誠堂に置かれた祭壇。



至誠堂のレリーフ。



至誠堂の周りには、幾つかの小部屋があります。







イシス神殿でも有名なレリーフで、イシス女神がホルス神に乳を飲ませています。イシス女神の顔が壊されているのは残念です。



その拡大。

ホルス神は、ハヤブサ頭ではなく、裸の少年の姿で現されています。



至誠堂を出て東側に回り込むと、ハトホル神殿(左)とトラヤヌスのキオスク(右)が現れました。



トラヤヌスのキオスクは、紀元前100年頃にトラヤヌス帝によって建てられました。ローマ遺跡ということで、エジプトの遺跡とは雰囲気が異なっています。



柱頭の飾りもこっています。



トラヤヌスのキオスクの背後はナイル川です。



ナイルの川面を見ると、リング状の柵で囲まれている所がありますが、水没前にイシス神殿のあったフィエラ島の跡を示すもののようです。



遺跡の見学を終えて、土産物屋をのぞきながら船に戻りました。スパイスや乾物類のようです。



船着場。



船は来た時とは違ったコースを辿りました。トラヤヌスのキオスクが良く見えました。



乗船場に戻ってきました。



桟橋に並べられた土産物屋を眺めました。



ヌビア人の人形。



砂絵。

この後は、アブ・シンベルへの長距離移動が控えていたため、充分な買い物タイムがとれず、土産物は見ただけに終わりました。ここのヌビア人風の土産物は他では売られていなかったので、買い物をするべきだったと後で後悔することになりました。
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