白山ちどりのblog

山と鳥に明け暮れる毎日

兼六園探鳥会

2008年04月29日 | その他
毎年昭和の日の祝日に、兼六園で探鳥会が行なわれている。
20年以上同じ日に同じ場所で観察される鳥の種類を記録しているので、金沢市の中心部に生息する鳥の動向を知るうえで貴重な記録となっている。
種類数は34種で例年よりちょっと少なめだった。
参加者は地元テレビの取材もあって51名と多かった。
10数羽のヒレンジャクが見られたり、園内の2箇所でカワセミが現れたりで初めての参加者や子供たちにも楽しめた探鳥会だった。

渡りの季節

2008年04月27日 | その他
先日から近くの都市公園に珍客が現れて、1日中付き合っている。

東南アジアから北海道以北へ渡る途中に立ち寄った渡り鳥でノゴマという、赤いエプロンが目立つ端正な風貌の鳥である。

散歩の人たちが行き来する公園の植え込みに潜んでいて、時折り芝生や岩の上に出て来る。

ほかにオオルリ、キビタキ、クロツグミ、サンショウクイなどの夏鳥も顔を見せ、公園の外へ一歩も出ないのに楽しませてくれる。




七つ島

2008年04月22日 | その他
輪島港から25km、船で1時間ほどの距離に七つ島がある。

ここに棲息するカンムリウミスズメの調査で大島と荒三子島の2島に上陸した。
荒三子島はちょうど菜の花が真っ盛りで草地は黄色に染まっていた。
草地はほんの一部でほとんどが切り立った崖地で、この崖に取りすがりながら岩棚に営巣跡が無いか探すのである。

渡り鳥が交錯する時期でありツグミ、アトリ、マヒワなど冬鳥といっしょにクロツグミ、キビタキなど夏鳥も多数見られた。

雪の加越国境

2008年04月15日 | その他
残雪の山は魅力が多い。ブッシュを気にせずまっすぐ目的地へ直登できる。
春の山は雪が堅く、軽アイゼンを準備すれば歩き易く適度のクッションがあって心地よい。

加賀と越前の国境に位置する取立山は関西からも登山者が訪れる人気の高い山である。
頂上から見る白山は抜群である。お天気が良く別山も一望できた。

白山麓の雪解け

2008年04月09日 | その他
白山山麓では3月末に雪が降り、山へ入る林道は未だ閉ざされているところが多い。

ところどころ雪の残る林道を歩いて登る。
谷筋ではミソサザイがけたたましく鳴き、杉のこずえにはマヒワが群れている。

ゴジュウカラの声は春を呼ぶ歌である。このさえずりが聞きたくて山に入る。

頭上にクマタカが1羽現れ、ゆっくりと旋回し始めた。翼いっぱいに気流を集め羽ばたくこともなく、周りを睥睨している。まさに森の王者である。

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