おやじ特別便

ひまじんおやじの日常

引退後の一つの生き方

2015-11-01 16:28:54 | 食・レシピ

【今日の カツ丼】

早朝4時30分に突然電話が鳴った。深夜と早朝の電話は不吉な予感がする。

結果的にはそれほど深刻な事態になった訳ではなかったが、まあ急を要することであった。

そんなわけで昼飯を自分で作る気が無くなったので外食をすることにした。

千葉都市モノレールの車庫の近くまで車で行った。

 

と言うのは真っ赤な嘘で、漁村市インターチェンジの近くのトンカツ屋。

ここの店主が千葉都市モノレールの廃棄電車(モノレールも電車か?)を買ってきてトンカツ屋をしているのだ。

千葉都市モノレールは上野公園にあるのと同じ「懸垂式」である。懸垂式ってのは空中の1本の梁にぶら下がって走る方式のモノレールだ。

それが証拠に頭の上にデカイゴムタイヤがついちょる。

他に1本のレールにまたがって走る、羽田空港と浜松町を結ぶようなものは「跨座式(おざしきこざしき)」と言う。

中山間で茶園に物資を運ぶ簡易なモノレールも「跨座式」ですな。

 

入り口の電車のドアを手で両側にひらいて店?に入ればこうなってる。

シートをテーブルに替えてあるだけ。まるで元のままの車両だ。

写真を撮るのに一言断ったら「どうぞどうぞ」

「何なら運転席もどうですか」というので、お言葉に甘えて

トンカツ屋だから素人が運転席に入っても何の問題は無い。

余裕で写真をぱちぱち取らせていただく。

なんだかんだうろうろと撮影をしているうちにカツ丼が出来てきた。

味はワシには少し甘めだが肉は実に美味しい。900円也。

値段はまあ普通か。

 

途中で豊田ナンバーのバイクのお兄さんがやって来た、探してさがしてきた風でスマートフォンでこれまた内部を撮影してる。

わしは「運転席もお願いすれば入れますよ」と余計なお世話。

そいつは無断で嬉しそうにそこに入っていった。

この店はその世界では(モノレールマニア)良く知られたお店かも知れない。

肉が苦手な方も大丈夫。魚関係もありますから。

 

東南アジアで日本の中古の電車が第二の人生を送っていて、丈夫で故障しないと大変評判が良いと聞くが

このモノレールも第二の人生を幸せに送っているのである。

幸せと思っているのかどうか、電車はしゃべらないので不明であるが・・・・・・・・

そういうことにしておきたい。