呉市交通局のボンネットバス

「昨日、呉（くれ）の大和ミュージアムへ『ヱヴァンゲリヲンと日本刀展』を見に行ったあと、呉駅前を歩きよったら…」







「おー、ボンネットバスじゃん」

「ほうなんよ。まだ現役で走りよるんじゃ」

「へー」









「ボンネットバスって、どうしてこんな愛敬のある顔をしとるんかね」

「このバスは、１９６８年（昭和４３年）式のいすゞ製ＢＸＤ３０型じゃそうな」

「ナンバープレートの「広島２」が、時代を感じるねぇ」

「こんなナンバープレートも、今じゃ見れんよのう」











「あれっ？　呉市交通局って、昨年（２０１２年）３月で営業をやめたんじゃなかったっけ？」

「ほうなんよ。バス路線は呉市交通局から広島電鉄に移管されたんじゃが、ボンネットバスだけは呉市産業部が所有しとるそうじゃ」



観光目的以外での運行としては、日本で最後までボンネットバスを使用していた事業者である。

（「呉市交通局」ウィキペディア）



「いつまで、路線バスとして走りよったん？」

「１９８５年（昭和６０年）までじゃそうな」

「で、今は？」

「呉の主要な観光スポットを巡る、呉探訪ループバス「くれたん」というのがあるんよ。このくれたんで、３月１６日から３１日までの土・日・祝日の期間限定で、このボンネットバスが走っとるんじゃそうな」







「？？？　この真ん中の字は、「木」って書いてあるん？」

「「木」じゃのうて、「市」。これは、呉市の市章じゃ」



呉市の周辺は九つの峰で囲まれているため、これを呉（九嶺）としてあやかり、カタカナの「レ」で九つの星形をかたどったものです。

（「市章」呉市ホームページ）



「真ん中の文字が「市」で、周りはカタカナの「レ」じゃったんじゃね」

「「レ」が９つ（ここのつ）あるけぇ、「９（く）レ＝クレ＝呉」なんじゃ」

「はー、なるほど…」





呉駅を背に走る




呉市内を走る





撮影日：２０１３年（平成２５年）３月２３日





↓ボンネットバスについての関連記事は、こちら↓

花の総合パレード　フラワーフェスティバル





「今日は、今も現役で走っている、呉市交通局のボンネットバスについて話をさせてもらいました」

「ほいじゃあ、またの」