最近のテレ朝ch藤子アニメ事情

 テレ朝チャンネルがスカパー!で放映開始してから2年間、「シンエイアニメシアター」の藤子アニメをずっと録画し続けているが、さすがに録画量もかなりのものになってきた。「エスパー魔美」「チンプイ」「21エモン」「プロゴルファー猿」は全話録画完了しているし、「パーマン」も第270話まで来て、もうすぐ折り返し地点を回った。自分なりの藤子アニメライブラリが充実してきて、いい気分だ。
 このチャンネルは、今年3月までは週一放送・帯番組を問わず、隔週で放映話数が更新される奇妙な編成だったが、この4月から毎週更新となった。本来、こちらの方が普通の編成だろう。個人的にも、一週おきに録画予約をするのは面倒くさかったので、ありがたい。
 その反面、放映ペースが上がったために視聴消化がしきれなくなった事は、ちょっと困った。特に、4月はアニメ新番組が多いので、旧作を観る時間がなかなか作れなかったのだ。おかげで「21エモン」は最後の10話が未見で残っているし、「プロゴルファー猿」も、ようやく第130話まで観てプロテスト編を残すのみとなった。「猿」は1話当たり14分弱だから、今度の休みに一気に観てしまおうかと思っている。

 それにしても、アニメ「猿」のシリーズ終盤は、実に懐かしい。本放送で観ていなかったドラゴン戦や特訓道場編は初見ゆえの新鮮さがあったが、いま観ているあたりは、名古屋では何度か再放送された「藤子不二雄ワールド」枠放映分なので馴染みがあり、覚えている場面を見つけると嬉しくなる。第129話「紅蜂さんの手帳」で、とうとう猿にぶつける影プロがいなくなって必死に対戦相手を捜し回る場面などは、まさにそれだった。また、タイタンIIIのエピソードは、氷川博士は大真面目なのに、タイタンに入っている姿は非常にマヌケで笑える。納谷六朗の好演もポイントが高い。シリーズ終盤に入ってもテンションは下がっておらず、プロテストで終わってしまうのが非常に勿体なく思える。

 まあ、「プロゴルファー猿」終了後、現在のテレ朝チャンネルでは「新 プロゴルファー猿」が引き続き放映中なのだが、これは続編と言うよりはパラレルワールドなので、作品としての位置づけが難しい。内容がほとんど記憶になくて気になったので、第1話を「猿」の最終話より先に観てしまったが、「新」単体で評価したとしても、第1話を観る限りでは、私には駄作としか思えない。同じスタッフが作って、ここまで落差があるのは、ある意味凄い事だと思う。突っ込みどころには事欠かない作品だ。「新」も含め、いずれ「プロゴルファー猿」については、あらためて色々語ってみたい。


 現状では、テレ朝チャンネルでは「パーマン」と「新プロゴルファー猿」を録っているが、6月からは「怪物くん」初期話数の録り直しが加わる。それに、「ビリ犬」「オバケのQ太郎」「忍者ハットリくん」などは、まだ録画していないので、一挙放送や1話からの再スタートがあれば、順次録っていきたい。「ハットリくん」のDVD-BOXで、帯の藤子アニメはDVD-BOX全話収録に期待できないと分かったので、CSで全話録画すべきだろう。しかし、「ハットリくん」DVDの未収録はどんな事情なのだろう。未だに不思議だ。

 また、CS未放映のシンエイ藤子アニメでは「笑ゥせぇるすまん」が残っている。この作品がテレ朝チャンネルに来ないのは、TBSとの絡みだろうか。まあ、別に放映してくれるならTBSチャンネルでも構わないので、「さすらいくん」ともども、全話再放送して欲しい。
 もちろん、「ドラえもん」テレビシリーズもCS未放映だが、わさドラがまだ放映2年目なのだし、こちらは少なくとも後2,3年は寝かせておいてもいいと思う。でも、ビデオ未収録の初期エピソード(特にのび太が代役の時期など)を観たいので、いずれは放映して欲しいものだ。

 テレ朝チャンネルへの要望を書いていくときりがないので、とりあえずこの辺にしておく。いつまで経っても多くの作品でOP・EDがいい加減なので、もうほとんど諦めているが、CSでそこまでする気がないのなら、せめて東映や東京ムービーのような「主題歌大全集」DVDを出して、全作品の本放送版OP・ED全パターンを収録して欲しい。多少価格が高くても、内容さえしっかりしていれば、間違いなく私は買うだろう。
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