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「ゲゲゲの鬼太郎」新作スタッフが判明

2007-02-10 00:25:50 | 水木しげる
 本日発売の「アニメージュ」3月号で、「ゲゲゲの鬼太郎」新シリーズの情報を確認した。すでにネットでは二日ほど前から流れている内容だが、あらためて紹介しておく。


・放映枠:フジテレビ 日曜9時
・スタッフ
 シリーズディレクター:貝澤幸男
 脚本:長谷川圭一、三条陸 ほか
 作画監督:上野ケン



 と言うわけで、放映枠は予想通り、第4作と同じ時間だった。
 そして、シリーズディレクターは、私の希望していた貝澤幸男。貝澤氏の名前を知らない人でも、第4作の第3話「ギターの戦慄!夜叉」の演出家と言えばおわかりいただけるだろう。この話では、夜叉が都会の片隅で生きる妖怪として描かれており、原作テイストと放映当時の「現代」だった1990年代の雰囲気が見事に融合した、第4作初期の傑作だった。
 この第3話を観て、今後も貝澤演出回は要注目だと思ったのだが、貝澤氏は新番組「地獄先生ぬ~べ~」のシリーズディレクターに就任したため、残念ながら第7話「妖怪のっぺらぼう!」の絵コンテを最後に、「鬼太郎」からは離れてしまった。
 それだけに、今回のシリーズディレクター就任は嬉しいし、これで公式サイトの謳い文句「現代にふたたび蘇るおどろの物語」にも、かなり期待が膨らむ。

 ただ、そうなると、やはりキャクターデザインは気になるところだ。
 昨年放送された(東海地区では現在放映中)の「貧乏姉妹物語」が、「鬼太郎」新作と同じくシリーズディレクター・貝澤幸男、総作画監督・上野ケンのコンビで作られている。私自身は「貧乏姉妹物語」は、いまだに録画したままなのだが、いい機会なので、そろそろ観てみるとしよう。まあ、「鬼太郎」とはあまりにも方向性が違いすぎる作品なので、「貧乏姉妹物語」を観て「鬼太郎」新作の出来を想像するのは無理だろうけど。
 ただ、上野氏は前述の「地獄先生ぬ~べ~」にも各話の作画監督で参加しているので、貝澤演出の妖怪描写には期待したい。

 最後に脚本家だが、二人とも、これまでの「鬼太郎」には全く参加していない。三条氏は、個人的には「ドラゴンクエスト ダイの大冒険」の原作者としてのイメージが強いが、最近では「ガイキング LEGEND OF DAIKU-MARYU」のシリーズ構成・脚本を手がけている。
 しかし、あいにく「ガイキング」は東海地区未放映作品なので、私は観た事がない。それに、現時点では今回の「鬼太郎」が原作を脚色するのか、オリジナル話で行くのかもわからないので、まだ何とも言いようがない状態だ。原作を使うにしても、オリジナルを作るにしても、原作のイメージから離れないようにして欲しいものだ。


 ともかく、スタッフも判明して、4月からの放映開始がますます楽しみになった。あとは、声優が気になるところだが、こちらは続報を待つとしよう。



2/12追記

 公式サイトにもスタッフ情報が出た。雑誌とは違って「総作画監督:上野ケン」「シリーズ構成:長谷川圭一・三条陸」となっている。こちらが正式な役職名だろう。
 総作画監督はともかく、「シリーズ構成」が立てられたのは、意外だった。「鬼太郎」では、初めての事だ。今回は、シリーズ全体としては長編となるような展開が用意されているのだろうか。「ブラック・ジャック21」みたいに、無理矢理原作のエピソードを取り込んだアレンジだったらどうしよう。もし長編にするのであっても、黒幕がぬらりひょんと言う設定は第3作・第4作で飽きたので、やめていただきたいものだ。

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