「ドラちゃんのおへや」のコンテンツを「ドラえもん最強考察」(晋遊舎)に転載された上に、奥付で勝手に「著者」の一人として扱われた問題について、三ヶ月にわたって晋遊舎と本の扱いや謝罪内容を交渉してきましたが、この度ようやく決着をみましたので、これまでのいきさつと合わせて、交渉結果をご報告いたします。
まず、なぜ今回のような問題が起こってしまったのか。これについては、晋遊舎側の言い分を信用すると、「担当者が『引用』の意味を理解しておらず、結果的に転載する事になってしまった。奥付は、協力者全員の名前を載せたくて、7人の名前を載せてしまった」のだそうです。
仮にも出版社で編集の仕事をしていた人間が、「引用」と「転載」の違いがわからないなどということがありうるのかと突っ込みたいところですが、最初にメールを送ってきたK氏はすでに晋遊舎を辞めており、またこの人からは直筆の書状で詫び状を受け取りましたので、これについては信用することにしました。
しかし、それでも疑問は残っていました。それは「著者は一体誰なのか」と言うことです。奥付に名前を書かれた7人が7人とも、私と同じく無断転載&奥付に名前記載をされたのであれば、実体としての「著者」がいないことになってしまいます。
そこで、この点についても晋遊舎に尋ねてみたところ、意外な答えが返ってきました。奥付に名前が載っている7名のうち、「無断転載」されたのは私を含めて3人で、残り4人は「著者」として、8%を4人で割った2%の印税を受け取っていると言うのです。私たち3人と「著者」の4人の違いは本で使われたページ数であり、多くのページが使われている4人は「著者」、ページ数が少なかった残り3人は「引用」しただけとして、印税云々以前にこういった事情だったことすら蚊帳の外だった訳です。
「著者」4人が誰なのかについては「守秘義務」があるのだそうで、私は晋遊舎から4人の名前を聞いてはいないのです。ただ、私と藤村阿智さん、影月さんの3人は「著者」ではありません。と言うわけで、奥付をご覧になれば、消去法で自ずと「著者」はわかると思います。
それにしても、ある程度事情を知っているはずの「著者」の方々からのコンタクトが一切なかったのは、実に残念です。そういえば、Twitterで「営業妨害」云々と叫んでいた人もいましたが、「著者」だとすれば、納得できる発言です。このあたり、生臭い話になってしまって申し訳ありませんが、はっきりさせておきたい事だったので、あえて印税の件まで踏み込んで書かせていただきました。
問題の奥付
以上、晋遊舎側に事情を問いただした結果、このような内幕がわかったのですが、はっきり言ってこの交渉は非常に疲れました。のらりくらりと話を逸らされて、なかなかはっきりとした返事がなく、ここまでの回答を引き出すだけで一ヶ月以上かかったのです。
メールで交渉を始めた当初は、本の文章が私のサイトからの「無断転載」であると言う事すら、はっきりとは認めなかったくらいでしたし、「著者」の実体についても、何度も質問を繰り返して、やっと答えが返ってきたのです。はっきり言いまして、このやりとりを通じても、晋遊舎側の誠意は感じられませんでした。
さて、ここからは晋遊舎側の本への対応について書いておきます。
まず、万が一重版がかかった場合には、私のサイトから転載した章と奥付の私の名前を削除する事になりました。もっとも、こんな本が売れては困るので、重版になどならない方がいいのですが。
また、晋遊舎のサイトには、謝罪文が9月29日から二週間にわたって掲載される事となっています。これについても、私としてはもっと目立つページの最上段への掲載を求めたのですが、結果として少々中途半端な位置での掲載となりました。その点で不本意ではあるのですが、前述のように晋遊舎との交渉には疲れてしまいましたので、妥協したわけです。それこそ晋遊舎側の思うつぼかも知れませんが、本当に疲れてしまいました。まだまだすっきりしない思いはあるのですが、これにて決着と言うことにしました。
最後になりましたが、今回の件で色々な方からご支援やアドバイスをいただきました。あらためまして、ここで厚く御礼を申し上げます。本当に、ありがとうございました。
まず、なぜ今回のような問題が起こってしまったのか。これについては、晋遊舎側の言い分を信用すると、「担当者が『引用』の意味を理解しておらず、結果的に転載する事になってしまった。奥付は、協力者全員の名前を載せたくて、7人の名前を載せてしまった」のだそうです。
仮にも出版社で編集の仕事をしていた人間が、「引用」と「転載」の違いがわからないなどということがありうるのかと突っ込みたいところですが、最初にメールを送ってきたK氏はすでに晋遊舎を辞めており、またこの人からは直筆の書状で詫び状を受け取りましたので、これについては信用することにしました。
しかし、それでも疑問は残っていました。それは「著者は一体誰なのか」と言うことです。奥付に名前を書かれた7人が7人とも、私と同じく無断転載&奥付に名前記載をされたのであれば、実体としての「著者」がいないことになってしまいます。
そこで、この点についても晋遊舎に尋ねてみたところ、意外な答えが返ってきました。奥付に名前が載っている7名のうち、「無断転載」されたのは私を含めて3人で、残り4人は「著者」として、8%を4人で割った2%の印税を受け取っていると言うのです。私たち3人と「著者」の4人の違いは本で使われたページ数であり、多くのページが使われている4人は「著者」、ページ数が少なかった残り3人は「引用」しただけとして、印税云々以前にこういった事情だったことすら蚊帳の外だった訳です。
「著者」4人が誰なのかについては「守秘義務」があるのだそうで、私は晋遊舎から4人の名前を聞いてはいないのです。ただ、私と藤村阿智さん、影月さんの3人は「著者」ではありません。と言うわけで、奥付をご覧になれば、消去法で自ずと「著者」はわかると思います。
それにしても、ある程度事情を知っているはずの「著者」の方々からのコンタクトが一切なかったのは、実に残念です。そういえば、Twitterで「営業妨害」云々と叫んでいた人もいましたが、「著者」だとすれば、納得できる発言です。このあたり、生臭い話になってしまって申し訳ありませんが、はっきりさせておきたい事だったので、あえて印税の件まで踏み込んで書かせていただきました。
問題の奥付
以上、晋遊舎側に事情を問いただした結果、このような内幕がわかったのですが、はっきり言ってこの交渉は非常に疲れました。のらりくらりと話を逸らされて、なかなかはっきりとした返事がなく、ここまでの回答を引き出すだけで一ヶ月以上かかったのです。
メールで交渉を始めた当初は、本の文章が私のサイトからの「無断転載」であると言う事すら、はっきりとは認めなかったくらいでしたし、「著者」の実体についても、何度も質問を繰り返して、やっと答えが返ってきたのです。はっきり言いまして、このやりとりを通じても、晋遊舎側の誠意は感じられませんでした。
さて、ここからは晋遊舎側の本への対応について書いておきます。
まず、万が一重版がかかった場合には、私のサイトから転載した章と奥付の私の名前を削除する事になりました。もっとも、こんな本が売れては困るので、重版になどならない方がいいのですが。
また、晋遊舎のサイトには、謝罪文が9月29日から二週間にわたって掲載される事となっています。これについても、私としてはもっと目立つページの最上段への掲載を求めたのですが、結果として少々中途半端な位置での掲載となりました。その点で不本意ではあるのですが、前述のように晋遊舎との交渉には疲れてしまいましたので、妥協したわけです。それこそ晋遊舎側の思うつぼかも知れませんが、本当に疲れてしまいました。まだまだすっきりしない思いはあるのですが、これにて決着と言うことにしました。
最後になりましたが、今回の件で色々な方からご支援やアドバイスをいただきました。あらためまして、ここで厚く御礼を申し上げます。本当に、ありがとうございました。
最近こういう輩が多いですね。ガチャ子のお話面白かったです。情報提供ありがとうございました。