おやじ特別便

ひまじんおやじの日常

ソーラーバルーンを作る

2014-01-20 12:45:36 | 日記・エッセイ・コラム
【今日の 科学の実験】

『マグデブルクの半球』 実験装置は、大気の圧力についての理解をさせるための実験。
今回作成したのは大気の温度変化による体積の変化についての実験装置だ。

つまり「空気を暖めると軽くなる」ことが目で見える、すぐに分る事が目的。

科学館のボランティア仲間のY親方に、以前、控えめに少しだけ「作ってみますね」と話したが
覚えているかしらん。

「作ってみますね」と言ったは言ったが、うまく出来ないとショーのプログラムに影響があるので
出来るまでは確約できなかったのだ。

①まずは設計
 半径1m、直径2mの球を計画した。材料は最初100均の黒色ゴミ袋でためしたが納得いかない。
 採用したのはホームセンターで売っている「野菜作りの必需品『菜園マルチ』」という厚さ0.02mmの
 ポリエチレンシート50m、およびニチバンのセロテープ幅12mm1巻の長さ35mを2巻。

②中学校地理の時間に、球体である地球を平面に投影する方法として、各種の「地図投影法」を勉強したが覚えているか。
 メルカトール図法とかモルワイデ図法とかサンソン図法などであるが(何?忘れちまっただと?しようが無いなあ)、これらのうち舟形多円錐図法と言うものを参考にして直径2mの球を作るのであるが、球を12等分にするため凸レンズの断面のようなパーツを12枚作るのである。

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最初に段ボールを近所のスーパーからいただいてきて展開し、実物大に作図する。
 
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③型紙が出来たら、「野菜作りの必需品『菜園マルチ』」シートを広げて上に段ボールの型紙を乗せて赤マジックインキで型取りし
 はさみでカットしていく。

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④12枚のパーツをそれぞれセロテープで貼り合わせる。
 口で言うのは簡単だが実際の作業は「野菜作りの必需品『菜園マルチ』」が0.2mmと薄くて取り扱いが難しいのと、球体になっていくので平面上では貼り合わせがかなり困難、手が何本も必要である。文句は言うが猫の手よりも上手な「連れ合いの手」を借りることにする。

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たまたま家に昔からあった超厚ボール紙製の紙筒(昔西武デパートで衝動買いしたものでゴミ箱として長年使っている)を台にして一応の球状を作っていく。

⑤貼り合わせたら完成。

下部の空気口からヘアドライアーで熱風を送風して、バルーンが膨らんで空中に上がれば完成。

無事に設計通り出来あがった。ヤレヤレ。

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それにしてもデカイ!天井にくっついちまった。
ここまでなんだかんだで2か月ほど経過してしまった。

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次回の科学館の会議で浮かせてみることにする。

そーら、ソーラーバルーンだぜ!ってね。