はなバルーンblog

藤子不二雄や、好きな漫画・アニメの話がメイン(ネタバレもあるので要注意)

帰ってきた内海ランプ

2005-03-14 23:24:32 | マンガ・アニメ
 「ブラック・ジャック」第19話「がんばれ古和医院」を観た。先週の「メールの友情」は、かなり無理のある形で原作を改変していたので、今回はどうなるかと思ったが、原作に登場しないピノコが邪魔だった点以外は、割とよかったと思う。ただし、古和先生の自称出身大学は、中部大学から大和大学に変更された。中部大学は愛知県に実在する(医学部はない)ので、原作を読んだ時から気になっていたのだが、やはりテレビでは変えてきたか。
 さて、実は今回は本編よりも、予告の方が印象が強かった。次回は「山手線の哲」だが、友引警部(アセチレン・ランプ)の声が、内海賢二であるのを聴いたからだ。私が初めて観た、ランプの登場する手塚アニメは「海底超特急マリン・エクスプレス」だったが、この時のランプ役が内海賢二で、この時以来ランプの声は内海さんと頭に刷り込まれてしまったのだ。ランプの狡猾で、かつ小心な性格にぴったりで、非常にはまり役だと思った。昨年まで放映された「ASTRO BOY 鉄腕アトム」でもランプは登場したが、声が別の人だったので、もう内海ランプは聴けないのかと残念に思っていた(「ASTRO BOY 鉄腕アトム」では、内海賢二は徳川役で出演)。それだけに、内海ランプの復活は嬉しい。また、個人的には「ヒゲオヤジ=富田耕生」についても、同じく「マリン・エクスプレス」で刷り込まれてしまっており、内海ランプと富田ヒゲオヤジの共演という点でも、次回の「ブラック・ジャック」は楽しみだ。
 それにしても、テレビアニメ版「ブラック・ジャック」も次回でもう20話を迎えるが、正直言って微妙な出来の作品が多いと思う。私は、チャンピオンコミックス版全25巻+手塚治虫漫画全集版全22巻+秋田文庫版第17巻+未収録&大きく改変されている話を図書館でコピーして原作は可能な限り読んでいる、それなりのファンなので余計にアニメでの改変が気になってしまうのだろうが、それにしても原作の「シンプルな故に味わい深い」エピソードの数々が、余計な場面の付け足しで壊される事が多すぎる気がする。このあたり、いずれじっくりと論じてみたいところだ。