さすらい人の独り言

山登り、日々の独り言。
「新潟からの山旅」別館
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さすらいの風景 クラクフ その2

2016年12月28日 | 海外旅行
クラクフ観光は、まず旧市街地の南東部に位置するカジミエシュ地区にあるユダヤ人街の見学から始まりました。 カジミエシュ地区は、1335年にクラクフとは別な街として造られました。カジミエシュ大王は、当時迫害されていたユダヤ人の保護に努め、多くのユダヤ人が移り住んで商工業の発展に尽くしました。15世紀以降第二次大戦まで、カジミエシュ地区はユダヤ人が大多数を占める街として栄えました。 第二次大戦中のド . . . 本文を読む

さすらいの風景 クラクフ その1

2016年12月27日 | 海外旅行
クラクフに到着すると、ヴィスワ川の畔に建つヴァヴェル城が目に飛び込んできました。ヴァヴェル城は、翌日に見学することになります。 クラクフでは、ベストウェスタンプレミエールに泊まりました。5日目の晩から三泊することになるのですが、クラクフ郊外の環状通り沿いにありました。6日目の午後は旧市街地での自由行動となりその日の夕食が含まれていないにもかかわらず、バスやトラムといった公共機関の利用は難しく . . . 本文を読む

さすらいの風景 カルヴァリア・ゼブジドフスカ

2016年12月26日 | 海外旅行
シフィドニツァの平和教会の見学後バス移動し、クラクフへ33kmの距離にあるカルヴァリア・ゼブジドフスカに立ち寄りました。 カルヴァリア・ゼブジドフスカに到着すると、丘の上に大修道院が見えてきました。 丘の上にある大修道院の駐車場で下車すると、「カルヴァリアの小道」の案内図が置かれていました。17世紀初頭に地元の有力者ミコワイ・ゼブジドフスキが、この地をキリスト受難の丘であるゴルゴタ(ラテン . . . 本文を読む

さすらいの風景 シフィドニツァの平和教会

2016年12月20日 | 海外旅行
ブロツワフの見学を終えてからクラクフに向かうことになりますが、その前にブロツワフの南西60kmにあるシフィドニツァの平和教会を見学しました。 シフィドニツァに向かう途中の車窓から見えた教会ですが、ネギ坊主型の塔を持っており、チェコやオーストリアの雰囲気が感じられます。 道路脇に置かれたキリスト像。 ポーランドのほとんどには平野が広がっていますが、チェコ国境近くのシフィドニツァが近づく . . . 本文を読む

さすらいの風景 ブロツワフ その3

2016年12月16日 | 海外旅行
旧市庁舎を回り込んでいきます。旧市庁舎は、1290~1504年にかけて徐々に建築が進められ、その後も改築が加えられていきました。現在、内部はアート博物館として利用されています。 旧市庁舎の前に置かれた像。 旧市庁舎は、見る方向によって様々な姿を見せてくれます。 細かい彫刻が施された窓飾りが見事です。 窓の両脇には、彫刻が飾られていました。 旧市庁舎の角を回り、東面 . . . 本文を読む

さすらいの風景 ブロツワフ その2

2016年12月15日 | 海外旅行
百年記念館の見学後、ブロツワフの旧市街地に向かいました。 市内に入る手前で、オドラ川の北側にある洗礼者ヨハネ教会が見えていました。洗礼者ヨハネ教会は、13世紀に建築が始まり、1590年に完成した大聖堂です。高く聳える二つの塔は、何度か破壊され、現在の姿は1991年に再建されたものです。 バスを降りて旧市場広場に向かいました。 道路脇に小さな妖精像が置かれていました。 この妖精像 . . . 本文を読む

さすらいの風景 ブロツワフ その1

2016年12月14日 | 海外旅行
ボレスワヴィエツの見学を終えてブロツワフに戻ってきました。 道路脇に、BOLESLAW CHROBRYと書かれた像が置かれていました。ポーランド初代君主のミェシコ1世の息子のボレスワフ1世です。父の跡を継いで即位すると、強力な騎兵隊を編成して軍備を強化し、チェコを征服して自らボヘミア公となり、ポーランド東南部に勢力を拡大しました。さらにキエフ公国を撃退して一部を征服したり、神聖ローマ帝国領のマイ . . . 本文を読む

さすらいの風景 ボレスワヴィエツ

2016年12月13日 | 海外旅行
ボズナン見学の後はブロツバフに向かい、そこで二泊することになりました。4日目は、まずボレスワヴィエツを訪れ、戻ってからブロツバフの見学を行うことになりました。 ブロツバフはポーランドの南西部にある交通の要所ですが、その西にあるボレスワヴィエツはドイツとの国境50km程の距離にあります。向かう途中の道路標識にも、ポーランド(PL)の他にドイツ(D)やチェコ(CZ)いった国を示す国際識別マークが記さ . . . 本文を読む

さすらいの風景 ポズナン

2016年12月12日 | 海外旅行
トルンから南西に移動してポズナンにやってきました。ポズナンは、ポーランド初代君主ミェシコ1世がポーランド王国を起こした地で、中世ポーランド王国の最初の首都になりました。250キロ西にはドイツのベルリンが位置するといった交通の要所にあり、ドイツ騎士団のハンザ同盟加盟都市として繁栄しました。 バスを降りて、旧市場広場に向かいました。 旧市場広場の中心に立つのは、旧市庁舎です。広場の見学は後 . . . 本文を読む

さすらいの風景 トルン その4

2016年12月08日 | 海外旅行
旧市庁舎の脇に置かれたニコラウス・コペルニクスの像。 ニコラウス・コペルニクスは、1473年にトルンで生まれました。カトリックの司祭として勤める他に天文学者の顔を持っていました。コペルニクスは、1529年ごろから地動説についての理論をまとめ始め、これを出版するつもりは全くなかったものの仲間を通して広く知られるようになっていきました。出版が勧められるようになり、ようやく1542年にコペルニクスの「 . . . 本文を読む

さすらいの風景 トルン その3

2016年12月07日 | 海外旅行
旅の三日目の早朝、ホテルの窓からは旧市街地の聖母マリア教会や聖霊教会の塔が見えていました。時差の関係で、どうしても早い時間に目が覚めてしまいます。 前日に二度も足を運びましたが、改めて、ガイドに引率されてのトルン観光開始です。スーツケースをバスに積み込んでから、徒歩で旧市街地に向かいました。 旧市街地への途中の緑地には、ヨハネ・パウロ2世の像が置かれていました。ヨハネ・パウロ2世は、ポーラ . . . 本文を読む

さすらいの風景 トルン その2

2016年12月02日 | 海外旅行
ホテルで夕食をとったので時間もそれほどかかわらず、夜景見物に再び旧市街地へと出かけました。空が暗くなりはじめたところで、丁度良い時間になっていました。 旧市街地の入口では、中世騎士の衣装の一団がなにやらパフォーマンスを行っていました。 石畳に街灯りが反射して、夕方とは違った雰囲気になっていました。 精霊教会の塔もライトアップされていました。 旧市庁舎の時計塔。 市庁舎 . . . 本文を読む

さすらいの風景 トルン その1

2016年12月01日 | 海外旅行
二日目の夜は、トルンのメルキュール・トルン・セントラムに泊りました。 トルンの観光は翌日に行うことになっていましたが、ホテルが旧市街地に近いことから、夕食前の時間に訪れました。詳しい説明は後にして、まずは夕方の散策風景を載せます。 ホテルに近い西側の入口から旧市街地に入りました。 旧市街地を東西に延びる大通りに進みます。 旧市街地の門を振り返ったところ。 精霊教会が現れま . . . 本文を読む