はなバルーンblog

藤子不二雄や、好きな漫画・アニメの話がメイン(ネタバレもあるので要注意)

アニメ版「げんしけん」放映開始

2004-10-13 00:25:52 | マンガ・アニメ
 本日(昨日深夜)より、三重テレビでもアニメ版「げんしけん」が放映開始。原作読者としては、あの原作をどう料理するかが非常に興味深かったのだが、「ユルい」オタク空間が見事に映像化されていて、感心した。
 私自身、大学に入った時は「せっかくだから自分の趣味(オタク趣味)にどっぷり浸れるサークルにでも入るか」と思っていたにもかかわらず、「その手」のサークルは新入生歓迎会に行ってみただけで、結局何となく合わずに入会しなかった経験がある。だから、第1話の笹原には原作を読んだ時から共感していたのだが、アニメ版では漫研やアニ研になかなか声がかけられない場面での笹原の挙動が妙にリアルで、本当に私自身が○年前にタイムスリップしたかのような感覚を味わってしまった。また、アニメオリジナルの場面では、現視研見学時に、アニメ「くじアン」の話題に頷きながらもなかなか話に入っていけない場面も、いかにも「まだ自分をさらけ出していないオタク」らしくて、いいアレンジだった。
 ともかく、観ていて自分自身に思い当たることがかなり多くて、その意味ではキツい作品ではあるが、原作物アニメとしての出来は非常にいいと思う。携帯着メロネタまで原作通りに再現するあたり、こだわりが感じられる。個人的には「呪いのローラー付きサンシャイン」とかも出して欲しかったが、集英社ネタは無理か。そう言えばガンダムネタもなかった。こちらは話の流れを切らないためかもしれないが。
 そう言えば、原作とアニメの違いとして、アニメ版では第1話の時点で「くじびきアンバランス」のアニメが既に始まっている点が挙げられる。「くじアン」を作中作として売るためには、やむを得ない&当然の変更なのだろう。おかげで、今回のOPは「くじアン」のもののみで、「げんしけん」のOPは観られなかったのがちょっと物足りなかった。これは次回に期待しよう。

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