「東京国際アニメフェア2008」感想(1)

 土曜・日曜日と泊まりがけで「東京国際アニメフェア2008」パブリックデーに行ってきた。
 以前から興味のあったイベントだが、昨年は3月が異様に忙しくてこんな状況だったので、身動きが取れなかったのだ。そんな訳で、今年初参加となった。

 初めてなので、昨年どのような様子だったかを調べた上で、今回のイベントの中から目当てを決めて自分なりに計画を立てていたのだが、はっきり言って見通しが甘かった。


 一日目、29日。
 確実にステージの整理券を取るために始発で会場入りする人もいるようだが、私がそれをやろうとすると前日に東京入りするしかない。一日目は、そこまで必死になってどうしても見たいイベントも無かったし、そもそも初参加なのだから無理せずにのんびり会場を回ろうと考えて、開場時刻の10時に国際展示場駅に到着するようにした。
 コミケ同様に入場待機列があるのだろうと人が並んでいるところを探していたら、ビッグサイトへと上がる階段の上から下へ列が延びており、それが右に曲がって「夢の大橋」方面へ向かっている。驚いた事に、列を適当な長さで区切って整理する事もなく、一列のまま延びていたのだ。
 夢の大橋を渡って、大観覧車のあたりにようやく列の最後尾があったので、私も並んだ。これなら、国際展示場駅ではなく東京テレポート駅で降りた方が早いくらいで、実にバカバカしい(状況がわからない人は、この地図を参照して下さい)。

 この時点で列が長い事はよくわかっていたが、それでもまだ甘く見ていた。
 もう開場しているのだから徐々に列は動くだろうし、せいぜい1時間もあれば会場に入る事が出来るだろうと思っていたのだ。
 しかし、順次会場内に人が入場しているはずなのに、なかなか列が動かず、ビッグサイト内に入る事が出来ないうちに11時が過ぎた。ゲートを壊した人が出たために入場規制がかかったと言う噂も聞いたが、真偽は定かではない。ともかく、ビッグサイト内に入るまでに1時間以上かかり、それから会場にたどり着くまでに、さらに1時間。気が付いたら、12時10分を過ぎていた。
 あわよくば観に行こうと思っていた午前中のイベントは、当然全て観られず、それどころか入るまでにかなりの体力を消耗してしまい、会場内の人混みが思ったより激しかったせいもあって、すぐにグッタリしてしまった。

 それでも、とりあえず特設ステージの様子を確認したのだが、すでに凄い長さの入場待機列が出来ており、柵の外に若干の立ち見ができるようにはなっているものの、ステージからかなり遠くてあまりよく見えそうにない。
 入場待機でさらに時間を潰すのもバカバカしいと思い、この時点で特設ステージのイベント観覧はすべて諦めて、この日は会場内を一通りブラブラしつつ、個別のブースでのイベントのうち整理券がなくても観覧可能なものを観る方針に決めた。

 と、言う訳で、この日に観覧したイベントは、以下の二つ。せっかくなので感想を書いておく。



・13:15-13:45「しゅごキャラ!」Webラジオ公開録音(ポニーキャニオンブース)
 出演:伊藤かな恵、阿澄佳奈、加藤奈々絵、豊崎愛生

 「しゅごキャラ!」アニメ本編は欠かさず観ているが、Webラジオは聴いていない。それでも、4人の掛け合いが楽しめた。

 アニメの役の上での立場とは違って、伊藤かな恵が一番下っ端として扱われているのが面白かった。アスミスは子供向け作品でも独特の黒さは変わらず。加藤奈々絵は地声もミキとほぼ変わらずびっくり。4人の中で一番先輩として場を引っ張っていた。豊崎愛生は妙にマイペースで本人と役のキャラが一番シンクロしていた。
 公開録音ならではの趣向として、絵を使った企画があり、伊藤かな恵の描いたあむちゃんが観られたのはよかった。最近は「画伯」などと呼ばれる声優もいるが、ここで披露された絵はそれなりの域に達していたのではないかと。

 予定から少し押して、ひとまず終了。ここで、伊藤かな恵は13時50分より次の予定(特設ステージIIの「鉄腕バーディ」)が入っていたため先に退場、残り三人と司会の吉田アナ(ニッポン放送)によって放送やグッズなどの告知が続けられて、最終的に14時頃終了した。
 ラジオを聞いていなくても面白くて十分に楽しめたいいイベントが、伊藤かな恵退場時に合わせて無理矢理前の方から抜け出して行った人がおり、ちと迷惑だった。他の人への配慮は忘れたくないものだと、「人の振り見て…」のことわざが頭をよぎった。
 配慮と言えば、「なかよし」連載作品のアニメだけあって、子供を最優先で入場させる心配りがあったのはよかったと思う。ファミリー入場で優先的に入れるとは言え、整理券を確保している子供がいる事自体が驚きだが。

 そう言えば、イベント開始前にステージにいた男性は、「次は「しゅごキャラ!」です。今日、観てから来られた方もいらっしゃるのではないでしょうか」なんて言っていたが、「しゅごキャラ!」を観てから10時以降に家を出ていては、ファミリー入場でない限り絶対に13時に会場にいるのは無理だろうと突っ込みたくなってしまった。今は、ワンセグなどを利用すれば、待機列でアニメを観て待っている事は可能だろうけど。



・15:00-15:30「瀬戸の花嫁」トークショー(avexブース)
 出演:桃井はるこ、水島大宙、野川さくら

 「しゅごキャラ!」は出演者達のいるステージが一段高くなっていたので整理券なしでも周囲から十分に出演者の顔が見られたのだが、こちらはステージが特に高くないので、様子がほとんど見えなかった。かろうじて背伸びをしたら三人の顔が見えるくらいか。何しろ、整理券組だけで250人もいたので、人の頭に遮られてしまうのだ。

 トークは、制作決定したOVAの話題がメイン。「いつOVA化を知ったか」という話題で、水島大宙だけが「今日、進行台本を見て」と激しく乗り遅れていたのが笑えた。この日トークショーを行う事になったのも、DVD完結記念か何かだと思っていたらしい。
 他にも、「OVAに期待する事」などの話もあったが、トークを聞く限り、声優陣はOVAがどんな内容になるのか知らされては無さそうだ。

 後は、本人が直接来た訳ではないが、ビデオ出演で政さん役の村瀬克輝が登場して観客へ応援感謝のメッセージを語っていた。髪型を合わせてサングラスをかけるだけで、どこからどう見ても「リアル政さん」になっていて、真面目に感謝の言葉を述べているにも関わらず、吹き出しそうになってしまう。普通に喋るだけで笑えるというのは、ある意味ずるい。
 政さんメッセージはビデオ出演だったためスクリーンに映し出されたので、後ろの方からでもしっかりと見る事が出来た。

 かなり人口密度が高くて苦しかったが、こちらも面白かった。この作品なら、このような形でなく単独でトーク&ライブをやっても十分に客が入るのではないだろうか。



 「瀬戸の花嫁」トークショー後は会場を一回りして、一応全てのブースを一通りチェックした。
 やる気の有るところと、あからさまにやっつけの展示をしているところの温度差が激しくて興味深かった。日本アニメーションあたりは単に力を入れていないのだろうけど、ユーフォーテーブルなどはどこまで狙ってやっているのか判断に苦しむ。

 結局、一日目は17時頃に会場を出た。とにかく「疲れた」と言う印象が強く残った一日だった。

二日目に続く)
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