雪だるま倶楽部

日々を離れ
日常から脱却した世界
そんな風景を切り取っています

釈迦堂さん(清涼寺)

2007年12月20日 | 京都散策
遅ればせながら

ようやく

雪だるま倶楽部でも紅葉の紀行紹介となりました

世間ではもう落葉も終わり
冬が到来していますが、そういえば今年の秋はこんなだったな
そう思い出してもらえれば
そう思います

さて今年の紅葉散策
スタートは嵯峨嵐山
清涼寺から始まりました

   

釈迦堂さんの愛称で知られるお寺
融通念仏の道場

一人一切人 一切人一人 一行一切行 一切行一行 十界一念 融通念仏 億百万編 功徳円満

      

境内
書院前の楓も見事に紅葉
早朝、紅葉のアーチの下を歩き日々の雑多を忘れます

        

阿弥陀三尊を本尊とする棲霞寺
釈迦如来を本尊とする清凉寺

        

清涼寺は元々、嵯峨天皇の皇子左大臣源融の別荘「栖霞観」があった場所
源融が生前に造立発願して果たせなかった阿弥陀三尊像
子息が源融の意思を次ぎ、阿弥陀三尊像を造り
安置した阿弥陀堂を棲霞寺と呼ぶことになります

その後、重明親王妃が新堂を建て、等身大の釈迦像を安置
釈迦堂さんの名は
この事実に基づいて名付けられたもの

  



    

本堂から先、庭園拝観ができます

    

色付いた楓の素晴らしさに見惚れ

    

  

回廊を先へと進むと

  

小堀遠州作庭と伝えられている庭園が待っています

  

彼の作庭はいつも
紅葉が引き立つように設計してあるように思えます

    

夏ではなく
秋の一時に庭園の素晴らしさを集約させて造園する

そんな風に思えます

        

帰り道、回廊に戻ってくると
回廊越しに見える紅葉がとっても素晴らしい

    

清涼寺いい場所です

      

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4 コメント

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こんばんは~ (miko)
2007-12-20 17:12:39
若かった頃は紅葉は好きではなくて、
それは、この土地の、これから閉ざされた冬がやってくる前の季節だから・・・
というせいかもしれないけれど、
今になると紅葉の素晴らしさも感じられるようになりました。

新緑も盛夏の頃も紅葉も葉の無い季節も
それぞれに美しさを感じます。

赤い楓、色付く様子を想像して作られた庭園だとすると、
そのイマジネーションってすごいですよね~
回廊越しに見える紅葉などと、なかなか想像できない。

亡き祖母は華道をやっていましたが遠州流でした。
このようなお庭をおばあちゃんに見せてあげたかったなぁ。なんて思いました^^;


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mikoさんこんばんわ (雪だるま)
2007-12-20 19:29:31
冬の到来を告げる紅葉
長く厳しい冬を連想させるので嫌い

よーく判ります

因みに、雪だるまは同様の理由で桜が嫌いでした

春夏秋冬
花鳥風月

日本には四季というものがあるから美しいのですよね

京都の庭園は日本人の心をよく表現しています
そこに佇むだけで
ただ眺めるだけで
自然と懐かしさが込み上げて来きます

ああ
日本人だったのだなって
感じますね
返信する
寄ったらよかったぁ (marumo)
2007-12-21 23:01:31
先日、大覚寺に向う際
門前を通ったのに…境内通り抜けてもよかったなぁ
ちょうど、「あの事故」後で
山門が大変なことになっていたので
外周を歩いていってしまいました・・・
素敵な境内なのに…惜しいことしたわ。
また行こっ
返信する
marumoさんおはようございます (雪だるま)
2007-12-22 06:24:19
清涼寺の事件
新聞で見ました
とっても残念

清涼寺
ちょっと境内を覗くと
あまり良い風景が少なく立ち寄るの止めようかな?
って考えてしまいますが
ここのメインは本堂の裏手なんですよね
返信する

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