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Amadeusの「京都のおすすめ」 ブログ版(観光)
地蔵院 椿寺(北野散策16)

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写真は、五色八重散椿と枝垂桜
北野天満宮から来た場合、北野白梅町で左折します(簡易地図)。
次の信号が西大路一条で、ここを左折します。
すぐの右手に表門があります。
表門を入った右手に庫裏、その奥に本堂があります。
本堂の前には、ここの1番の見所である五色八重散椿があります。
通常の椿は散る際は花弁が丸ごとゴソッと落ちますが、これは一枚ずつハラハラと散るのが珍しいようです。
しかも左手奥には控えるように見事な枝垂桜があります。
3月終わりから4月初旬に共に咲くため、非常にきれいです。
参道をまっすぐに進んだ奥の正面には地蔵殿、右手には観音殿があります。
さらに地蔵堂と観音堂の間から奥に進むと、L字に曲がり中庭があります。
椿の時期には、この中庭に椿が鈴なりに咲きます。
正月3が日
1/1~1/3は、本堂の本尊 五劫思惟阿弥陀如来像と、観音堂の十一面観音菩薩像が開帳されます。
拝観は無料です。
観音堂は開いており、内陣中央に慈覚大師作とされる十一面観音菩薩像が、脇侍は左手が雨宝童子、右手が春日龍神がお祀りされています。
庫裏に行って声をかけると上がらせて頂けて、左手の廊下から本堂に入ります。
本尊の五劫思惟阿弥陀如来像がお祀りされています。
五劫思惟阿弥陀如来といえば、その髪型が特徴的で、あわゆる”アフロヘア”です。
なお8/16には中には入れないものの本堂の扉が全開になっており、遠目には五劫思惟阿弥陀如来像が見えました。
地蔵盆
8/23と8/24は地蔵盆です。
観音堂の十一面観音菩薩像に加えて、地蔵堂も開扉されています。
正面には地蔵菩薩像がお祀りされており、お堂の側壁には千体地蔵がお祀りされています。
お彼岸
春と秋のお彼岸では、観音堂の十一面観音菩薩像が開帳されています。
12/14
赤穂浪士の討ち入りを援助した堺の商人、天野屋利兵衛の木像がこの日だけ終日公開されます。
表門に「天野屋利兵衛像公開」と書いてあります。
観音堂の右手に開扉したお厨子が設置され、天野屋利兵衛像にお参り出来ます。
2025年の京の冬の旅で上記すべてが一気に御開帳されました。
本堂に正面から入り、五劫思惟阿弥陀如来像にお参り。
内陣左手に天野屋利兵衛像が展示してありました。
本堂の左手より屋内移動で観音堂へ入り、内陣の十一面観音菩薩像にお参り。
堂内左手には閻魔天と火天が描かれた旧北野天満宮多宝塔の扉が展示してありました。
本堂から出て、地蔵堂は外から御開帳をお参り。
奥右手の墓地に進み、突き当りを右、そしてさらに突き当りの右手に天野屋利兵衛のお墓がありました。
コメント ( 8 ) | Trackback ( )
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枝垂れ桜と椿が主役の座を譲り合っているような、それはそれで贅沢な季節なのですね。
雨上がりのせいでしょうか、竹の緑も美しいですね。
桜が少し早かった印象でした。
この時期の北野に行かれるなら、一目見ておかないともったいないです。
地蔵院はこちらですか・・・、私はまだ訪れたことがありません。
でも、なんだか点と点が繋がった気がして嬉しいです。(すみません・・完全な自己満足です^^)
いつか見に行きたい場所ですね。
そんな絵画があるのですね。
覚えておきます。
>点と点が繋がった気がして嬉しいで
それこそが”知る喜び”ですね。
そうして知識が”立体化”していくんですね。
そ・れ・と!
ここに書いて申し訳ないですが、今日の16:00は0:00と内容を入れ替えました。
火急の案内があります!
乞うご期待!!!
この冬は寒いので、うちの近所では開花が遅れ気味ですが、京都のほうはいかがでしょうか?
この種類の椿は、確か木が大きくないと
色分けして咲かなかったような記憶があります。
こちらの木は大きいから、
何色か色違いの花が楽しめそうですね。
春先は京都以外の場所へ行くことが多く、
今年も予定を色々立ててしまったので、
来年の春には訪れてみたいです。
まだ椿の花を意識してみていないので分かりませんが、3/9は有給休暇で拝観日なので、その際に確認できると思います。
また次回に京都にいらしてください。
花弁ごとポトリと落ちるか、一枚一枚花びらが散るかで見分けていたのですが、
椿でも、一枚一枚ってことがあるのですね。。。
初めて知りました。Amadeus様、ありがとうございました。
3月から4月に北野周辺に行かれる方は多いと思いますが、こういう所は漏れ勝ちですよね。
こういう事態が起こるので、「散策シリーズ」が出来たんです。