白山ちどりのblog

山と鳥に明け暮れる毎日

華麗なる競演

2024年02月22日 | 音楽

ファリアの「恋は魔術師」の舞台は圧巻だった。中村壱太郎は歌舞伎の女形、片や、オペラのメゾソプラノ歌手 秋本悠希 二人の女の舞は妖艶で美しい、演奏はオーケストラ・アンサンブル金沢。前面に張り出した、能舞台で華麗で艶やかな舞を演ずる。
演出は野村萬斎、狂言でもない、歌舞伎でもない、新しい音楽劇と言えよう。
金沢の音楽堂だから、実現した。『萬斎のおもちゃ箱』今回は2回目。ぜひ 続けて欲しい。
<





圧巻のチェロ演奏

2023年01月07日 | 音楽

今日のOEK ニューイヤーコンサートは、宮田 大のチェロ演奏に度肝を抜かれ、後半のベートーヴェン第8番は一陣の風が吹き抜けるように、あっという間に終わってしまいました。

演奏終了後には、コンサートマスターのアビゲイル・ヤングさんをはじめ、スタッフの方々がお土産を手渡しされるという、今までに無いサービスでした。

お家に帰って包みを開いたら、大きなどら焼きでした。

 

 

 


森のコンサート

2019年04月20日 | 音楽
ルドヴィート・カンタさんの演奏会があると言うことで、津幡の石川県森林公園へ行って来た。

今年はトリオの演奏でピアノは鶴見 彩さん、ヴァイオリンのシドレ・オヴシュカイテさんが加わって、狭いホールは、華やかな音の競演で充満した。

カンタさんのチェロは低音は腹の底に響くし、高音はヴァイオリンの音のように細やかだ。

硝子の向こう、芝生にはアカハラが餌をついばんでいた。

ビアソラのブエノスアイレスの春は今日のお天気にピッタリ、うっとりと聞き入った。





OEKのふだん着コンサート

2014年06月15日 | 音楽
オーケストラ・アンサンブル・金沢のメンバーが音楽堂を出て、金沢市民芸術村で演奏するという、毎年恒例の催し。

いつも、ここで石を彫っているので、ほぼ見ている。今年は団員一人ひとりが出身地などを披露されたので、演奏曲目は多少、少なかったが、オープンスペースいっぱいの観客とは、より和やかな雰囲気となった。



タクトを振って見ようは、やはり人気がある。

ミニ・コンサート

2013年03月06日 | 音楽
オーケストラアンサンブル金沢の演奏会では開演前、ミニ・コンサートが開かれる。
生の演奏がすぐ近くで聴くことが出来、今宵は特にチェロとコントラバスの二重奏で、低音が床を伝ってずしんと響いてきて心地よかった。
演奏会では、毎回野鳥の会の仲間や昔の高校の恩師など、馴染みの顔が見られるので、幕間の交流もまた楽しみである。

一杯ひっかけOEKへ

2012年11月21日 | 音楽
開演30分前に、立ち飲み酒場「大笑」で焼き鳥とお酒を仕込んで---誠に不謹慎ながらこれがいつものコースなので---オーケストラ・アンサンブル・金沢の演奏を聞きに行ってきた。

今日の歌劇カルメンはOEKにしては、バッハの「マタイ受難曲」以来の画期的、歴史的公演であった。
冒頭、いきなり兵士と女性の流麗なダンス、日頃歌劇歌手のぎこちない仕草に辟易している我々には、思わず舞台に引き込まれる効果があった。舞台装置も簡素化されてすっきり、狂言師茂山あきらの演出は、シテとワキを配置して観客の視線を巧みに誘導し、退屈させない。

間奏曲ごとのダンス、狂言回しなど新しい歌劇の誕生を見た。次はヴェルディの「アイーダ」をこんな演出でお願いしたい。

プレ・コンサート

2012年07月25日 | 音楽

オーケストラ・アンサンブル・金沢の定期公演では、毎回本番の前にロビーでミニ・演奏が開かれる。

今日は久しぶりにチェロのカンタさんが加わっていて、その重厚な響きを間近で耳にすることが出来た。

2階で聞いていたが、こちらの方が音響効果が良く、人も少なくて落ち着けるようだ。

ミンコフスキの指揮、クルト・ヴァイルの交響曲第2番はエネルギッシュ且つ切れのよい演奏で暑さも吹っ飛ぶさわやかな気分にさせてくれた。


普段着コンサート

2012年06月24日 | 音楽

毎年、金沢市民芸術村で開催されるオーケストラアンサンブル金沢のメンバーによる出前コンサートだが、もう15年目になるという。

たまたま石を彫りに来ていたので、ついでに覗いてみた。人気があるのは、オーケストラを指揮してみようというプログラムで、曲はラデッキー行進曲と美しく青きドナウのどちらかを選ぶ。

子どもたちの指揮棒に合わせてゆっくり演奏したり、逆に指揮を促すように演奏者がリードしたり、美しい音色が、蒸し暑い階段ホールに充満して、楽しいひと時だった。


プレコンサート

2012年03月23日 | 音楽
オーケストラアンサンブル金沢の定期公演に行って来た。
楽しみなのは、開演前に開かれるプレ演奏である。ポピュラーな音楽を、リラックスしながら聴ける。演奏者の解説をまじえて打ち解けた雰囲気で演奏され、こちらもビールを飲みながら、生の音を間近で楽しむことが出来る。
本番ではバンベルク交響楽団の器楽演奏が手馴れたもので、酔いもまわってきたせいか、さすがに心地よかった。

twitter