おやじ特別便

ひまじんおやじの日常

古い考えのおやじ

2011-10-22 16:42:07 | 日記・エッセイ・コラム

【今日の 車の修理も変ったわ】

 ノアの前席のルームランプのスイッチが故障した。ドアの開閉とともにルームランプが点灯するはずが灯かない。
ふん、直すとするか。思ってランプを外そうとするが、どうやって天井からランプを外すのかが分からない。

11102105
色々試してみたがきっかけが掴めない。こうなれば最後の手段、力任せに「バキッ」と、壊れても良いから引っ張り外す。
てなことはやめて(なーんだ)おとなしくトヨタの販売店へ行く。

 「この手のルームランプは特別なノウハウが必要で素人さんには外せない」とやんわり優しく言われてしまった。

111021

 ワシは、ランプのカバーを外せば四隅にビスがあって、それを取れば取りつけてある天井からポロッと落ちてくるものだと思っていた。ちょっと前の車はたいていそんな作りか、または両側にマイナスドライバーでコジるスリットまたはフックがついていたものである。

 でもビスもスリットもひっかき爪も全くないのだ。

 よく見れば両脇にかすかな隙間があって、その部分に薄ーい金具を掛けて外すのだそうだ、しかも手探りでするそうだ。

111021_2

 30分ぐらいで交換完了。後学のために、取り外したルームランプセットを貰って来た(元々自分のものだフン)。
トヨタの優しいサービスマンが言ってた通り、作業は困難だったらしい。傷が強く付いている。
「もし開けることができても、スイッチは基盤についているので修理は不可能ですよ」と言っていたが、裏の基盤を外して確かめた。その通り。

11102103

 真ん中に件のスイッチがあるが、基盤にはんだ付けされている。
ナニ、同じスイッチが手に入れば自分で治せるものである。こんなもん。
でも同じブツはなかなか入手困難だ。

11102104

 こんなスイッチ一つが壊れただけで大枚8千100円がトヨタのディーラーに飛んで行った。
悔しい。直せないのが。

 先ほどのサービスマンに「このごろの車作りは、作る時ビスなどを4つも締める手間を抜くために、はめ込み式にして時間と部品を省くのであるなあ」と言ったら「なーに、ハイテクになっただけですよ」と言われてしまい、自分のローテクさ(古さ)を時代遅れに・・・・・ひとことで打ちのめされてしまった。

 でも、でもだよ。やっぱり車は修理が簡単に(これを整備性が良いという)設計の段階で考えるべきであると思うよ。
壊れたら取りかえる思想よりも、壊れたら直す思想、壊れない設計が大事ではないかい?


最新の画像もっと見る

コメントを投稿