タカ渡り前夜祭

県境の山でタカ渡りの調査をしているのだが、調査日の前日は景気付けのため、鳥の仲間と飲み交わすのが恒例となっている。それが今年で20年目を迎えたそうで、第1回から参加している自分にとっても感慨深いものがあった。
最初の頃は、バーベキューに翌朝カップラーメンとまことに味気ないものだったが、今や特製の串焼き鳥、秋刀魚の塩焼き、松茸汁と豪華になり、朝は釜で炊いたおこげのご飯でメニューは画期的な進歩を遂げている。
前夜祭の盛り上がりにもかかわらず、夜半から雨が降り出し、翌日のタカ渡り調査は中止となった。

舳倉島

著名な動物学者 Nigel Marvenさんを案内して島内を周った。

世界中を旅行して、鳥は3500種ほど見ておられると言われるだけあって、観察の手法は堂に入っており感心させられることが多かった。

少しでも鳥の声が聞こえると立ち止まり、じっと耳を傾ける、口で鳴き声を真似て呼び寄せる。鳴き声は5種以上あり、傍に聞いているとモズの鳴き声に似て、次々と変化させるので、小鳥はかえって警戒するのではと心配なほどだった。

鳥の居そうなブッシュや、海岸の岩場など初めて訪れるところなのに、ポイントはしっかりと掴んでいた。

Mark Brazilの本で予習していたのか、見たい鳥を決めており、新しくカウントに入れた鳥は6種だと言われた。

島には、時期が早かったせいか、鳥は少なく2年後にもう一度ヘグラに来たいと言っておられた。

Nigel Marvenさんのサイトはこちら　http://www.nigelmarven.com/　です。

幸せな石

今日はお彼岸、自分のお墓にお参りしてきた。

真ん中に居座る石は、先日ＮＨＫの東京スタジオまで行って来た、実に幸せな石である。

元の位置に戻ってようやく安心した顔をしている。長旅ご苦労様。

タカ渡り

秋の風物詩、といってもわれわれ鳥好きの仲間にとってだけ通用する風景だが、秋晴れの日は空を眺めて一日を過ごすのが日課となる。

雨が続いた後の1,2日はタカの渡りが集中して見られるので、今朝は8時過ぎから郊外の墓地に陣取って、ひたすら上空を通過するタカを追った。

昼までに80羽弱をカウントした。ギャラリーは7人、お彼岸ももう直ぐ、お墓の掃除に来られた人たちには双眼鏡と望遠鏡を携えて空を見上げる集団は異様に見えたことだろう。

街中の生き物

観光客のあふれる長土塀町で用水に住み着く生き物の観察会が行なわれていた。

いつもは水量の多い大野庄水がせき止められて川底が顔を出している。
子供たちが、たもを片手に川に入り石を起こしたり、水溜りですくったりして魚やカニを探す。

小さなカニを見つけて大喜びだった。

テレビ放送延期

先にご案内しておりました「いよっ、日本一」のテレビ放送は安倍首相辞任の余波を受けて明日10：05の予定が無期限延長になりました。

今日夕刻突然、NHKから電話連絡を受け「石川の石を彫ろう」のスタッフもあ然。

今度はいつ放送されるか今のところ未定です。
決定次第、あらためてこのブログを通じてお知らせします。

期待していただいた皆様には、こころよりお詫び申し上げます。

大窪池

2001年8月白山縦走を試みて3日目、野谷荘司山から鶴平新道を下りてこの大窪に疲労困ぱいのままたどりついた。

そのときはこの大窪池をゆっくり見るいとまもなく荻町に向かって歩き続けた。

いまこの池の傍に立ってみると、やはり訪ねてきて良かったと思う。
池は思っていたよりも広く、水は澄んでいた。トンボが飛びかい、周辺の木々に小鳥の声が満ちていた。

荻町は平日にもかかわらず観光客が多かった。

海浜にて

シギ・チドリを見るため、朝早く海岸に出てみた。

トウネン、ハマシギ、ソリハシシギ、いつもの鳥たちが、少なくなった水溜りに集まっていた。

そのうち、ピョーピョーピョーと鳴きながら、アオアシシギが4羽飛んできた。トウネンたちの傍に降り立ち、羽づくろいをはじめた。

少し離れた砂浜の杭に、ミサゴ、チョウゲンボウが止まって休息している。

潮の香りは二日酔いの脳みそに沁み込んで清めてくれる。

杉峠へ

今日は野鳥の会の仲間たちといっしょに杉峠まで登った。

ぶなの樹林帯ではゴジュウカラの声がよく通り数多く聞かれたが緑の葉陰に隠れて姿を見るのは難しい。

登山口から峠まで3時間弱で着いた。曇り空で涼しかったせいもあって快適な登山を楽しむ事ができた。

おのぼりさんpart3

神田で出版社社長をしている友人を訪ねた。

狭い事務所でうず高く積んだ書籍に囲まれて仕事をしていた。

午後は、横浜の親戚を訪ねて、新横浜プリンスホテルで会食、ホテルから羽田行きのバスに乗って空港へ向かった。