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白山ちどりのblog

山と鳥に明け暮れる毎日

ガンカモ調査 邑知潟

2018年01月08日 | 
毎年、成人の日に実施するガンカモ調査、私の担当は邑知潟。

年々、調査員が減り、今年は3人。私も、そろそろ、担当を譲りたいが、引き受ける人がいない。

だが、年の初め 邑知潟の堤に立って、湖面の向こうに広がる眉丈山の、その名のように眉を引いたように細く長く伸びた山並みを見ると、来年もまた来ようと思う。

”之乎路(しおじ)から 直(ただ)越え来れば 羽咋の海 朝凪ぎしたり 船楫(ふねかじ)もがも”  ―大伴家持―(巻十七-四〇二五)

家持が伏木から氷見に出て、まっすぐ志雄街道を越えて来ると、羽咋の海があった。
山越えして、初めて見る湖景に、海と見まごうのも、うなづける。

湖水を干拓したのは人の業、鳥たちは有史以前から、この地を往来している。
鳥が休息し、採餌するため邑知潟に降り立つのは、DNAに組み込まれている。

だから、鳥たちのために調査を続けるか。



犀川上流鳥類調査

2018年01月07日 | 
毎月行っている犀川上流の鳥類生息調査。
今年からは、日本自然保護協会が推進する、モニタリングサイト1000 里地調査に登録して、全国の仲間と連携して、統一した調査票を使い、マニュアルに沿って自然環境を調べることになった。
調査地は、金沢市法島の石川こども交流センターから犀川上流に向かって貝殻橋までの約1.5km、鳥類を主に調査する。

貝殻橋まで来ると、川幅は狭くなり、急流となる。


途中の公園では、カワセミも見られる。

今日はお天気にも恵まれて、イカルチドリ、カワガラス、それにきれいなハイタカまで観察された。

鳥見納めは樹木公園

2017年12月30日 | 
今年1年、鳥を見る為、いちばん良く通ったところと言えば、やはり、鶴来樹木公園だろう。先日来の積雪で入れなかった駐車場も、白山さんの初詣に備えてきれいに除雪されていた。
園内は積雪10cmほど、遊歩道を長靴で歩いて見た。残念ながら、めぼしい鳥はいなかった。ヤマガラ、シジュウカラ、コゲラなどいつもの鳥たちだけ。





世相はともあれ、穏やかな年末である。


クマの爪痕

2017年11月26日 | 
お天気さえ良ければ、朝は鶴来樹木公園を一回りして、鳥を見ているが、今朝は柿の木に新しいクマの爪痕が見られた。


11月に入って、公園内の柿の木畑にクマ棚が出来ていたが、いよいよ園内を広く歩き回り出したようだ。



犀川野鳥調査

2017年07月09日 | 
月に1回行っている犀川上流の野鳥生息調査。
朝7時から開始したが、こども交流センターから歩き始めて8時頃になるともう暑い。木陰で休憩しながら貝殻橋まで鳥をカウントしながら歩いた。



イカルチドリ、コチドリもいたが、ゴイサギ、ダイサギも濁流の傍で餌を待っていた。
参加者は9名、調査が終わった後、野田山へ移り、ミサゴ、オオタカ、サンコウチョウ、アカショウビンを観察した。



厳寒の能登、味覚と鳥を求めて

2017年02月06日 | 
毎年訪ねる、間垣の里、輪島市大沢の宿。
採れたばかりの、かじめは馥郁たる磯の香りに満ちて。


したたか飲んだ翌朝は、温かい石で乾かした岩ノリ。


千枚田


阿岸・本誓寺



須須神社


寒波とともに南下してきたユキホオジロ。


帰路、立ち寄るのは中島の焼き牡蠣。


兼六園の鳥

2017年01月13日 | 
黒い雪雲に包まれ、時折り降る小雪の中、兼六園を訪れる観光客の声の多くは外国語だ。
園内は、いつもと変わらない賑わいだが、霞ヶ池の下、黄門橋の辺りは静かで、苔の上にアトリが群がっていた。
シジュウカラ、ヤマガラ、シロハラも雪で覆われる前にと、急いで地表の餌をついばんでいるようだ。
公園を出たところで、比較的珍しい鳥、オジロビタキが見られ、垣根と苔の庭をしきりに行き来していた。

ガンカモ調査

2017年01月09日 | 
毎年、成人の日に行っているガンカモ調査、雨の予報が何とか持ちこたえて暖かい日差しと無風の状態で無事終えることが出来た。


能登の邑知潟には、コハクチョウが1300羽余り集結しており、湖面をねぐらにしていたのだろう、調査の開始時刻9時になっても飛び立たず、クァオクァオと鳴き交わしていた。

犀川野鳥調査

2016年11月19日 | 
毎月、犀川上流で野鳥の種類と個体数を調査している。
今回も、ちょっとびっくりの様子が観察された。

イカルチドリというチドリの仲間だが、なんと、12羽が一緒に集まって、中州で休息していた。冬になると、分散していたイカルチドリが集結する習性があると聞いてはいたが見るのは初めて。

写真には5羽が収まっている。





犀川上流野鳥調査

2016年10月15日 | 
毎月行っている野鳥の生息数調査だが、今日は珍しい光景に出会った。

収穫を終えたブドウ園に、ツツドリが1羽いて、みんなで双眼鏡を覗いて見ていたら、大きな青虫、長さ10cm、太さ1cm以上あっただろう、を捕らえて、やがてそれを飲み込んでしまった。数分間は飛び立てずにぶどう棚に止まったままだった。

川面にはコガモが6羽、1列になって浮かんでいた。





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