おやじ特別便

ひまじんおやじの日常

あ!みどりの公衆電話がこんなところに

2024-03-19 13:37:48 | 日記・エッセイ・コラム

【今日の 本屋で注意】

我が家の玄関のニッチに

おー、これは便利じゃん

こうしゅうでんわ がある家は我が家ぐらいだぞ

でも小銭が無いぞ

 

台所へ行っても

これはこれで便利だなあ。 でも焦げねえか?

 

というのは真っ赤な嘘で

この電話機は「幼稚園」という名前であの小学館が発行している幼児向けの雑誌の付録である。

本物と間違うほどの立派な付録であるが、これ、ほとんどすべてが紙製である。

紙に印刷したものを切って組み立てた、いわゆるペーパークラフトってやつだ。

写真は「幼稚園」の4・5月号の表紙である。

バン!とこうしゅうでんわのペーパークラフトの写真が表紙である。

事の起こりは、朝日新聞3月12日夕刊の第一面のこの記事である。

近頃の幼児向け雑誌の付録がすごい!という記事である。

この記事の出た次の日の朝10時にはワシは本屋に買いに出かけていったのだ。

昨日の夕刊だからその夜にはすぐに売れてしまったかもね、とネガティブな気持ちで入った2件目の本屋に売っていたので

ホクホクしながら、そして、いい年こいたジジイがちょっと恥ずかしいなと思いながら購入してきたのであった。

次の日から工作に入る。

◆雑誌の紙製の組み立て付録というのはワシの子供の頃以来である。

当時は「少年」という月刊誌と「少年画報」という同じく月刊誌が、競って今で言うペーパークラフトを付録に付けていた時代があった。

思い出すのは南極観測船「そうや」とか戦艦「武蔵」とかゼロ戦とか飛燕(ひえん)とかの紙模型で

いまだに軍国を引きずっていた時代であったなあと今は思う。

夢中になって作ったものである。

今も当時作った模型があれば立派であるが、いかにせい当時の紙に当時の印刷技術では残るはずもないと思う。

さて、付録をビニル袋から開けて並べるとこうなっている。

おお、細かくて精密な印刷だぞ。ワクワク・ドキドキするぞ

これらの部品を台紙から切り出して組み立てるとしよう

雑誌の後ろの方のモノクロのページに組み立て方の説明がある。

順序に従って組み立てていく。

はい、受話器ができました。

矢印の先42番の上部に切り取られていない約0.7mmの部分がある。これが所々にあって全体で台紙に止められている。

注意しながらここをカッターの刃で切り取っていくと部品が取れる。そして別の部品の42番の切り欠き溝に差し込むのである。

これを精密に順序よく作業していくのである。

折り紙と同様に「たにおり」「やまおり」に注意する。

こうしゅうでんわ だからテレホンカードも十円硬貨と百円硬貨の実物大の模型も紙でできている。

「じっさいには つかえません」と注意事項あり。

 

唯一プッシュ式ダイヤル?ボタン?は立派なプラ製、それに番号シールを緊張しながら貼っていく。

嬉しいことにこのボタンは押すと沈む工夫がされている。

ほらね、この感触も模型好きにはたまらないぞ。

下部から内部を見るとこんなになっている。強度面にも配慮がされている。

完成写真

テレホンカードを入れて話し、

話し終わって受話器を掛けると、なんとテレホンカードが自動的に下のスリットから戻って来るメカになっとる。

嬉しいヤツじゃ。

我ながら「とても良い」仕上がりだ。

朝日の記事によると、これまでにATMやJR東の自動改札機(さすがにこれは原寸ではないだろう)が、 また

講談社が発行している幼児向け雑誌「げんき」も、押しボタンのついた「しんごうき」や「ばすぶざー」などが付録になっているという。

うーん、これからは本屋に行ったら幼児向け雑誌コーナーにも注意しておく必要があるなあ。

書店員・・・・「ねえ、あのお爺さん時々来るよねえ」

       「ホントにキモイよねえ」

       「目、合わせないようにしようね」

       「店長に言っておくねワタシ」

 

 

 

 

 

 

 


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