
今日のオーケストラアンサンブル金沢の定期公演は、ピアノ界の新星、亀井聖矢(まさや)の演奏とあって、観客席はほぼ満席。
彼の演奏、サン=サーンスのピアノ協奏曲 第5番 へ長調OP103 「エジプト風」が終わるや、嵐のような拍手。数人の女性ファンは、舞台の側にかけよって拍手をしていた。
確かに、彼の演奏は流麗で、力が、こもっていた。
小編成のアンサンブル金沢との競演だったから、ピアノが目立ったのかもしれない。
今日のOEK ニューイヤーコンサートは、宮田 大のチェロ演奏に度肝を抜かれ、後半のベートーヴェン第8番は一陣の風が吹き抜けるように、あっという間に終わってしまいました。
演奏終了後には、コンサートマスターのアビゲイル・ヤングさんをはじめ、スタッフの方々がお土産を手渡しされるという、今までに無いサービスでした。
お家に帰って包みを開いたら、大きなどら焼きでした。
オーケストラ・アンサンブル・金沢の定期公演では、毎回本番の前にロビーでミニ・演奏が開かれる。
今日は久しぶりにチェロのカンタさんが加わっていて、その重厚な響きを間近で耳にすることが出来た。
2階で聞いていたが、こちらの方が音響効果が良く、人も少なくて落ち着けるようだ。
ミンコフスキの指揮、クルト・ヴァイルの交響曲第2番はエネルギッシュ且つ切れのよい演奏で暑さも吹っ飛ぶさわやかな気分にさせてくれた。
毎年、金沢市民芸術村で開催されるオーケストラアンサンブル金沢のメンバーによる出前コンサートだが、もう15年目になるという。
たまたま石を彫りに来ていたので、ついでに覗いてみた。人気があるのは、オーケストラを指揮してみようというプログラムで、曲はラデッキー行進曲と美しく青きドナウのどちらかを選ぶ。
子どもたちの指揮棒に合わせてゆっくり演奏したり、逆に指揮を促すように演奏者がリードしたり、美しい音色が、蒸し暑い階段ホールに充満して、楽しいひと時だった。