通でがんす

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(旧ブログタイトル:通じゃのう)

元宇品

2023年04月15日 | 見て歩き
今年(2023年)5月19日から21日まで、
G7サミット (主要国首脳会議)が
広島で開催される。

主会場となるのが、広島市南区
元宇品町(もとうじなまち)にある
グランドプリンスホテル広島。

「元(もと)宇品」は、
「新しい宇品」と対比しての呼び方
なんじゃの。



↓G7サミットについては、こちら↓

「広島サミット県民会議」広島県



↓グランドプリンスホテル広島については、こちら↓

公式サイト グランドプリンスホテル広島





今日は、
元宇品
についての話でがんす。





「宇品」という地名は、
歴史に詳しい方なら
ご存じであろう。

広島にある宇品港(現:広島港)は
日清戦争(1894年から1895年)以降、
軍都広島の軍港であったことを。

多くの兵士たちがここから
戦場へ向かい、
そして帰ってきた。


1889(明治22)年、
宇品港が完成するまで、
宇品は広島湾に浮かぶ島だった。

宇品港を築くとき、
今の県道86号(通称:黄金山通り)の
県立広島病院あたりから南側、
宇品島までを埋め立てて作られたのが
宇品新開(しんがい)、
今の宇品である。

これに対して、宇品島は
「元宇品(または、向宇品)」
と呼ばれるようになった。

広島電鉄の市内電車・宇品線には
元宇品口(もとうじなぐち)
の電停もある。




(訪問日:2011年10月2日)


広島市に編入された宇品は、
それまでは安芸郡
仁保島村(にほじまむら)だった。

仁保島?
聞いたことのない地名じゃが…。

仁保島は、今の
黄金山(おうごんざん。
標高約220メートル)。

江戸時代に広島湾の干拓が進み、
仁保島が陸続きとなったことで
黄金山とよばれるようになった。



以下、余談。


宇品の地名は、
牛が伏せた形をしているところから、
牛ノ島、牛名島、牛奈島
と呼ばれていたのが、
「宇品」になったといわれるそうじゃ。




元宇品を北東方向から見たところ。
左奥に見えるのがグランドプリンスホテル広島
(訪問日:2018年2月11日)




↓元宇品については、こちら↓

元宇品町内会ホームページ



↓宇品港に凱旋してきた兵士たちを迎えた日清戦争凱旋碑についての関連記事は、こちら↓

鷹の記念碑の道標





今日は、
元宇品
について話をさせてもろうたでがんす。



ほいじゃあ、またの。

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