ほなさんの汗かき日記

かくれ肥満の解消に50歳を超えてはじめた健康徒歩ゴルフ。登場する個人名、会社名、内容はフィクションである。

クラブヘッドは二度音を鳴らす

2007年11月12日 | 日記
ショートコースに敷いてある緑のマットは
太陽と風雨にさらされ、見かけ以上に硬く
なっている。練習場のグリーンマットのよ
うにクラブヘッドをすべらせてくれること
はない。ボールの手前を叩くと、ヘッドが
跳ねる。この前は、上からヘッドが入った
らしく、金属のアイアンヘッドがトランポ
リンのように跳ね、自分の頭めがけて飛ん
できた。
あ!危ない。
ゴルフは、他人に打った球に当たるだけじ
ゃなく、自分のヘッドに襲われることもあ
るデンジャラスなスポーツだ。
し、知らなかった、、、。

この爺さんは、病み上がりだからクラブを
振り切れないといったが、球筋はどこまで
もまっすぐだった。本人曰く、
「もう振り切れんようになってしもうて、
球を置きにいっきょる。」
と謙遜した。私のように当たれば曲がる、
まっすぐ行くのはトップとダフリの時だけ。
なんてのに比べると、うらやましい球筋だ。

ダフリ症の私をK師匠は、
「トップとダフリに曲がりナシ」
と慰めてくれた。言われた時は全くその意
を理解できなかったが、これは真実だ。ボ
ールの手前の地面を打つダフリ。ボールの
横っ面から上を打つトップ。どちらにせよ、
ボールのほんの少し手前か先かを打つだけ
の違い、と簡単に考えていたら、私の場合
は、相当の幅であることがわかった。それ
まではダフリとトップの差は、ボール2個
分程度と思ってきたのだが、実は数十セン
チ以上もあるようなのだ。

レッスン番組は言っていた。練習場のグリ
ーンマットなら、5センチ程度のダフリを
打った本人は気付かないのだと。それで自
分で打つときに、神経を集中して聴いてい
ると、いつものドーンという大きな音=自
分でダフッたと判る音に混じって、ナイス
ショットでも打球音以外に、もうひとつ小
さな音がしていることに気付いた。ほなの
打球音は二度している。

練習場のグリーンマットが、ヘッドをすべ
らせてくれていたのだ。なんでふかふかの
グリーンマットの上なら、うまく打てると
感じていたが、トップ以外のナイスショッ
トも、本当は全部ダフリだったのだ。音は
二度していた。
背筋が凍る事実だ。

過去の練習はいったい何だったのか。数少
ないナイスショットと信じてきたものも、
残念ながら、そうではなかったと思うと、
心の中で何かが崩れてゆくようだった。
風に吹かれて、このままどこか遠く行きた
くなった。真実はいつも無情なのだ。

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1 コメント

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郵便配達は二度ベルを鳴らす (ほなさん)
2007-11-13 17:35:17
覚えてますか、1981年のジャックニコルソンのサスペンス・スリラー映画でしたね。郵便配達は一日に1回しかないはず、それが二度とはどうしてなのか。
ゴルフボールを打つ音も1度しかしないはず、それが二度していたので、思わずこの映画を思い出しました。背筋が凍りました。
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