さすらい人の独り言

山登り、日々の独り言。
「新潟からの山旅」別館
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さすらいの風景 フェズからエルフード その1

2019年05月09日 | 海外旅行
第五日目のフェズからエルフードへは、今回の旅における最長のバス移動になりました。途中の昼食や2時間半おきのトイレ休憩を含めて、9時間のバス移動になりました。1人2席確約のツアーを選んだありがたさを痛感しました。長時間のバス移動は眠気との戦いになりました。iPODの音楽を聴きながら、眠気に耐えながら風景を見続けました。

農地の広がるフェズから出発。



徐々に高度が上がっていくと、荒れ地が広がるようになりました。



ヨーロッパのアルペンリゾート地で見られるような建物が並ぶようになりました。





イフレンに到着して、カフェでトイレ休憩しました。

イフレンは、モワイヤアン・アトラス山脈の標高1650mの中腹にあり、避暑地として開発されました。雪が降ることからスキー場も造られているようです。バスを降りると、ひんやりとした空気に包まれました。



トイレは有料で、飲み物をたのめば無料ということで、コーヒーを飲みました。コーヒーには、ミネラルウォーターの小さなボトルがついてきました。



ホテルでお茶を飲むために、店で大きなミネラルウォーターのボトルを買いました。ラベルにはイフレンと書かれており、山岳地帯の湧水が使われているようです。



道路脇にアトラス・ライオンの像が置かれていました。

かつては北アフリカで広くみられた「アトラスライオン」は、1922年、フランス人植民者により最後の1頭が狩猟の標的とされて殺され、野生での絶滅が宣言されました。ところが、バーバリライオンとも呼ばれるこのライオンの亜種が、モロッコ現国王の祖父にあたるムハンマド5世の私的動物園で数頭が飼育されていたことから、現在はラバト動物園においてアトラスライオンの血統を絶やさないようにと繁殖が試みられているといいます。



メインストリ-トですが、静かな雰囲気がただよっていました。



イフレンを出て、高原地帯を進んでいきました。



珍しく杉林も広がっていました。





荒れ地が広がるようになって、羊の放牧が見られるようになりました。



上に王冠のモニュメントが置かれた岩山が現れました。



アズルーの街で、ベルベル語で「岩」を意味しています。



その先でも、岩山も見られるようになりました。



雪を残した山も見えてきました。



小さな集落が点在していました。



小川が現れました。



山の雪融け水に由来する川のようです。



高度を上げていきます。



稜線部も近づいてきました。



ミッド・アトラス山脈におけるザド峠(標高2178m)を越しました。道路脇に残雪も見られました。



峠超えの休憩所なのか店が並んでいました。



タジン鍋が並べられて食事の用意が行われていました。



光線の具合で見ずらくなっていましたが、豊富な雪を残したオートアトラスの眺めが広がりました。



昼食休憩。



昼食のレストランからはひと走りで、ミデルトの街を通過しました。



水に恵まれているためか、ミデルトはかなり大きな街でした。



街の電飾にリンゴが描かれていました。ミデルトはりんごが特産で、昼食のデザートもアップルパイでした。
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