白山ちどりのblog

山と鳥に明け暮れる毎日

ナナカマドが彩る白山

2015年09月28日 | 
今年の白山は、台風を免れたナナカマドが葉を残して映えている。
室堂平も弥陀ヶ原もハイマツの緑と相まってきれいなモザイクを成している。



白山室堂まで行って来たが、登山者は少なく、若い人が多かった。大学はまだ夏休みなのだろうか。



砂防新道を登り、帰りはエコーラインを降りた。南に御嶽山が鎮座し、静かに噴煙をなびかせていた。



山を下りて、天望の湯に浸かり、外に出ると、十六夜の月が煌々と白峰の山々を照らしていた。



卒業生の美術展

2015年09月24日 | アート
金沢桜丘高校と旧制金沢第三中学校の卒業生による美術展が開催されている。
知り合いの多くが出展しているので、見てきた。

さりげなく、プロの作家も参加している。





絵画や写真が多い中、彫刻は遠慮がちに置かれている。



野鳥の会の会員が、長年昆虫を版画にしてきたが、今回の展示を機会に1目1種を選んで、ツリーに表現した力作。ユニークだ。

会場は金沢21世紀美術館、会期は9月27日(日)まで。


タカ渡りのメッカ・白樺峠

2015年09月22日 | 
長野県松本市、乗鞍岳の東に位置する白樺峠は、タカ渡りが観察される個所として有名だ。
これまで何度か訪れたが、今回は実に5年ぶりになる。

21日(月)朝9時過ぎに家を出て、途中道の駅などでゆっくり休憩を取りながら、午後2時過頃に白樺峠の駐車場に着いた。コーヒーを沸かして、一休みした後、タカ見の広場へ行った。
観光バスで来た団体に、丸太の椅子はすっかり占領されて、カメラの砲列に人の入り込む余地もなかった。

翌22日に広場の掲示板を見てびっくりした。この日、2800羽のタカが飛んだという。
こんなことなら、朝早く出発して、午前中から見るべきだった。



22日は朝5時に起床、コッヘルでご飯を炊き、みそ汁をいただき、コーヒーを飲んで、7時にタカ見広場に陣取った。9時頃までは雲が低く、タカは頭上に現れたが雲の間に入って隠れる場面もあった。
次から次と通過する、サシバやハチクマに退屈はしなかった。



午後は金沢から来た友人たちと合流して観察を続けたが、午前中とは打って変わって、遠く松本平からサシバなど10数羽のタカ柱が沸いて来て、前方の谷間を流れて行った。

午後1時半に広場を離れ、帰路に付いた。



本屋さんでアート

2015年09月18日 | アート
モンデンエミコさんの作品展。

布で作った動物や人形のモビールと、紙に様々な色の糸を貼り付けた(本当は刺繍してあるらしい)絵が、洒落た本屋さんの店内に展示されている。

絵本と一緒に並んでいるので、小さな子供部屋に入り込んだような雰囲気だ。

お店の奥には、文芸、紀行、新書、文庫などの古書が販売されている。

「糸と絵本の秋」 場所はオヨヨ書林 せせらぎ通り店 10月4日(日)まで。


福井名所めぐり

2015年09月15日 | レジャー
昔の職場仲間が福井に集い、一夜飲み交わした。

神戸、東京からはるばる来られたメンバーの趣向に合わせて、今どきの観光地を訪れてみた。

朝倉氏遺跡は発掘が進み、広大な住居跡が整備されて、武家屋敷、商人の店、領主の庭園など、ゆっくり歩くと半日でも過ぎてしまう。浮世の喧騒を逃れて、戦国武将の夢の跡を訪ねるのも良いものだ。





勝山市にある恐竜館は展示品も増えて、少々狭苦しくなってきた。







東尋坊で遊覧船に乗ったのは初めて、自殺の名所だけあって下から眺める岩盤には迫力がある。


墓場の出会い

2015年09月12日 | 
金沢市郊外にある墓地公園で、年に一度、あるいは半年ぶりで鳥仲間が顔を合わせて、互いの無事を喜んでいる。

久しぶりに見る青空、北から南に吹き抜ける風、今日はタカの渡りが期待されるとの予想通り、70数羽が観察された。お昼近くには5,6羽から10数羽のタカ柱も見られて、この個所での観察初日にしては幸先良しと言える。




版画天国

2015年09月10日 | アート
金沢湯涌創作の森で展示されている、版画工房の講座受講生や金沢美大生の作品展。
銅版画、リトグラフ、木版画など、制作者は思い描いたイメージを版画の技法を使って表現するので、出来上がりは、ときに幻想、メルヘン、異次元に昇華されて、見ていて、面白く、うきうきしてくる。

とにかく楽しい小さな美術空間だ。

展示期間は9月27日(日)まで。

石のアーチ橋見学

2015年09月05日 | その他
石川の石を彫ろう2015の特別企画で、小松市滝ヶ原の石造物・アーチ橋を見学した。
参加者は22名、バスで石の村、滝ヶ原を訪れて、まず村に残る5つの橋を見て歩いた。


その後、滝ヶ原で唯一残って、石を切り出している、荒谷石材を訪れ、社長から直接、採掘の様子などをうかがった。



既に廃鉱になっている、採掘現場。




もの足りないのは、なぜ?

2015年09月04日 | アート
金沢彫刻祭2015の展示作品について、一口で言うなら、「ど迫力に欠ける」ことだろう。
それは野外、屋内両方の作品を通じて言える。

展示場所は金沢市内の中心部、しいのき迎賓館、歴史博物館など願ってもない所なのに、目立たず、周りに埋没してしまっている。

主催は金沢美術工芸大学・彫刻専攻だが、時代をリードする先鋭的な気概が全く見られない。かって犀川河川敷や、金沢市役所前に展示されていた頃が、もっと面白かった。








金沢彫刻祭2015がオープン

2015年09月03日 | アート
今年のテーマは「外でみんけ」だそうだが、屋外展示が圧倒的に少なく、室内で、しかも小ぶりな作品ばかり、ちょっと寂しい。



隠れていて、見つけるのに苦労する。



これは、作品ではない、自然のなせる業。見事なインスタレーション。

会期は9月13日まで金沢市内の市民芸術村、しいのき迎賓館他で開かれる。




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