2008年1月アニメ新番組チェック

 昨日のエントリでもちょっと触れたが、月刊テレビ情報誌「TV Japan」最新号が15日に発売された。
 この雑誌は、毎月24日発売の「TV Taro」などとは違って当月21日~翌月20日までの番組表が載っているため発売が早い。15日の時点でテレビ愛知の深夜アニメ枠に後番組未定の作品がいくつかあったので、それらを含めて1月のアニメ新番組をチェックできると期待していたのだが、少なくとも東海版の今月号に限っては、アニメ番組のチェックにはほとんど使えない。

 テレビ愛知の新番組枠は全て「未定」になっている上に、他の局でもすでにネット上で放映局・放映日時が発表されている作品がほとんど載っておらず、掲載されている番組表が全然信用できない。
 おそらく、放映局等の正式決定が「TV Japan」の締め切りより遅かったためこんな事になってしまったのだろうが、今年の10月期・7月期・4月期と思い返しても、ここまでひどくはなかった。よほど、2008年1月期の深夜アニメはギリギリまで枠が決まらない作品が多いのだろうか。次は、水曜発売の隔週誌でもう少し正確な情報が載っている事を期待するしかない。
 ちなみに、「墓場鬼太郎」についても1月17日の該当枠は「未定」扱い。ただ、ノイタミナ枠はこれまでも新番組は直前まで「未定」になっている事が多かったので、これは想定の範囲内だ。多分、1月10日放映予定の「もやしもん」最終回の後に「1月からは「墓場鬼太郎」」と、ちょっと時期的に間の抜けた予告が流れる事だろう。


 それにしても、始まる前からこんな事を言うべきではないのだが、1月の新番組はどうも私にとってはパッとしない感じの作品が多い。
 「墓場鬼太郎」「ヤッターマン」は当然観るとしても、他に現時点で観ようと思っている作品は「ARIA The ORIGINATION」「俗・さよなら絶望先生」「ウエルベールの物語 第二幕」くらい。続編やリメイク物ばっかりだ。10月からの2クール作品は継続して観続けるのだし、自分自身が3月までは忙しそうだから、来期の視聴アニメはこれくらいでほどほどに抑えておくとするか。

 で、「ウエルベールの物語 第二幕」の東海地区での放映はどうなるのだろう。第1期はネタアニメとしてツボにはまったから結構楽しみにしているのだが、第1期は名古屋テレビ制作だったのに「第二幕」は現時点で地上波の放映局が東京MXテレビしか発表されていない。
 あんな、いかにも「続きをお楽しみに」な終わらせ方で、もし第2期の放映がなかったらさすがに酷い。最悪、1ヶ月遅れのAT-Xで観る事は出来るが、名古屋テレビにはきっちり「第二幕」も放映していただきたいものだ。
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「墓場鬼太郎」公式サイト更新

 少し前に、「墓場鬼太郎」の公式サイトが更新された。
 とりあえず、東海テレビでの放送が公式に告知されて、一安心だ。東海テレビはノイタミナ枠第1作の「ハチミツとクローバー」以来ずっと放映しているので外される事はないだろうと思ってはいたが、最近の東海テレビは深夜アニメで色々とあったので、ちょっと不安もあった。
 今のところ、公式にはフジ・東海・関西の3局しか載っていないが、最終的にどのくらいの局で放映されるのか興味がある。「ノイタミナ」を継続放映している局は他に北海道・新潟・福岡しかないが、「鬼太郎」ほどのビッグネームなら番組購入で放映に踏み切る局が出てきてもおかしくない。実際、今年1月から放映された「のだめカンタービレ」は、その形式で最終的に放映局が20局以上にもなったのだ。

 なお、本日発売の「TV Japan」によると現在放映中の「もやしもん」は年を越して来年1月10日が最終回となっているので、東海テレビの「墓場鬼太郎」は、おそらく1月17日スタートだろう。結局、この枠は一週遅れのままか。
 「墓場鬼太郎」一週遅れもつらいが、「もやしもん」も楽しみに観ているので第10話と第11話(最終話)の間が三週間空いてしまうのは困る。東海テレビは、12月28日まで深夜アニメを通常放映するテレビ愛知を見習って欲しい。


 さて、「墓場鬼太郎」公式サイトでは、これまでより詳しいスタッフ・キャストの情報が掲載された。
 新規発表されたスタッフでは、和田薫氏の音楽が特に楽しみだ。「ゲゲゲ」第4作とはまた違った「墓場」にふさわしい音楽を期待している。この際、いい機会だから「ゲゲゲ」第4作のサントラ完全版も出して欲しい。DVD-BOXも発売されたところで、さらに「墓場」にも参加するとなれば、ちょうどいいタイミングだと思うのだが。
 声優は、トランプ重井と寝子以外は中堅・ベテランで固められており、安心して聴けそうだ。「ゲゲゲ」とのつながりでは、鬼太郎の父(目玉化する前だろう)が現・閻魔大王だったり、その一方で母は蛇骨婆だったりするところが面白い。「地獄編」の鬼太郎母しか知らない人が今回の鬼太郎母を見たらさぞ驚く事だろう。
 トランプ重井役・ピエール瀧と寝子役・中川翔子には不安もあるが、歌手の起用は憂歌団の前例があるし、トランプ重井は吸血木になってしまうのでセリフも多くないだろう。中川翔子も「アイシールド21」でレギュラー出演しているくらいだから、声の演技にそれほど問題は無さそうだ。
 しかし、前半の主要キャラの一人であるニセ鬼太郎の声優が発表されていないのが気になる。野沢さんの二役では面白くないし、ここはあっと驚くような人を起用していただきたい。戸田さんか松岡さんだったら歴代鬼太郎夢の共演になるのだが、「ニセ」役は難しいか。


 ともかく、詳細がわかってきて、ますます来年の放映が楽しみになってきた。
 今年の春にも「ゲゲゲ」第5作放映開始前に同じようなエントリを書いているが、同じ年のうちに二度も「鬼太郎」の新作アニメに期待を膨らませる事が出来るとは思いもよらなかった。

 最近は、当ブログの更新がすっかり週一ペースになってしまい、「ゲゲゲ」第5作の感想がなかなか書けないが、もちろん続けて毎週楽しんで観ている。「墓場」は全11話なので、余裕があれば全話感想に挑戦してみたいと思っている。
 また、DVDで少しずつ観てきた第1作も、ようやく残り13話ほどで全話を観終わる。できれば、来年「墓場」が始まるまでに全話観てしまいたい。最近は「ゲゲゲ」第4作BOXや「チンプイ」BOXなど色々と買ってしまったため、これら全部を観るには全く時間が足りず、嬉しい悲鳴だ。


 ところで、今回の「墓場鬼太郎」アニメ化を掲示板やブログ等で多くの人がとりあげて、意見や期待を書いているのだが、どうも「墓場鬼太郎」と「墓場の鬼太郎」を混同している人が多いのが気になる。
 「墓場の鬼太郎」は、少年マガジン連載初期のタイトルで、今は「ゲゲゲの鬼太郎」として単行本に収録されている。それに対して、今回アニメ化される「墓場鬼太郎」はマガジン以前に貸本まんがとして描かれた作品で、中身は別物(マガジン連載分で多くがリメイクされているが)なので、ご注意を。
 「墓場の鬼太郎」だと思って観てから驚く人も、きっと出てくるのだろう。そのような人達や、「ゲゲゲ」も含めて完全な原作未見組がどう反応するか、ちょっと楽しみだ。
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