白山ちどりのblog

山と鳥に明け暮れる毎日

カモの飛び立ちを見る

2008年01月27日 | その他
加賀市鴨池観察館では、早朝に飛び立つカモを見る会を開催している。

早朝6時、外はまだ真っ暗で、館内も池にいるカモたちを刺激しないように消灯している。6時半双眼鏡を通してマガンがしきりに羽ばたきを繰り返す様子が見えてくる。
日の出は7時だったがちょうどそのころ、数千羽のマガンがいっせいに飛び立った。
池の周りを2,3回旋回したあと西の方角に消えていった。

マガンは昼間、福井県の坂井平野で採餌して夕方鴨池に帰り夜を過ごす。マガモその他のカモは夜間に採餌して昼間は鴨池で休息する。

兼六園探鳥会

2008年01月20日 | その他
年初に行われる兼六園での探鳥会は、初めて参加される方や金沢市内から歩いてこられる方など参加者がいつもより多い。今日はお天気も良く積雪も少なかったので46名の参加者だった。
鳥はキクイタダキ、シロハラ、ルリビタキ、カワセミなどほぼ予想される種が出現してくれた。
鳥を見るよりも皆と話している時間のほうが多い。今年の探鳥計画や、最近の鳥情報など次々と話題があり、2時間弱の園内散歩があっという間に過ぎてしまった。

ガンカモ調査

2008年01月14日 | その他
毎年成人の日に行われるガンカモ類の個体数調査は、何故か悪天候に見舞われる。

私が担当した邑知潟は、積雪はなかったものの、小雪は降り止まず湖面を渡る風は冷たかった。

鳥の数はほぼ例年並み、マガンが200羽ほどいたのがここ数年になく珍しかった。


新年探鳥会

2008年01月13日 | その他
今年最初の探鳥会は厳しい寒さの中で行われた。

小雪が降り続ける中で、鳥たちもカラ類はなかなか姿を見せない。
犀川河畔でカモ類がいつも通りいたので観察した種は24種とまずまずの数であった。

日本海は大荒れで、うねりも大きく、こんな日に海岸に立ち尽くす鳥の仲間も立派だが、ブロックの内側に釣り人がいたのには驚いた。

初詣

2008年01月10日 | その他
毎年初詣には笥笠中宮(けがさちゅうぐう)神社へお参りすることにしている。

いまでは中宮の村人達がお守りするだけの小さなお宮さんだが、中世までは本宮の白山比神社を凌ぐ隆盛を誇った神社である。

霊験あらたかであると信じているので、今年の登山の無事と幸運をお祈りしてきた。

冬の鳥を求めて

2008年01月08日 | その他
冬に飛来する鳥でも、能登まで足を延ばすと比較的珍しい種が見られることが多い。

友人といっしょにまず邑知潟を訪れてみた。
コハクチョウが100羽余り田んぼに群れていたし、いま各地で見られるケアシノスリも数羽が確認された。
海岸の岩礁地帯ではシノリガモ、ヒメウ、ウミアイサが激しく打ち寄せる波を避けて岩陰に潜んでいる。クロサギが目の前で突然飛び立ち、イソヒヨドリは岸壁に止まり輝く姿態を見せていた。

寒い一日だったが、今年初めて見る鳥の数は一挙に増やすことができた。

ワシタカに異変

2008年01月05日 | その他
ワシタカの仲間でも特に珍しいケアシノスリが金沢市郊外の干拓地に10数羽現れた。

私達が観察していた箇所だけでもケアシノスリ8羽、ハイイロチュウヒ1羽がカウントされた。
年末にかけて襲来した寒波といっしょに日本海側の各地に飛来したらしく福井でも10羽ほど、加賀の湖沼に4羽と、これまで冬季に1羽見られれば珍しいと言われた鳥が大量に見られるのだから、異変といって良いだろう。

毎年フィールドノートに最初に書き込む鳥はワシタカに決めているが、今年はケアシノスリが飾ってくれた。



元旦に

2008年01月01日 | その他
毎年元日にすることはほぼ定着している。

目が覚めたら、コンビニを回り新聞を買う。数社の大手紙を取り寄せて三が日かけて読むためである。日経は円の実力低下、朝日は温暖化、いずこを向いても未来はばら色ではない。

憂鬱を振り払うために、鳥を見に海岸から川を上り山へ向かう。
ユリカモメ、セグロカモメは忙しく飛び回り、コガモ、マガモは元気な声を上げている。

山手に入ると道路の積雪は10cmを越えて車のスリップが心配になってきた。正月早々トラブルは避けよう。オープンしたばかりの温泉に飛び込んだ。元日なのに結構人が入っている。

帰路、自分のお墓にお参りしてきた。


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