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kan-haruの日記

風景・風物詩(B2) 夏の風物詩 浅草ほおずき市 その2

2006年07月21日 | 風景・風物詩
ほうずき市露店
観音さまのお参りを済ませてから、ほおずき市の露天を一巡りしました。露天の人気者は、千成りほおずきですが、現在は丹波ほおずきが主流となり、春先から江戸川などで栽培されます。
浅草ほおずき市は、観音堂の境内に立ち、本堂の両側から裏手の広場にかけてほおずき露天、金魚屋、風鈴、虫籠、燈籠等の商い店が400以上も並びます。例年では、ほおずき市の頃ともなれば梅雨もあけて急に夏らしくなるのですが、今年の7月9日はまだ梅雨は明けきらずに朝から曇り模様でしたが、日曜日にあたりましたので午前中から人出は多い(ほおずき市風景1風景2)ようでした。午後からは、浴衣がけの散歩がてらの人達で賑うことでしょう。
今は、あまり見られなくなりましたが、女の子がほうずきの赤い実をやわらかくもんで、種をぬき、水で洗って苦味をとり口にふくんで鳴らすのを見て、感心した記憶も遠い昔の想い出です。


浅草のれん会のホームページ「ほおずき市」をみると、ほおずき市は江戸時代は赤玉蜀黍(あかとうもろこし)を売る市だったそうです。この時期特有のモノの雷から守るには、雷と反し雷を除けるとされる赤い色・そして種実の多い植物が一番良いとされ赤玉蜀黍となったようです。しかし、明治のある年に不作の年があり、一軒の玉蜀黍屋も出なかったので、その年参詣客の要望で雷除けのお札(赤く描かれたお札に竹と言う組み合わせ)と玉蜀黍に変わる赤くて種のいっぱいあるほおずきが売られるようになったとあります。

浅草神社
浅草寺境内のほおずき市の露天の東側に接して、通称「三社様」・「三社権現」で親しまれている浅草神社があります。
五月の第3週の金・土・日曜日に行われる例祭は三社祭といい、江戸三大祭の一つとされております。

浅草神社の起源は、漁師兄弟(檜前浜成・武成)が隅田川で漁をしていたところ仏像が投網の中にかかり、土師真中知から観音像であると教えられて、真中知の自宅を寺としたのが浅草寺(日記その1参照)の始まりであります。真中知の歿後、真中知の子の夢に観音菩薩が現れ、そのお告げに従って真中知・真中知の歿後、真中知の子の夢に観音菩薩が現れ、そのお告げに従って真中知・浜成・武成を神として祀ったのが当社の起源であるとしている。を神として祀ったのが当社の起源であるとしています。
実際には、平安時代の末期から鎌倉時代にかけて、三人の子孫が祖先を神として祀ったものであると考えられているとしております。この三人の霊をもって「三社権現」と称されるようになりました。

現在の社殿は、徳川家光の寄進で慶安2年(1649年)に再建されたもので、先に焼失した「浅草東照宮」に祀られていた「徳川家康」が合祀されました。
明治の神仏分離により浅草寺とは別法人になり、明治元年(1868年)に三社明神社に改称、明治6年(1874年)に現在の浅草神社に改称されました。昭和36年(1961年)に拝殿・幣殿・本殿が国の重要文化財に指定されました。
神明型の石造りの大鳥居は、明治18年(1885年)に信者より寄進されたものです。浅草神社の狛犬は、かなりの大型で、天保七年(1836年)の石工の田町文五郎の作といわれてます。

人力車
三社様を参詣して、混雑を避け仲見世の裏道を通り雷門に出ると、沢山の人力車が観光の客待をしておりました。
人力車は、それまでの駕籠に替わって、明治から大正時代に徒歩よりも高速な移動手段として用いられた人を輸送する手軽な交通手段として急速に普及しましたが、最近では、各地の観光地で元気な若者が人力車を引いて近辺の観光案内をしてくれます。
とは云うものの、年配者にとってはなかなか乗り難いもので、2年ほど前に小樽での乗車体験が前にも後にも唯一のものです。

毎月1日付けのIndexには、前月の目次を掲載しております。(6月分掲載Indexへ)
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1 コメント

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見残し浅草寺 (iina)
2006-09-21 10:08:20
浅草寺は、次から次と催し物が多いです。

仲見世も季節によって飾りつけが変わり、いまは紅葉です。

さいきんは、浅草近隣を老若男女の一連さんが地図を

見ながら周遊する姿をよく見かけます。

とりあえず、見残し浅草寺境内をご紹介中です。
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