白山ちどりのblog

山と鳥に明け暮れる毎日

兼六園探鳥会

2013年04月29日 | 
早朝6時が集合時間なのに沢山の方々が集った。初めて参加した高校生など参加者は37名、気温が低かったせいか、観察された鳥の数は26種と少なかった。
祝日の4月29日に毎年開催されるのは、この探鳥会だけで、30年以上続いている。したがって記録される鳥の記録は貴重である。兼六園の環境変化と共に鳥の種類、数などその変遷の様子を知ることが出来る。


ルリビタキなどほぼおなじみの鳥は見られたが、毎年聞かれるコマドリの声が聞かれなかったのが残念だった。

三桜美術展

2013年04月26日 | アート
旧制第三中学校、桜丘高校卒業生による美術展が金沢21世紀美術館で開催されている。
絵画、書、写真、陶芸、デザイン等の作品でいずれも力作ぞろい。
同様な卒業生美術展では、旧制一中、泉丘高校の一泉桜美会展があり、ついつい比較対照して見てしまう。

まず言えるのは、今回の桜丘高校の方が作品の多様性、独創性に優れていることだ。泉丘高校の方は毎年開催されていることもあり、毎回同じような作品が出展され、意外性に乏しい。型にはまっていて訴える力に欠け、感銘を受ける作品は少ない。







ちょっと疲れたので鈴木大拙記念館に立ち寄った。



いつ来ても心安らぐ。




山の鳥は山で見よう

2013年04月23日 | 
白峰林西寺の裏手の山を登った。
村落を雪崩から守るブナ林は鳥たちの格好の棲みかである。
オオルリが高らかに囀っていた。ブナの芽が膨らんで、ヤドリギも息を吹き返したよう。


コガラの声もはじけている。


マンサクが開花したばかり。


ショウジョウバカマ


タムシバ


曇り空だったが白山頂上は、くっきりと見えた。
平地の公園で、鳥を見ていると季節感を忘れてしまう。本来の棲み家へ帰ってきた鳥たちには、躍動する生命がある。


犀川の環境調査

2013年04月20日 | 
金沢を代表する河川である犀川では、いま盛んに河川工事が行われている。中流の下菊橋から雪見橋の区間で河床の掘削と護岸整備をするもので、今年完了する予定である。
蛇行していた流れは真っ直ぐになり、中洲と立木が消えて、鳥の数は激減した。
工事はさらに上流まで進めらるかもしれない。
日本野鳥の会石川では、継続して野鳥の生息調査をしており、雪見橋から大桑貝殻橋まで歩いて出現する野鳥を記録した。



数少なくなったイカルチドリが観察されたほか、葦原には数羽のノビタキも見られた。


一夜ごとに

2013年04月19日 | 
日中の温度が20度を越す日が続いたと思ったら、今日は一気に10度近くに気温が下がり、毎日鳥を見るのも楽ではない。それでも朝6時頃から公園を一回り、鳥たちは種類も数も日毎に変化している。
今朝はシロハラが10羽以上と数を増やし、ルリビタキも多く見られた。
昼間は散歩の人たちも増えるので、鳥を見るのは中断して夕方、公園に行くと鳥もブッシュから出てきてゆっくり餌をついばんでいる。

春を運ぶ

2013年04月16日 | 


今年はコマドリをはじめ、夏鳥の到来がいつもの年よりも、1、2週間早いように思われる。
センダイムシクイもその一つ。まだ鳴いていないが、聞きなしは「鶴千代ギミー」だ。私には「焼酎1杯グイー」と聞こえる。






普正寺探鳥会

2013年04月14日 | 
お天気が良かったせいか、沢山のバードウォッチャーが集った。40名の中には初めて参加された方が3名、歩き始めて直ぐにアカゲラが登場、望遠鏡で見て、きれいな姿に感激していた。
ササゴイの池観察舎ではカワセミが見られ、犀川河口には、渡りを控えて集ったキンクロハジロ、コガモが数十羽見られた。

ボタニカル・アート展

2013年04月11日 | アート
鳥の仲間が描いておられる植物画展を見に行った。

ほとんどの方が植物の細密画だが、日頃鳥を見ているだけに植物と鳥を組み合わせて生命感あふれる作品に仕上げている。
どの絵も丁寧に描かれていて素晴らしい作品だが、会場に置かれている生け花が、季節の草木を使って見ごたえがあった。

辰口町にある能美市立博物館で14日まで開催されている。

コマドリ

2013年04月09日 | 
いきなり花形役者が登場した。鳴き声のきれいなことから日本の三鳴鳥のひとつに数えらている、コマドリだ。

深山幽谷で繁殖するので、山では声を聞くことが出来ても姿はめったに見られない。

朝早く、公園に行くと樹上高く、盛んに鳴いていた。
そのうち下へ降りて、ブッシュの中でまた鳴き出した。
小さな身体で力いっぱい鳴いている。




鳥たちの往来

2013年04月08日 | 
近くの公園に立ち寄る鳥たちも次第に賑やかになってきた。

ヒガラは低山帯の鳥で雪の多い冬期間は市街地にも下りているが、そろそろ山へ帰る準備をしている。


シロハラは北の国へ帰らなければならない。


ルリビタキは亜高山帯で子育てをするため北上中で、数多く見られるようになってきた。

鳥見もこれからが本番、ますます忙しくなる。

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