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「ゲゲゲの鬼太郎」第5作メインキャスト発表

2007-03-08 00:13:59 | 水木しげる
 「ゲゲゲの鬼太郎」新シリーズのメインキャストが、公式サイトで発表された。
 鬼太郎に高山みなみ、そして目玉親父は田の中勇が続投する事は既に明らかにされていたが、ようやく残りのレギュラー声優陣も出揃った。キャストは、以下の通り。


 ・鬼太郎:高山みなみ
 ・目玉おやじ:田の中勇
 ・ねこ娘:今野宏美
 ・ねずみ男:高木渉
 ・砂かけ婆:山本圭子
 ・子泣き爺/ぬりかべ:龍田直樹
 ・一反もめん:八奈見乗児


 鬼太郎・ねこ娘・ねずみ男は新たな声優が選ばれたが、目玉親父を含めた残りのレギュラー陣は、全員これまでのシリーズでレギュラー出演経験のある人が揃っており、意外性はないが、非常に安心できるメンバーだ。

 今回、田の中勇の目玉親父続投が話題となっているが、砂かけ婆役の山本圭子も、第1作では番組レギュラーで主に少年役(第1話「おばけナイター」から出演)を担当、続く第2作では砂かけ婆、第3作は後半でレギュラー入りしたシーサー、第4作では再び砂かけ婆と、全シリーズにレギュラー出演していて、間違いなく「鬼太郎」には欠かせない声優だ。
 また、一反木綿は第3作の八奈見乗児が再び担当する。一反木綿は、第2作ではまともなセリフがほとんど無く、第3作からよく喋るようになったので、私にとって一反木綿=八奈見乗児が刷り込まれており、それだけに今回の復帰は非常に嬉しい。ちなみに、八奈見氏は第4作では井戸仙人役などで何度か出演した。
 そして、前作でぬりかべと一反木綿の二役だった龍田直樹が、今回は引き続きぬりかべと、新たに子泣き爺役を演じる。スタッフは、どうしても龍田氏には二役をやらせたいのだろうか。龍田氏の老人役となると、最近では「キン肉マンII世」のミンチ役あたりが、子泣き爺に近そうな感じがする。悪くはないだろう。


 さて、新顔の三人にも触れておこう。
 まずは、4代目鬼太郎となる高山みなみ。この人の少年役となると、最近は「名探偵コナン」江戸川コナン役の印象が強いが、他にも「ミスター味っ子」の陽一役を初めとして、多くの少年キャラを演じている。これまでで一番明るい鬼太郎になりそうな感じもするが、鬼太郎の妖怪としての怖い部分を演じる実力は十分にあるだろうから、そちらにも期待している。
 次に、ねずみ男役の高木渉。第4作では第36話「仰天!おりたたみ入道」で、ねずみ男の弟に化けた「むじな」役でゲスト出演していた。今回は、本物のねずみ男を演じるのだから面白い。ビデオを引っ張り出して、むじなの声を聞き返してみたが、いかにもねずみ男っぽい調子のよさが出ている。もちろん、この話では、あくまで本性はむじななので、今回も同じ演技になるとは限らないが、なかなか面白いねずみ男が生まれそうだ。
 最後に、ねこ娘役の今野宏美だが、この人についてはこれまでに観たアニメであまり縁がなく、唯一全話観ていた「それいけ!ズッコケ三人組」の荒井陽子も声が記憶にないので、どんなねこ娘になるか想像できない。ねこ娘については、番組が始まってからのお楽しみとしておこう。

 最後に、目玉親父についても書いておかないわけには行かない。。
 年齢的に、今回は声優の交代も十分あり得ると思っていただけに、田の中勇の続投はちょっと驚いたが、やはり目玉親父は、できればいつの時代でもあの声でいてほしいので、素直に嬉しい。
 実際、仮に目玉親父が新たな声優に交代するとなれば、果たして誰ならしっくりくるのだろう。第2作の第4話「雨降り天狗」では大竹宏が代役だったが、かなり似せようとしているにもかかわらず、やはり違和感がある。一回限りの代役ですらこうなのだから、もし今後ずっと別の声に変わるとなると、どうなるのか想像が付かない。
 ともかく、第1作のリアルタイム世代から今の子供まで、全ての世代から田の中氏の声が目玉親父として認知されているのだから、驚異的な事だ。


 さて、ようやくメインスタッフ・キャストが一通り発表されて、あとは放映開始を待つばかり。
 今のところ、フジテレビ以外の放映局・放映時間は判明していないが、ほぼ間違いなく東海テレビは金曜16時になるだろう。わざわざ日曜9時に「さんまのまんま」を放送する意味もあまり無いだろうから、「鬼太郎」を同時ネットして欲しいのだが、東海テレビの日曜9時台はローカル編成に拘っているので、望みは薄いか。