昨日は、東京都杉並区の杉並アニメーションミュージアムで開催された、「特別トークショー『藤子不二雄Aと語る』」に参加してきた。このミュージアムでは現在「ドーン!! 藤子不二雄(A) ~アニメの世界展~」が開催されており、それに合わせたものだ。トキワ荘時代からの友人である藤子A先生と鈴木伸一館長(「小池さん」のモデルとして有名)と言う夢のような組み合わせ。
これは、事前申し込みが必要であり、11月11日より受付が開始されたのだが、あっと言う間に定員に達してしまった。私は、あまり宣伝されていないイベントだから、急がなくても大丈夫だろうと甘く見ていた。そのため、予約の電話をかける前に締めきりとなってしまい、当日のキャンセル待ちに望みをかける事となった。仮にトークショーがダメだったとしても、「アニメの世界展」の方はいずれ観に行くつもりだったので、とにかく行ってみる事にしたのだ。
いつも通り、ムーンライトながらで上京して、8時20分頃にミュージアムに到着。ミュージアムは10時開館だが、この時間から杉並会館自体には入ることが出来た。様子を見ると、3Fは入れないようになっており、キャンセル待ちの列もなかった。それで、いずれ何らかのアナウンスがあるだろうと判断して1Fで待機していたのだが、いつのまにか後から入った人が列を作りはじめた。あわてて私も列に並んだが、結局一番のりは出来なかった。
それでも、整理券を受け取って、まずは一通りミュージアムを閲覧した。常設展示は公式サイトにも紹介されているので詳しくは書かないが、「日本のアニメの歴史」には、日本で作られたほぼ全てのアニメが年表で紹介されており、眺めているだけで圧巻だ。当然、最近の萌えアニメもしっかり載っているので、ちょっと笑える。
次に、肝心の「ドーン!! 藤子不二雄(A) ~アニメの世界展~」。これは、スペースの都合もあってか、ボリューム的には正直なところ物足りなさも感じたが、それでも、「スタジオ・ゼロ」窓ガラス実物(なぜか「ゼ」だけ無い)や、藤子Aアニメの設定画やアフレコ台本など、貴重な資料も多く展示されており、わざわざ上京した価値は十分にあった。セル画の展示もあったのだが、改めて近くでじっくりと観ると、「笑ゥせぇるすまん」の背景は実に丁寧に描かれており、夜の街の風景などは美しかった。
なお、「ウルトラB」のアフレコ台本もあったのだが、表紙の話数表記を見ると、1・2話と88話を同時に録音していたようだ。なぜそんな飛んだ話数になったのか、気になってしまった。
ほかには、主にアニメ化されたA先生代表作の原画展示などもあった。当然、有名作品ばかりだが、やはり原稿サイズの絵は観ていて楽しい。
一通り展示を見ても、トークショーまではかなり時間があったので、やはり事前予約が出来なかった知人某氏と荻窪駅前で食事・雑談で時間を潰した。そして、再びミュージアムに戻って、13時になった。事前予約組の入場が終わり、その後は我々キャンセル待ち組の入場だ。果たして何人入ることが出来るのかハラハラしていたが、整理券一ケタの私は無事にイスに座ることが出来た。私の2,3人後からは立ち見となったが、結局全員が入場することが出来た。閉め出される人がいなかったことは、喜ばしい。
そして、いよいよトークショー開始…のはずだったのだが、少し間が空いてしまった。司会担当の人が渋滞で遅れていたそうで、急遽篠田ひでお氏が場をつないでいた。まさか、篠田氏までが登場するとは思っていなかったので、ちょっと驚いた。
少ししてから、ようやく藤子不二雄A先生&鈴木伸一館長が入場して、今度こそトークショーが始まった。A先生ご本人を間近で拝見したのは、昨年の京都「まんが道 藤子不二雄A展」以来だ。トーク自体は、藤子両先生の出会いやスタジオ・ゼロ設立の経緯、「鉄腕アトム」外注制作、「オバQ」がスタジオ・ゼロ作品として描かれたいきさつ、A先生の自作アニメ化に対する考え方など、ファンにとってはお馴染みの内容が多かったが、今回は司会の片山氏と鈴木館長が突っ込み役となって、A先生の発言を修正したり、フォローを入れて上手くバランスを取っていた。
また、鈴木館長がアニメ化したいA作品として、「ひっとらあ伯父サン」と「怪物くん」のリメイクを挙げていた。両方とも観てみたいが、特に前者はぜひ実現して欲しいと思う。A先生もアニメーション作家としての鈴木館長を全面的に信頼されている旨の発言があった事だし、お二人で新しい藤子Aアニメを作っていただきたい。
最後に、A先生がホワイトボードに「ラーメンを食べる小池さんこと鈴木伸一氏」の絵を描かれた。小池さんのキャラはもちろんの事、ラーメンのドンブリやザブトンまで細かく描かれて「トキワ荘時代の鈴木氏」が再現されており、ホワイトボード書きであるのが勿体なく感じてしまった。また、A先生が絵を描くところを直接じっくり観たのははじめてだったので、変に興奮してしまった。なお、今回描かれた小池さんは、近作「ホアー!!小池さん」よりは「オバケのQ太郎」に登場した方に近く、その事も嬉しかった。
このように、あっと言う間に一時間が過ぎて、トークショーは終了。A先生と鈴木氏の掛け合いも面白くて、楽しい時間だった。
その後は、藤子ファンの知人と中野で飲み会。東京なのに、6人中私を含めて4人が愛知県人だったのが何だかおかしかった。実際、藤子ファン仲間とは、県内よりも県外のイベントで会う事の方が多い。飲み会でも藤子・非藤子を問わず色々な話をして楽しかった。話の内容は…恐ろしくてとても公開の場には書けません。
ただ、話をしていると、藤子作品以外にも非常に多くの漫画や小説を読んでいる方が多くて、私などはまだまだ漫画読みとしては若輩者だと痛感させられた。自分では、結構読んでいる方だと思っていたのだが、改めて考えてみると、ジャンルが偏りすぎている。
ともかく、非常に充実した一日だった。帰りも夜行だったため、結局今日は昼前まで寝ており、そのためこの記事の発表はこんな時間になってしまった。これも、いつも通りだ。
なお、金曜の夜は非常に慌ただしく出発したため、未だに9日放送の「ドラえもん」を観ていない。よって、感想は明日以降となるので、ご了承いただきたい。
これは、事前申し込みが必要であり、11月11日より受付が開始されたのだが、あっと言う間に定員に達してしまった。私は、あまり宣伝されていないイベントだから、急がなくても大丈夫だろうと甘く見ていた。そのため、予約の電話をかける前に締めきりとなってしまい、当日のキャンセル待ちに望みをかける事となった。仮にトークショーがダメだったとしても、「アニメの世界展」の方はいずれ観に行くつもりだったので、とにかく行ってみる事にしたのだ。
いつも通り、ムーンライトながらで上京して、8時20分頃にミュージアムに到着。ミュージアムは10時開館だが、この時間から杉並会館自体には入ることが出来た。様子を見ると、3Fは入れないようになっており、キャンセル待ちの列もなかった。それで、いずれ何らかのアナウンスがあるだろうと判断して1Fで待機していたのだが、いつのまにか後から入った人が列を作りはじめた。あわてて私も列に並んだが、結局一番のりは出来なかった。
それでも、整理券を受け取って、まずは一通りミュージアムを閲覧した。常設展示は公式サイトにも紹介されているので詳しくは書かないが、「日本のアニメの歴史」には、日本で作られたほぼ全てのアニメが年表で紹介されており、眺めているだけで圧巻だ。当然、最近の萌えアニメもしっかり載っているので、ちょっと笑える。
次に、肝心の「ドーン!! 藤子不二雄(A) ~アニメの世界展~」。これは、スペースの都合もあってか、ボリューム的には正直なところ物足りなさも感じたが、それでも、「スタジオ・ゼロ」窓ガラス実物(なぜか「ゼ」だけ無い)や、藤子Aアニメの設定画やアフレコ台本など、貴重な資料も多く展示されており、わざわざ上京した価値は十分にあった。セル画の展示もあったのだが、改めて近くでじっくりと観ると、「笑ゥせぇるすまん」の背景は実に丁寧に描かれており、夜の街の風景などは美しかった。
なお、「ウルトラB」のアフレコ台本もあったのだが、表紙の話数表記を見ると、1・2話と88話を同時に録音していたようだ。なぜそんな飛んだ話数になったのか、気になってしまった。
ほかには、主にアニメ化されたA先生代表作の原画展示などもあった。当然、有名作品ばかりだが、やはり原稿サイズの絵は観ていて楽しい。
一通り展示を見ても、トークショーまではかなり時間があったので、やはり事前予約が出来なかった知人某氏と荻窪駅前で食事・雑談で時間を潰した。そして、再びミュージアムに戻って、13時になった。事前予約組の入場が終わり、その後は我々キャンセル待ち組の入場だ。果たして何人入ることが出来るのかハラハラしていたが、整理券一ケタの私は無事にイスに座ることが出来た。私の2,3人後からは立ち見となったが、結局全員が入場することが出来た。閉め出される人がいなかったことは、喜ばしい。
そして、いよいよトークショー開始…のはずだったのだが、少し間が空いてしまった。司会担当の人が渋滞で遅れていたそうで、急遽篠田ひでお氏が場をつないでいた。まさか、篠田氏までが登場するとは思っていなかったので、ちょっと驚いた。
少ししてから、ようやく藤子不二雄A先生&鈴木伸一館長が入場して、今度こそトークショーが始まった。A先生ご本人を間近で拝見したのは、昨年の京都「まんが道 藤子不二雄A展」以来だ。トーク自体は、藤子両先生の出会いやスタジオ・ゼロ設立の経緯、「鉄腕アトム」外注制作、「オバQ」がスタジオ・ゼロ作品として描かれたいきさつ、A先生の自作アニメ化に対する考え方など、ファンにとってはお馴染みの内容が多かったが、今回は司会の片山氏と鈴木館長が突っ込み役となって、A先生の発言を修正したり、フォローを入れて上手くバランスを取っていた。
また、鈴木館長がアニメ化したいA作品として、「ひっとらあ伯父サン」と「怪物くん」のリメイクを挙げていた。両方とも観てみたいが、特に前者はぜひ実現して欲しいと思う。A先生もアニメーション作家としての鈴木館長を全面的に信頼されている旨の発言があった事だし、お二人で新しい藤子Aアニメを作っていただきたい。
最後に、A先生がホワイトボードに「ラーメンを食べる小池さんこと鈴木伸一氏」の絵を描かれた。小池さんのキャラはもちろんの事、ラーメンのドンブリやザブトンまで細かく描かれて「トキワ荘時代の鈴木氏」が再現されており、ホワイトボード書きであるのが勿体なく感じてしまった。また、A先生が絵を描くところを直接じっくり観たのははじめてだったので、変に興奮してしまった。なお、今回描かれた小池さんは、近作「ホアー!!小池さん」よりは「オバケのQ太郎」に登場した方に近く、その事も嬉しかった。
このように、あっと言う間に一時間が過ぎて、トークショーは終了。A先生と鈴木氏の掛け合いも面白くて、楽しい時間だった。
その後は、藤子ファンの知人と中野で飲み会。東京なのに、6人中私を含めて4人が愛知県人だったのが何だかおかしかった。実際、藤子ファン仲間とは、県内よりも県外のイベントで会う事の方が多い。飲み会でも藤子・非藤子を問わず色々な話をして楽しかった。話の内容は…恐ろしくてとても公開の場には書けません。
ただ、話をしていると、藤子作品以外にも非常に多くの漫画や小説を読んでいる方が多くて、私などはまだまだ漫画読みとしては若輩者だと痛感させられた。自分では、結構読んでいる方だと思っていたのだが、改めて考えてみると、ジャンルが偏りすぎている。
ともかく、非常に充実した一日だった。帰りも夜行だったため、結局今日は昼前まで寝ており、そのためこの記事の発表はこんな時間になってしまった。これも、いつも通りだ。
なお、金曜の夜は非常に慌ただしく出発したため、未だに9日放送の「ドラえもん」を観ていない。よって、感想は明日以降となるので、ご了承いただきたい。