高尾山

金沢市の郊外、湯涌温泉の奥にある高尾山（841ｍ）に登ってきた。

登山口には車が3,4台置ける駐車場があるが、訪れる人も少ない静かな山だ。

1時間半ほどで頂上に着いた。腰を掛け休んでいるとアカゲラの鋭い声がして直ぐ目の前の枯れ木に止まった。大きな穴が開いていて中からヒナの声も聞こえる。

餌を持って来て巣に近づくと、ヒナの声がいっせいに大きくなる。

人の目に付き易い頂上で、よく巣造りを始めたものである。

医王山トンビ岩

ホウノキの白い花、フジの紫、新緑の山は歩くだけで身も心も洗われる。

ホトトギス、カッコウの声がのどかさを演出する。山の鳥は山で聞くべきだ。
クロツグミはいたが、おめあてのノジコ、ニュウナイスズメは見られなかった。

西尾平に戻るとアカショウビンの声が聞こえた。今年初めてである。

里山の鳥

今日の探鳥会は金沢市の郊外で夕日寺自然園です。
住宅がすぐ近くまで立ち並んできて広い駐車場も囲まれてしまい、見つけにくくなってきました。

里山の環境を保持しようと池や観察路を縦横にめぐらしてあり、樹木の解説も親切に表示されています。

小鳥は木の葉に隠れて姿は見えませんが、キビタキ、クロツグミ、カラ類の声は良く聞こえました。
野原に出たところで、サシバ、ハチクマ、ミサゴなどタカの仲間も現れ、悠然と飛翔する姿が観察されました。

白山杉峠へ

白山、市ノ瀬から杉峠まで登ってきた。

7時少し前に登山口を出て杉峠に着いたのは10時頃だった。最初は急な登りだがしばらくで気持ちの良いブナ林に入る。

雪はまったく無くて、一部ぬかるんでいるところもあったが、昨年の草刈あとが整っていて登山道は歩き易かった。

杉峠ではタムシバ、オオカメノキの白い花が真っ盛りだった。

水浴び

鳥は水浴びが大好きです。清流が流れていると次から次へと舞い降りてきて水浴びをします。

メジロ、シジュウカラ、ヒヨドリと続いた後に、今日はマミジロが現れました。

亜高山帯で夏を過ごすのですが、いまごろここで見られるのは旅の途中なのでしょう。

戸隠森林植物園

15日は越水ロッジに宿泊、翌16日は朝方冷え込んだが、抜けるような青空が広がった。

峨峨たる戸隠の山稜は雪を残して森の向こうに壁のようにそそり立っている。
木々は芽吹き始めたばかり、桜の花も咲いていた。

巣穴を出はいりするゴジュウカラ、木の幹を登りつめると、すっととなりの木に移り飛ぶキバシリなど日頃、見られない鳥が間近に見られた。

アカハラはみずばしょうの群落の中でしきりにえさをついばみ、ノジコは新芽の吹き出したこずえでさえずりをくりかえしていた。

探鳥会

バードウィークに入り、今日は加賀市、普正寺、金沢城の3箇所で探鳥会が行なわれました。

毎年この日には参加者に記念バッジが配られるのですが、絵柄が変わるので楽しみにして待っておられる方が多いのです。なかにはこの方のようにずらりと並べておられる方も、はて何年通われたのでしょうか。

白兀山へ

医王山は若葉が萌えて今、最も輝いている。

白兀山まで歩いてみた。西尾平から歩き出してまもなく男性が一人足早に下りて来て、いまそこで熊にあったところだと言われた。道路を横切って谷の方へ消えたそうだ。

ショウジョウバカマは終わりチゴユリがたくさん咲いていた。

オオルリ

青い鳥のなかでも、オオルリは鳴き声のきれいなことで日本三鳴鳥のひとつに上げられている。姿も良し声も良し,好きな鳥である。

山登りの疲れもあって、きょうは近くの公園で鳥の姿を追った。
風は強かったが、昨夜降り立った渡り鳥が、いつもより多いように思えた。

エゾビタキ、コサメビタキ、コルリ、キビタキなど次から次へと近くに寄ってきた。

笈ヶ岳登頂

笈ヶ岳は幻の名山といわれ、登山道は無く、到達できるのはブッシュが隠れる残雪期のみである。
それだけに人気は高く、特にゴールデンウィークには全国から登山者が押し寄せる。

ほとんどがジライ谷から登りつめて来たようで、私のようにブナオ山経由で登る者は少数であった。3日は冬瓜平に野営するつもりでブナオ山頂上を越えたが、そこからは藪漕ぎの連続だった。冬瓜平はあきらめて手前のピークでテントを張った。

翌4日10時過ぎに笈の頂上に立ったが、帰路テント場へ帰るのに時間を取られて、更にもう一晩山中泊をするはめになった。