【今日の 花図鑑】
WIDE君がその昔歩行者専用道路にしこたま植栽をした。
当時植物に興味のない大人上司たちは「植えすぎ」だとか「こんなに密植したのではお互いに成長せず枯れちまうぞ」と
批判的な意見が圧倒的多数出たが、「この歩行者専用道路の気候風土に合ったものが成長して、適していない種は自然に淘汰される」「これで良い」と立派な意見を通した。ワシも賛成意見を述べた。という思い出のある道がある。
WIDE君の意図したように、枯れるべきは枯れ、成長するものは大きくなっている。
先日歩いたら見慣れない花?木?がきれいな黄色の花を満開にしていた。そろそろ冬の近づくこの季節に珍しいこと。
さっそく職場に戻ってWIDE君に聞いたらば「自分は植えた覚えがない」と言う。
でも植物に興味のある彼はその花の咲いていることは知っていた。名前は知らないという。
「なんていう花だかしん」
WIDE君の奥方も、これまた草花に詳しいので電話で尋ねたが、
電話だけでは名前は分らないという。当たり前田のクラッカー。
今日彼がわざわざ花の持ち主に聞きに行ってくれたようだ。
その名前が何とここに書くのも恥ずかしい
「アンデスノオトメ」 だと、 ああ恥ずかしいほど乙女チックなそのまんま。
名前が分れば調べるのは簡単である。近年はインターネットという文明の利器がある。
【学名】Cassia カッシア 【分類】マメ科センナ属 原産地はブラジル国中部~アルゼンチン国北部
【和名】センナ 日本へは昭和の初期に渡来した。
【今日の花図鑑2】
ついでにWIDE君に以前から気になっていた花(木?)をもう一つ教えてくれと頼んだ。
それはこれ
川越し市は「川越し川」の扇状地に開けた町である。その扇状地の一番上流に当たる(ここから山です)集落に何故か数年前から庭先に咲いている。
冬に近く花の少ないこの時期に、ピンクの比較的大柄な花がワッサワッサと咲き誇っている。
WIDE君はこの花のことは知っているようであったが、なにせ60歳を超えるとすぐにモノが思い出せない病にかかる。
このため思い出すまで待つことしばし。
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分った「コウテイダリア」だ!
これもネットで検索する。
【学名】Dahlia inperialis
【別名】コダチダリア、テイオウダリア、ツリーダリア、インペリアルダリア
【分類】キク科ダリア属の多年草
【原産地】メキシコ
一つの集落に多数の花が咲いているのには理由がある
ワシの想像だが
この花は殖やすことがわりかし簡単なようである。
霜が来る時期に枯れてしまうのだそうだ、で茎がこのように竹の様になっている。
この茎を節ごとに輪切りにし(ちょうど竹の器の様にし)冬の間土中に埋めておくか、ピートモスにくるんでおき春に植え替えると
グングンと育ち2mから6mにまで成長して日照時間が少なくなる11月ごろに花をつけるのだって。
一軒の家で咲かせると近所のおばさまが「これ何の花きれいね」
「あら、簡単に殖やせるからあげるわ」
「あらあたしにもいただける?」「あたしも」「あたしも欲しいわ」ってな具合で蔓延するのである。
一種のパンデミック状態。
これでワシの疑問が2つもいっぺんに解決した。 ありがとうWIDE君
君こそ植物のテイオウダリヤ。
【今日の 一応訂正】
本日午後6時52分 WIDEさんからブログを見て、「訂正しろ」との電話あり。
「アンデスノオトメ」はそれでもよいが正確に言うと「ハナセンナ」だという。
ワシは「和名:センナ」と表記したが、一応訂正する。「和名:ハナセンナ」である。
話せんなあ。