はなバルーンblog

藤子不二雄や、好きな漫画・アニメの話がメイン(ネタバレもあるので要注意)

「奏光のストレイン」DVD1巻&サントラ購入

2007-03-03 01:11:27 | マンガ・アニメ
 いよいよ年度末。色々と区切りとなる時期なので、かなり忙しい。最近、ブログの更新が週末ばかりなのも、単純に平日は時間が取れないためだ。年が明けてから観るアニメの本数が減ったのに、録画はかえって溜まっている。今月いっぱいはこんな状態が続きそうだ。


 そんな訳で、取り上げるのが遅くなってしまったが、先週末に「奏光のストレイン」DVD第1巻を購入した。
 全巻収納BOXとドラマ&トークCD付きの限定版を買ったのだが、さすがに1話収録で定価6,090円(税込)は、ちょっと高いと思う。しかし、わざわざ通常版を買う気にもなれないし、見事にメーカーに踊らされてしまっている感じだ。
 まずは、CDを聴いてみた。ドラマはラルフ襲撃前の平和なグラベラでのセーラ達の学生生活を描いた内容で、話は面白かったのだが、セーラ達が第1話本編で悲惨な目に遭う事を知っているせいで、聴いていて何となく切なくなる。ドラマは2巻以降も、学園ネタが続く模様。いずれは、リベルタッドのサイドストーリーも聴いてみたい。
 川澄綾子と野中藍によるトークは、「この番組は」と言っており、実際にラジオ番組的な内容。第1巻だからなのか、ちょっとノリが悪い感じがした。

 続いて、第1話本編をオーディオコメンタリー付きで鑑賞。オーディオコメンタリーも限定版のみの収録となる。今回、初めてコメンタリー付きのアニメDVDを観たのだが、監督や脚本家などのスタッフではなく声優のみの参加だからか、作品に対しての深い考察などは無く、その点は少々物足りなかったが、「死のダンスだ」などのコメントには笑ってしまった。友達と喋りながら一緒にアニメを観るような感覚で聴くべきだろうか。
 そう言えば、今回は本編での出番に比例して野中藍の発言が少なかった。逆に、大活躍する回には期待したい。第7話が楽しみだ。コメンタリーのメンバーは固定では無いようなので、第7話にはぜひ松来未祐にも参加してもらい、ラヴィニアとジェッシィの関係についてコメントして欲しい。

 それにしても、あらためて第1話を観ると、往年の世界名作劇場のような雰囲気すら漂うAパートと、ラルフの容赦ない攻撃が強烈なBパートのギャップが凄い。DVDでも本放送と同様にOPが付いていない。つまり、本放送時も単なる尺の都合ではなく、OPアニメによるネタバレ回避の意図があったのだろう。
 ともかく、今観返しても第1話は衝撃的だ。


 DVDだけではなくて、サントラCDもようやく買った。アレンジを変えて何度も流れる「Waltz for Strain」が、特に味わい深い。思い出のオルゴールの曲であり、次回予告の曲でもあり、さらには最終話戦闘シーンでの使用も印象深い曲。OP・ED主題歌と並んで、まさに本作のメインテーマ曲と言えるだろう。
 音楽については、ライナーに掲載されたプロデューサー・月野正志氏のコメントが印象的なので、ここで一部引用してみる。

 (前略)
主題歌や音楽などは何度打ち合わせをしてもメインスタッフ内でのイメージの統一に時間がかかりました。
絵の方は現物を観ながらの話なので楽なのですが、音楽はそうもいきません。
何度も打ち合わせをして、サンプルを聴いて要望をだして修正されたものを聴いて…の繰り返しでした。
(後略)

 ちょっと前に、テレビアニメにおけるタイアップ曲について、当ブログで取り上げた。
 アニメも商売である以上、ある程度のタイアップはやむを得ないと理解は出来るが、音楽や主題歌も立派な作品の一部なのだから、とことんまでこだわるのが理想だろう。その点で、本作は成功していたと思う。最終話のラストシーンで、「一人じゃない」と、セーラのセリフとEDテーマの歌詞がかぶる部分は、観ていてゾクっとしたくらいだ。
 本作の場合は、アニメ製作からDVDや主題歌・サントラCDの発売まで、全てハピネットが掌握していたからこそ、可能だったのかも知れないが、いずれにせよ細部にもこだわりが見受けられる作品は、観ていて気持ちがいい。


 さて、次回のDVD第2巻は、第2話・第3話が収録される。
 正直言って、観ていて一番つらかった部分だが、この序盤の展開があるからこそ、セーラのリーズナーとしての復活が、より鮮烈に印象づけられるのは間違いない。DVDで、しっかり観返すとしよう。

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