はなバルーンblog

藤子不二雄や、好きな漫画・アニメの話がメイン(ネタバレもあるので要注意)

「ネギま!? Princess Festival」感想

2007-03-10 01:29:23 | アニメイベント
 先週の土曜日・3月3日は、パシフィコ横浜で開催された「ネギま!? Princess Festival」に行ってきた。
 当ブログで忙しいと書いた翌日に横浜まで出かけているわけで、お前は本当に忙しいのかと突っ込まれてしまいそうだが、逆に「横浜まで行ったりしているから、余計に忙しくなるのだ」と、お考えいただきたい。


 わざわざ名古屋から横浜まで出かけてしまったが、私はアニメ「ネギま!?」の熱心な視聴者ではない。アニメも含めた「魔法先生ネギま」と言う作品全体についても、せいぜい原作単行本を全部揃えて、アニメは1作目と現在放送中の「ネギま!?」を全話観ている程度だ。DVDは買っていないし、CDも主題歌くらいしか持っていない。一応追っている作品ではあるが、ファンとしてはかなり薄い方だろう。
 だから、これまでに開催されてきた「大麻帆良祭」などのイベントには、全く行ったことが無かった。今回も、自発的にチケットを買ったわけではなく、TOJHO(ケデラッタ)さんから、チケットが1枚あまっていると誘っていただいたのだ。
 アニメ「ネギま!?」も終盤にさしかかり、声優陣が一堂に会するイベントも、今後はなかなか無いだろうと考えて、せっかくの機会だから行ってみようと思った次第だ。


 私にとっては、観客が5,000人規模にもなる大がかりなアニメ・声優イベントは、「ネギま!?」に限らず、今回が初めての参加だった。
 事前に「大麻帆良祭」のDVDを観て、雰囲気を予習していたのだが、実際に「その場」で体験すると全然違う。開演直後は、周囲のあまりのテンションの高さに、圧倒されてしまった。とにかく、会場がこれまでに体験した事のない空気に包まれており、一週間経った今でも、何と形容していいものか悩んでしまう。
 しかし、一曲目が「ネギま!?」OP主題歌でお馴染みの「1000%SPARKING!」だったおかげで、結構早いうちに、場の空気に馴染む事が出来たと思う。気が付くと、周囲に合わせてサイリウムを振っていた。

 その後は、アニメ本編で流れていないために知らない曲も多かったのだが、歌っているのはアニメで耳に声の馴染んだ人たちだし、基本的にキャラクターソングなので、その場のノリになれてきたせいもあって、楽しんで聴く事が出来た。
 また、歌の合間に行われた寸劇では、アニメでお馴染みのネタがちりばめられていた。本編では滑っているように感じた「佐々木まき絵失格」ネタも、皆川純子と堀江由衣本人のやりとりを生で見ると、妙に笑えてしまう。これは、イベントの雰囲気があってこその事だろう。

 今回、もちろん堀江由衣や皆川純子だけでなく「ネギま!?」3-Aクラスメイトの大半は出演しており、生まれて初めて、いわゆる「人気声優」が勢揃いした光景を見た。前述の寸劇にも言えるのだが、「中の人」からアニメのキャラと同じ声が発せられるのを聴いているうちに、さらに気分が高揚してしまった。
 「ネギま!?」以外の作品で声を聞いている人も多く、小林ゆうが登場した時には「この人がニンジャ太郎か」と、ちょっと感動した。
 ただ、クラスメイト全員集合とはならなかった点は残念だ。特に、能登麻美子が出ていないため、のどかと夕映の掛け合いを聴く事は出来ず、そこはちょっと物足りなかった。
 とは言え、20人以上が一緒に歌った「1000%SPARKING!」「A-LY-YA!」「ハッピー☆マテリアル」は、迫力満点。この3曲を生で聴けただけでも、横浜まで行った価値は十分にあった。「A-LY-YA!」は、全員がステージに出揃うまで延々とイントロが続いて、随分と焦らされたが、これも今振り返るといい思い出だ。


 そんなこんなで、あっという間の3時間だった。終了後は、しばらく体が虚脱状態となって、耳鳴りが続いていた。自分の体力の無さを思い知らされた感じだ。オタクは部屋に閉じこもって不健康などと言う人がいるが、少なくともこのようなイベントに熱心に参加するような人は、十分にエネルギーがあると思う。
 ともかく、今回はいい体験をさせてもらった。

 ただ、知らない歌が多い状態で参加してしたのは、ちょっと勿体なかったかと思う。OP・EDテーマ以外の歌も知っている状態で臨んでいれば、さらに楽しめただろう。
 また、割と早くに会場の雰囲気に馴染んだつもりだったが、やはりイベント初参加のせいで「照れ」が残っており、声優に対してコールをするまでには至らなかった。あの場にいるのは皆「お仲間」なのだから、遠慮せずにもっと弾けていればよかったと思う。



 さて、次は正真正銘「初めて自主的にチケットを取った」、私にとって本命のイベントが控えている。
 こちらは、挿入歌やキャラソンCDも買って聴いており、ライブパートは今回以上にのめり込める事は間違いない。出演声優も一部を除いて今回とは異なるメンバーだから、生で観るのが楽しみだ。ただ、今度もまた体力を使い果たしてしまいそうで、ちょっと心配ではある。