雪だるま倶楽部

日々を離れ
日常から脱却した世界
そんな風景を切り取っています

元興寺

2016年11月30日 | 奈良散策
平城京遷都で



飛鳥の地から
平城の地へと
移った折



法興寺は
元興寺へと改名した



ススキが穂を伸ばすころ



本堂前の
石仏も
夏が去る憂いに揺れていた





東大寺
興福寺に匹敵する
大寺院であったが



中世以降は衰退し



今日では
ならまちの一角にその姿を留めるのみである

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東大寺

2016年11月28日 | 奈良散策
金光明四天王護国之寺



詔が発せられたのは
天平15年



大仏の鋳造が始まったのは
天平19年



国力を尽くしての造営



大仏開眼会が挙行されたのが
天平勝宝4年というから



鋳造開始から
5年の歳月を費やしたことになる



幾度かの兵火で
大仏も大仏殿も焼失し



荒廃と復元を繰り返している



日本伝統美の風景が此処にあった

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二月堂

2015年10月13日 | 奈良散策
十一面観音を本尊とする仏堂



修二会



日本の仏教寺院で行われる
法会のひとつ
別名、修二月会



そこから
二月堂の名前が付いた



かつて
旧暦2月1日から15日までの期間
行われた行事



練行衆と呼ばれる
精進潔斎した行者



自ら
過去の罪障を
懺悔



そして得られる
興隆仏法
天下泰安
万民豊楽
五穀豊穣





営々と続けられる行事を
同じくその昔から取り囲むように
同居し続ける鹿たちは
どう見ているのだろう

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春日大社

2015年10月09日 | 奈良散策
中臣氏の氏神を祀る神社



全国に1,000社はあるという
春日神社の総本山



武甕槌命が白鹿に乗ってきたとされ
鹿を神使とするため



境内には鹿が
自由気ままに生息している



お辞儀をする鹿



訪れる観光客が
鹿のえさを与える姿が
あちこちで見られる



藤原不比等が
氏神である鹿島神を



春日の御蓋山に遷して祀り
春日神と称したのに始まる



ユネスコの世界遺産
訪れる価値はある

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志賀直哉旧居

2015年10月07日 | 奈良散策
別名
高畑サロン



白樺派の文豪



志賀直哉の旧居である



暗夜行路は
ここで執筆された



数寄屋風の造りの屋敷



しかし
建物の一部には
洋風の様式も取り入れられており



当時としては
斬新的で画期的な屋敷だった



転居好きだった志賀直哉



その彼が
9年の月日を過ごしたのが
この高畑サロンだ

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新薬師寺

2015年10月05日 | 奈良散策
華厳宗の寺院



奈良時代に
南都十大寺の1つに数えられた
由緒ある寺院



奈良時代の十二神将像が有名



東大寺要録には



光明皇后が
夫聖武天皇の病気平癒のため
この寺院を建立したと記載がある



薬師如来の住まう寺院



そして
眷属である十二神将が



この寺院を守る



薄く暗い本堂で
神々に拝謁する魅惑
ぜひとも訪れて欲しい寺院である

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ならまち

2015年10月02日 | 奈良散策
元は
平城京の外宮



かつては
寺社が建ち並んだ一角



奈良町都市景観形成地



ふらりと



目的無く彷徨う



寺内町の様相



自然との協和





この町は
いつまでもこのままで
あってほしいものである



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生駒聖天2

2015年09月07日 | 奈良散策
ここは
役行者よって開かれた
修験道場



時代は
飛鳥



かの天才空海もここで修行したと伝えれており



当時は
都史陀山
大聖無動寺と呼ばれていた



その後はかなり寂れたようで



正式に
こちらに寺院を設けたのは
先の記事にあった
江戸期のこと



商売の神として
大阪商人の信仰を集めたそうだ



かつては
登山の様相で訪れた寺院も



今日ではケーブルカーで容易に訪れることが出来る
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生駒聖天

2015年09月04日 | 奈良散策
標高600mを超える



大阪府と
奈良県を隔てる
丘陵性の山脈



その山麓に



真言律宗大本山の寺院がある



湛海律師



1678年の開基



本尊は不動明王



独特の景観



境内には
線香の煙が立ち込める



続く
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近鉄生駒鋼索線

2015年09月02日 | 奈良散策
通称
生駒ケーブル



鋼索線とは
ケーブル線の意



宝山寺線と
山上線の二区間に分かれている



総延長約2km



ケーブル線としては大変珍しく
住宅街を通過するため
途中に踏切がある



そしてケーブル線としては
ほかにあまり例のない
起終点駅を含め5駅ある



中間の宝山寺駅まで



生駒山上駅までは
乗り換えとなる



山上線は未だ乗車したことは無いが
宝山寺線と比べ
傾斜ははげしく
乗車意欲に駆られる

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生駒山 岩屋の滝

2015年02月13日 | 奈良散策
生駒ケーブル
梅屋敷駅

山頂までの直行便は通過する駅を
下車して徒歩1分ほど



見えてくるのが
この風景





先の記事でも
伝えたが
元々この周辺は
修験道場



宝山寺は寺になったが
山腹には
未だ
修験の風景が残されている



こちらは
観光地ではなく
今でも現役の修験道場



入口の無料休憩所で
白衣に着替え
滝行を準備する人の姿も伺える



独特の風景を
ほんのわずかの時間で撮影



さて
余所者は去るとしよう

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生駒山 宝山寺

2015年02月10日 | 奈良散策
生駒山の
修験道場



その当時は
都史陀山 大聖無動寺と呼ばれていたらしい



宝山寺と称されるようになったのは
江戸時代
延宝年間のころ



歓喜天を祀り
湛海律師が再興したことで
この寺の歴史は始まる



寺であるのに
山門前には
立派な鳥居もある
不思議な寺である



商売の神様として
浪速の商人に信仰され



今日でも
年間3百万人の参拝がある



時折小雨の降る中
奥の院まで



もとは修験道場のこちら
小雨の下の風景が
とても似合うと
そう感じた

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生駒ケーブル

2015年02月06日 | 奈良散策
近鉄生駒駅から
徒歩2分ほど



生駒ケーブル
鳥居前駅



ここから
生駒山上駅までの区間
正式には
生駒鋼索線と呼ばれるケーブル線がある



ケーブル路線なのに
踏切のある独特の路線



鳥居前駅から
宝山寺駅間の
約0.9㎞を利用



宝山寺駅から
生駒山上駅までの区間は
山上線と呼ばれ
乗換となる



初詣ともなれば
多くの人で賑わうのだろうが
この日は閑散としていた



停車する
車両もどこか悲しげ



この駅から宝山寺まで向かうのだが
その行程で
梅屋敷駅を徒歩で訪れた



なんとも言えない
独特の雰囲気の駅であった
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吉城園

2013年10月25日 | 奈良散策
先に紹介した
依水園と



吉城川を挟んで隣接する吉城園



元は
興福寺塔頭
摩尼珠院があったとされる場所に
この庭はある



摩尼珠院は荒廃したようで
明治時代には
この庭園一帯の地域を
実業家が邸宅として購入



屋敷や庭園は
その実業家が造作したと伝えられる



苔に覆われ
木々に空を囲われた
緑の空間



茅葺の茶室が
良いアクセント



奈良公園周辺を訪れるのなら
先に紹介した
依水園とこちら吉城園は
訪れてみるといい



京とは少し違う
自然との融和を見ることができる

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依水園

2013年10月21日 | 奈良散策
奈良東大寺のひざ元の地に



国の名勝に指定された
池泉回遊式庭園がある



依水園と呼ばれる庭園がそれだ



こちら
前庭と後庭とに分かれているが
そのどちらもが
寺院庭園ではない



前庭は
晒職人であった
清須美道清が作庭した庭園であり



後庭は
明治時代の実業家
関藤次郎が造作させた庭園である



この二つの庭園を
1939年
海運業者である中村家が買い取り
整備したのが今日の姿



1969年には
寧楽美術館を併設
中村家の所蔵美術品を展示している



若草山
東大寺南大門などを借景にした風景は



如何にも奈良らしい雰囲気を醸し出してくれる
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