通でがんす

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(旧ブログタイトル:通じゃのう)

福屋稲荷大明神

2023年05月25日 | 見て歩き
先日、広島の百貨店
福屋八丁堀本店にあった
屋上遊園地について
話をさせてもろうた。



↓福屋八丁堀本店の屋上遊園地についての関連記事は、こちら↓

「子供天国 福屋にあった屋上遊園地」





その福屋八丁堀本店の屋上に
福屋稲荷大明神という名の
神社があるのを見つけた。





今日は、
福屋稲荷大明神
についての話でがんす。





正一位 福屋稲荷大明神

御由緒
御祭神 宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)

この小祠は昭和四年福屋が広島市で最初の百貨店としての開業にあたり総本社伏見稲荷大社より勧請いたしました
昭和二十年八月六日には原爆の罹災に遇いましたが戦後直ぐに復旧し今日に至っております
御祭神の御神徳は人々の生命を守り育ててくれる祖神、五穀食物の守り神、商売繁盛 商取引の守り神、一年中の幸福守護の神、人々の心を清め厄災を祓う神という五つの御利益により私達の日々の生活をお守り下さる神様です

どうぞ御自由に御参拝ください

(案内板より)




福屋は、今から94年前の
1929(昭和4)年10月1日、
今の八丁堀本店から
電車通りを挟んで北側あたりに、
広島で初めての百貨店として創業。

それまでの百貨店は、
たとえば三越のように
もとは呉服店だったものが多かった。

福屋のように
最初から百貨店として創業したのは、
まだ珍しかったという。

創業にあたって福屋は、
商売繁盛の守護神である、
京都にある伏見稲荷大社から
勧請(かんじょう。
神仏の分霊をほかの場所に移して
祀(まつ)ること)してきた。

御祭神である宇迦之御魂神
(うかのみたまのかみ)の
「宇迦」は「食(うけ)」を意味し、
五穀食物の守り神である。

稲荷神は、
その名に「稲」とつくように、
もとは五穀(ごこく。
米、麦、粟、キビ、豆)
などの食べ物を司(つかさど)る
穀物神であった。




稲荷=キツネ
を思い浮かべると思うが、
キツネは稲荷神そのものではなく、
その眷属(けんぞく)、
神の使いである。



↓伏見稲荷大社については、こちら↓

伏見稲荷大社





福屋稲荷大明神の前に
「正一位(しょういちい)」
という位がつけられている。

正一位は、
神様や人に対して
朝廷からつけられた最高の位で、
伏見稲荷大社も
正一位を与えられた神社のひとつ。

しかし、
ほかの神社と違っているのは、
その分社までが
正一位と名乗ってよいこと。

そこから、
正一位は稲荷神社の別称になった。





以下、余談。


広島で有名な稲荷神社のひとつが、
市内の円隆寺(えんりゅうじ)にある
稲荷(とうか)大明神。

「稲荷」を「いなり」ではなく
「とうか」と読ませる。

ここでは毎年6月の第一土日に、
浴衣の着初めの日とされる
「とうかさん」
と呼ばれる祭が行われている。



↓とうかさんについては、こちら↓

お寺の『とうかさん』とうかさん公式ホームページ





訪問日:2023年5月1日






今日は、
福屋稲荷大明神
について話をさせてもろうたでがんす。


ほいじゃあ、またの。

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