今週で第10話までが放映された新作「ヤッターマン」だが、第1話の感想とOP主題歌騒動の件以降、当ブログではこの作品をとりあげていない。
実は、録画は続けているが、すでに観なくなっているのだ。第4話を最後に視聴停止してしまった。
以前にも書いたが、タイムボカンシリーズは放映開始から何話か過ぎて、作品中の人間関係やお約束がある程度確立されてからが本番だと思っている。ワンパターンギャグで笑えるのは、その基礎となる設定・世界が出来上がっていてこそだろう。
だから、今回の新作「ヤッターマン」も最初の1クールはきちんと観た上で作品の出来を見極めようと考えていたのだが、残念な事に私にとっては第4話の出来が酷すぎた。
第4話「北の国キャラ2008だコロン!」は、ドラマ「北の国から」のパロディネタだったが、私が「北の国から」をよく知らないせいもあって、ゲストキャラの「~なわけで」の口癖が鬱陶しく感じてしまい、それに加えてアイちゃんは相変わらず「○パー」を連発して、更にはナレーターまで「~なわけで」口調で喋りはじめて、まずセリフで非常にいらつかされてしまった。
何か一つが引っかかると、他の部分も気になってしまうもので、三悪の声の衰え(特にボヤッキー)や、おだてブタの喋り方、戦闘で流れる変な新曲BGM(「アーウー・オジャママン」アレンジ?)など、これまであえて目をつぶっていた部分が一気に「欠点」として感じられてしまい、これまでは「新作だからキャラが変わってもいいのでは」と思っていたヤッターマン1号の情けなさも、ただただ鬱陶しく感じた。
本編の後にタイアップEDでとどめをさされたせいもあり、第4話終了後は苦痛な30分と言う印象しかなかった。たとえ「ヤッターマン」の新作であっても、いや、「ヤッターマン」であるからこそ、この内容で毎週観続けるのはつらいと思ったのだ。
と、言う訳で、すっかり観続ける気がなくなってしまい、第5話以降は録画したっきりだ。自分でも、こんなにも早く見切りを付ける事になるとは思っていなかった。
8年前の「怪盗きらめきマン」の時も、1ヶ月を過ぎたあたりで「期待していたけど、なかなか面白くなって来ないなあ」と感じていたのだが、新たに投入されたギャグなどに光るものはあったし、何より観ていて不快になることはなかった。
それと比べると、今回の新作「ヤッターマン」は、色々な仕掛けや新設定があざとすぎて、どうしても鼻につく。
新作「ヤッターマン」を観なくなってから、今はどうしているかと言うと、DVDで「タイムパトロール隊 オタスケマン」を最初から観返している。
「オタスケマン」はタイムボカンシリーズ中で私が一番最初に本放送で観た作品であり、DVD-BOXは発売時に買っていたのだが、これまでは気になる話を何本か観たのみだった。何度も観た作品で、しかもいつでも観られるとなると、かえってなかなか観なくなるものだ。
しかし、新作「ヤッターマン」に失望して、タイムボカンシリーズはこんなにつまらない作品だったのかを自分にとっての原点である「オタスケマン」で確かめたいと思い、あらためて1話から観てみたのだ。
結論としては、「やっぱりタイムボカンシリーズは面白い」と声を大にして言いたい。
「オタスケマン」も第3話くらいまではぎこちなさが感じられたが、第4話でゲキガスキーが登場してからどんどん面白くなっていった。
タイムパトロール隊基地での日常のやりとり、三悪とトンマノマントの掛け合い、トンマノマントの主張する変な歴史、毎回色々な人物がモデルになる顔メカ、そして締めの「愛の特訓」と、本編はたった20分程度しかないのにネタが満載で、どの話も笑って観ているうちにいつの間にかエンディングまで来てしまう。
特に、顔メカに面白いものが多く、個人的には「宮村義人君メカ」(出演声優の顔メカ)や、聖徳太子メカ(破壊されるともっと細かいお金の人物が中から出てくる)、それにオタスケマン1号&2号メカ(ナナちゃんがわざわざヒカルの顔を攻撃する→ヒカル「ブレー」)などが笑えた。
現在、第17話まで視聴完了。週に2話ずつ観ているペースで、新作「ヤッターマン」の放映話数を追い越してしまった。正直なところ、今改めて「オタスケマン」を観て面白くなかったらどうしようと少し心配だったのだが、杞憂だった。これだけアイディア満載で精一杯視聴者を楽しませようとしている作品が面白くならないわけがないし、実際に今観ても十分に楽しめる。時事ネタも結構多いが、元々リアルタイムで観ていた作品なので問題ない。
とりあえず、今後はこのまま「オタスケマン」を観続けていきたい。新作「ヤッターマン」は、一応録画保存は続けるが、元祖タイムボカンシリーズとの違いをはっきり確認してしまっただけに、今後も観る事はなさそうだ。今の「ヤッターマン」は、現代の子供が観て楽しめるのであれば、それでいいと思う。
実は、録画は続けているが、すでに観なくなっているのだ。第4話を最後に視聴停止してしまった。
以前にも書いたが、タイムボカンシリーズは放映開始から何話か過ぎて、作品中の人間関係やお約束がある程度確立されてからが本番だと思っている。ワンパターンギャグで笑えるのは、その基礎となる設定・世界が出来上がっていてこそだろう。
だから、今回の新作「ヤッターマン」も最初の1クールはきちんと観た上で作品の出来を見極めようと考えていたのだが、残念な事に私にとっては第4話の出来が酷すぎた。
第4話「北の国キャラ2008だコロン!」は、ドラマ「北の国から」のパロディネタだったが、私が「北の国から」をよく知らないせいもあって、ゲストキャラの「~なわけで」の口癖が鬱陶しく感じてしまい、それに加えてアイちゃんは相変わらず「○パー」を連発して、更にはナレーターまで「~なわけで」口調で喋りはじめて、まずセリフで非常にいらつかされてしまった。
何か一つが引っかかると、他の部分も気になってしまうもので、三悪の声の衰え(特にボヤッキー)や、おだてブタの喋り方、戦闘で流れる変な新曲BGM(「アーウー・オジャママン」アレンジ?)など、これまであえて目をつぶっていた部分が一気に「欠点」として感じられてしまい、これまでは「新作だからキャラが変わってもいいのでは」と思っていたヤッターマン1号の情けなさも、ただただ鬱陶しく感じた。
本編の後にタイアップEDでとどめをさされたせいもあり、第4話終了後は苦痛な30分と言う印象しかなかった。たとえ「ヤッターマン」の新作であっても、いや、「ヤッターマン」であるからこそ、この内容で毎週観続けるのはつらいと思ったのだ。
と、言う訳で、すっかり観続ける気がなくなってしまい、第5話以降は録画したっきりだ。自分でも、こんなにも早く見切りを付ける事になるとは思っていなかった。
8年前の「怪盗きらめきマン」の時も、1ヶ月を過ぎたあたりで「期待していたけど、なかなか面白くなって来ないなあ」と感じていたのだが、新たに投入されたギャグなどに光るものはあったし、何より観ていて不快になることはなかった。
それと比べると、今回の新作「ヤッターマン」は、色々な仕掛けや新設定があざとすぎて、どうしても鼻につく。
新作「ヤッターマン」を観なくなってから、今はどうしているかと言うと、DVDで「タイムパトロール隊 オタスケマン」を最初から観返している。
「オタスケマン」はタイムボカンシリーズ中で私が一番最初に本放送で観た作品であり、DVD-BOXは発売時に買っていたのだが、これまでは気になる話を何本か観たのみだった。何度も観た作品で、しかもいつでも観られるとなると、かえってなかなか観なくなるものだ。
しかし、新作「ヤッターマン」に失望して、タイムボカンシリーズはこんなにつまらない作品だったのかを自分にとっての原点である「オタスケマン」で確かめたいと思い、あらためて1話から観てみたのだ。
結論としては、「やっぱりタイムボカンシリーズは面白い」と声を大にして言いたい。
「オタスケマン」も第3話くらいまではぎこちなさが感じられたが、第4話でゲキガスキーが登場してからどんどん面白くなっていった。
タイムパトロール隊基地での日常のやりとり、三悪とトンマノマントの掛け合い、トンマノマントの主張する変な歴史、毎回色々な人物がモデルになる顔メカ、そして締めの「愛の特訓」と、本編はたった20分程度しかないのにネタが満載で、どの話も笑って観ているうちにいつの間にかエンディングまで来てしまう。
特に、顔メカに面白いものが多く、個人的には「宮村義人君メカ」(出演声優の顔メカ)や、聖徳太子メカ(破壊されるともっと細かいお金の人物が中から出てくる)、それにオタスケマン1号&2号メカ(ナナちゃんがわざわざヒカルの顔を攻撃する→ヒカル「ブレー」)などが笑えた。
現在、第17話まで視聴完了。週に2話ずつ観ているペースで、新作「ヤッターマン」の放映話数を追い越してしまった。正直なところ、今改めて「オタスケマン」を観て面白くなかったらどうしようと少し心配だったのだが、杞憂だった。これだけアイディア満載で精一杯視聴者を楽しませようとしている作品が面白くならないわけがないし、実際に今観ても十分に楽しめる。時事ネタも結構多いが、元々リアルタイムで観ていた作品なので問題ない。
とりあえず、今後はこのまま「オタスケマン」を観続けていきたい。新作「ヤッターマン」は、一応録画保存は続けるが、元祖タイムボカンシリーズとの違いをはっきり確認してしまっただけに、今後も観る事はなさそうだ。今の「ヤッターマン」は、現代の子供が観て楽しめるのであれば、それでいいと思う。