2006年を振り返る

 本日、無事に東京より帰宅。大晦日まで遠出していたのは、初めてだ。
 「ドラえもん」の始まる18時までには帰りたいと思っていたのだが、間に合わず18時45分頃になった。しかし、アニメ新作はその頃から流れたので、ちょうどよかった。むしろ、バラエティー部分を飛ばせただけ、時間が有効活用できたと思う。


 それにしても、今年一年、色々なことがあった。
 「ドラえもん」という作品に関しては、三日前に書いたばかりだが、リニューアル版アニメが始まった昨年より、今年の方がアニメ「ドラえもん」にとっては重大な転機となったのではないだろうか。
 また、もう一つのアニメ「ドラえもん」である「旧ドラ」こと日本テレビ動画版についても、今年はとうとう封印が破られて「ネオ・ユートピア」の上映会で2本が公開された。長年、自分のサイト「ドラちゃんのおへや」で旧ドラを取り上げてきただけに、非常に感慨深い。富田耕生のドラ声を聞いた時の衝撃は、一生忘れることはないだろう。
 さらに、刊行されたばかりの「ネオ・ユートピア」会誌最新43号では、旧ドラ特集が組まれており、私も協力させていただいた。以前ブログでも書いた、10月に上京した時の用事が、旧ドラの制作主任・真佐美ジュンさんへのインタビューだったのだ。
 今回の会誌では、考えられる限り現存するほぼ全ての資料が紹介されており、真佐美さんの他にチーフディレクター上梨満雄・初代のび太役(大山ドラではセワシ)太田淑子・作曲家越部信義の各氏へのインタビューも掲載されている。これまで「幻の作品」だった旧ドラの全体像がつかめる大変充実した内容となっているので、NU会員ならずとも旧ドラに興味のある人には、ぜひご一読いただきたい。


 サイトとブログの性質上、ドラえもんの話ばかりになってしまったが、プライベートでも色々とあった年だった。このブログでは特に触れていなかったのだが、いくつか、厄介なアクシデントもあった。最終的に、こうやって無事に新年を迎えられるだけで、非常に幸せだ。

 逆に、楽しいことも、いくつもあった。ドラえもん関連では、夏に本格的なオフ会を無事に開催することが出来たし、サイン会で生まれて初めて大山のぶ代さんとお話しする機会もあった。大垣女子短大で毎年の恒例となっていたA先生の講義も、私は今年ようやく初めて参加することが出来た。
 ドラ・藤子関連以外の漫画・アニメ関係では、何と言っても「ゲゲゲの鬼太郎」第1作~第3作までがDVD-BOX化された事が、一番嬉しかった。まさか、今年一年で野沢版・戸田版全てがDVDで揃えられるとは、思ってもいなかった。それだけでも十分なのだが、第1作・第2作に関しては「完全版」と言っていい程に特典映像やブックレットも充実しており、長い間DVD化を待っていて本当によかった。


 色々と振り返っているときりがないので、最後に、いい意味で特に印象に残ったテレビアニメを、順不同で挙げておこう。


 ・「Solty Rei」
 ・「おろしたてミュージカル 練馬大根ブラザーズ」
 ・「プレイボール2nd」
 ・「涼宮ハルヒの憂鬱」
 ・「錬金3級 まじかる?ぽか~ん」
 ・「GUN道 MUSASHI」


 今年完結した作品に限ると、こんなところだろうか。「GUN道 MUSASHI」を「いい意味で印象に残った」と言ってしまうと誤解を招くかもしれないが、十分に楽しませて貰った作品なので、悪い印象はないのだ。
 逆に、悪い意味で印象が強かった作品となると、迷わず「ギャラクシーエンジェる~ん」になってしまう。全話付き合った作品の中では、私にとってはぶっちぎりで今年のワースト1だ。他にも、ダメだと感じた作品はあるが、大抵は途中で視聴をやめたため、それらは作品全体では評価のしようがない。
 「GAる~ん」については、ここでワーストだと言い切ってしまうだけでは、フェアでなく気がひけるので、近いうちに他の作品共々、最終話まで観た感想も書くつもりだ。


 さらっと簡単に今年を振り返るつもりだったのだが、思ったより長くなってしまった。
 繰り返しになるが、色々な事があって、なかなか落ち着く暇のない一年だった。楽しい事なら大歓迎なのだが、そうもいかないのは、つらいところだ。来年は、なるべく楽しい事の比率が高くなるように、願いたい。

 当ブログの今年の更新は、これにて終了。皆様、よいお年をお迎え下さい。
コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )

東京で過ごした2006年末

 29日から31日にかけて、コミックマーケット71と、私が主催のミニオフ会のために東京に行って来た。
 今回は、コミケ3日目が大晦日だったため、ギリギリまでスケジュールをどうするか悩んだのだが、今年は夏コミ3日目に参加できなかったので、冬だけでもと思って、結局2泊3日にした。
 いつものごとく、東京での行動記録をまとめておく。なお、エントリの日付は12月31日だが、実際には年を越した2007年1月2日に書いている事を、最初にお断りしておく。



★12月29日(金)

 新幹線で12時頃に東京に到着。
 今まで、夏と年末の東京行きには夜行列車を使っていたのだが、今回は時間と体力の都合上、往復ともに新幹線を使う事にした。知り合いに「今日は新幹線で来た」と言ったら、みんな意外そうな顔をしていた気がする。ともかく、新幹線なら自宅から東京駅まで2時間半ほどで着くのだから、実に楽だ。これからは、上京はなるべく新幹線を使おう。

 東京駅到着後は、昼食を取りつつ移動して、13時頃にビッグサイトに到着。
 まずは、企業ブースを一回りして無料配布物を貰えるだけ貰った後、東へと移動した。東では、真っ先に「ネオ・ユートピア」ブースへ行き、新刊を貰った。今回は、旧ドラ特集で私もかなり関わったので、本を受け取った時は、いつもに増して嬉しかった。
 その後は、目当てのサークル・ジャンルを一回り。作品としては「GUN道 MUSASHI」「錬金3級 まじかる?ぽか~ん」「Solty Rei」などの全年齢向け本が欲しかったのだが、ほとんど見つからず、残念だった。「MUSASHI」は、結構あるのではないかと思っていたのだが、意外と少なかった。

 そして、コミケ終了後にオフ会参加者で集合した。今回は、事前に参加表明をいただいていた方以外に、コミケ会場で3名が飛び入り参加してくださって、私を含めて9名となり、思ったより賑やかな会となった。
 オフ会の流れは、飲み屋で歓談→カラオケと、いつものパターン。元々、今回のオフ会は「藤子度低め」で考えていたのだが、予定通り(?)藤子以外のオタ話にほぼ終始した。メンバーが全員藤子ファンにも関わらず、藤子と関係ない話で盛り上がれるのだから、皆守備範囲が広いと言えるだろう。もっとも、「ドラえもん」関連などで、あまり盛り上がる話題がなかったせいもあるだろうが。
 そんな訳でカラオケも、歌われた曲は藤子アニメ以外のアニソン・特ソンがほとんどで、1970年代から今年の新曲までバラエティに富んだ選曲となった。私自身は「最強○×計画」「STYLE」「斗え!ゴライオン」「ガッチャマンファイター」「LoveLoveLoveのせいなのよ!」などを歌った。この中で「STYLE」(「GUN道 MUSASHI」初代ED)はアニメソングから検索できず、歌手の「Kimeru」から捜して、やっと見つかった。「MUSASHI」には、ふさわしい扱いだ。もっとも、イベント限定でしかCDが出ていない「STYLE」がカラオケに入っている事自体、奇跡的なのかもしれないが。

 カラオケは2時間予定+1時間延長して、23時過ぎにオフ会は終了。
 年の瀬を、非常に楽しく過ごす事が出来て、いい時間だった。あらためて、参加してくださった皆さんには御礼を申し上げます。ありがとうございました。



★12月30日(土)

 この日は、コミケ2日目に行くかどうか当日朝まで迷ったが、ジャンル的に2日目は合わないので、結局パス。午前中は、秋葉原をブラブラしていた。新品・中古合わせてCDを数枚購入。20日に発売されていた「奏光のストレイン」主題歌CDも、ようやく買う事が出来た。
 そして、2006年いっぱいで店じまいするアキハバラデパート内で昼食をとった。個人的には、あまり訪れる事はなかった場所だが、秋葉原では真っ先に視界に入っていた建物なので、無くなってしまうと思うと、やはり寂しい。
 午後は、都内の古本屋を回った。と言っても、翌日の事も考えて、今回は軒数も金額もほどほど。夜は、気分を変えていつもとは違うカプセルホテルに宿泊した。ここは、インターネットコーナーがあったので、重宝した。あらためて振り返ると、この日はあまり書く事がない。



★12月31日(日)

 東京滞在の最終日。本日の目的は、もちろんコミケ3日目だ。
 11時前に、ビッグサイトに到着。この時間帯だと、まだ入場列が少し残っていたが、進むスピードは規制解除後とほぼ変わらなかった。
 入場後は東へ直行して、手当たり次第に目当てのサークルの本を購入した。事前に購入を予定していたサークルの本は、ほぼ入手できたので、まずはよかった。その後は、ブラブラと会場を回って、さらに本を購入。本をあまり買わなかった29日とは対照的に、3日目は買いまくってしまった。

 そして、企業ブースへ移動。目当ては14時からの小野涼子・小暮英麻トーク&サイン会だ。リーフファンクラブ会員限定イベントなので、会員でない私は脇から眺めるしかなかったが、大晦日に英麻様のお声を聞く事が出来て、満足だった。小野涼子との掛け合いを聞いていると、相手が誰でも英麻様は英麻様だと、あらためて思ってしまった。なお、サイン会の途中には、なぜか「場つなぎ」として「ゆりしー」こと落合祐里花も飛び入りで登場。生ゆりしーを初めて見る事が出来て、ちょっと嬉しかった。

 15時前に会場を後にして、帰途についた。さすがに大晦日となると、コミケと関係なく帰省などで新幹線の利用者は多く、帰りの自由席は座る事が出来なかった。仕方がないのでデッキで我慢して、18時頃に名古屋に到着。自宅には18時45分頃に帰り、3日間の年末東京遠征は終わった。
 東京での3日間は、あっという間に過ぎた。楽しい時間ほど早く過ぎると言うのは、本当だ。



 さて、今回のコミケを振り返ってみよう。
 まずは、史上初の大晦日開催について。今までの冬コミ最終日と比べて、参加者の数がどう変化するか興味があったのだが、自分の体感だけで判断すると、3日目はいつも通りの混み具合だったと思う。やはり、大晦日であろうと何だろうと、来たい人は来ると言う事か。まあ、自分のその中の1人だったわけだが。
 また、今回は米沢嘉博前代表が亡くなってから初めての開催だった事も、忘れてはならない。私は直接お会いした事はないが、今こうやってコミケを楽しめるのは、米沢氏のこれまでのご尽力があってこそだ。当ブログでご逝去について触れる機会を逃していたが、遅まきながらご冥福をお祈りさせていただく。

 そう言えば、今回は企業ブースで「パピヨンローゼ New Season」「神様家族」の主題歌入りサントラアルバムを購入した。「パピヨンローゼ」は通販予定もあるが、「神様家族」は今のところ冬コミだけの販売。CSのみの放送とは言え、テレビアニメの主題歌がCD店に並ばず、イベント限定販売と言う状況は、ちょっとどうかと思う。確かに、そんなに需要があるとも思えない作品だが。



 2006年は色々な事があったが、この東京旅行のおかげで、いい気分で年末を締めくくる事が出来た。「ドラえもん」の大晦日スペシャルを観なければ(新作アニメだけでテレビを消しておけば)、もっと気分がよかったかもしれない。
 2007年も、体力と気力の許す限り、色々とイベントには出かけて行きたい。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )