はなバルーンblog

藤子不二雄や、好きな漫画・アニメの話がメイン(ネタバレもあるので要注意)

ドラ新声優に対する反応について

2005-03-13 12:14:35 | 藤子不二雄
 ドラえもん新声優について、昨日正式に発表された。現在は、テレビ朝日公式サイトにも「番組からのお知らせ」として掲載されている。このタイミングでの公式発表は、やはりネットで情報が出回ってしまったための対応なのだろう。今更言っても仕方がないが、できれば、ドラの新声優は公式発表を第一報として知りたかった。
 さて、その新声優情報が発覚して二日経ち、ネット上の日記・ブログ・掲示板などあちこちで、この話題が取り上げられている。それらを可能な限り読んでみたところ、今回選ばれた新声優陣の名前や声が、私の思っていた以上に世間に知られておらず、少々意外だった。まあ、大原めぐみと木村昴は私も知らなかったが、この二人は声優経験がほとんど無いので、仕方がないだろう。問題は、残り三人だ。
 さすがに、主役を多数こなして、代表作も多い関智一については「知っている」と言う人が多かった。ただ、未だにGガンダムのドモン・カッシュを引き合いに出す人が結構いたのは気になったが。Gガンダムはもう10年以上前の作品で、最近の関智一は、ああ言った低めの熱血声は、あまり演じていないはずだ。近い感じのキャラであるアニメ店長だって、演じ方はドモンとは明らかに違っている。
 一番驚いたのが、かかずゆみの世間一般における知名度の低さ。ポッと出の新人ではなく、テレビアニメの主役もこなしているのに、「知らない」と言う人が非常に多かった。主役を務めた「ストラトス・フォー」や「ダイバージェンス・イヴ」(及び「みさきクロニクル」)が、U局アニメだったために、アニメ自体の知名度が低いことが影響しているのだろうか。シスプリだって、オタク的には知らない人はいないだろうが、やはり一般人は存在自体知らないのだろう。まあ、いい機会なので、しずか役でステップアップして欲しい。
 最後に、新ドラえもん役の水田わさび。テレビアニメのレギュラーは、これまでそれなりの数をこなしているが、主役は初めてなので、声を聴けばわかっても、名前までは覚えていないと言う人が結構いるのかもしれない。現行アニメドラを、EDクレジットまで熱心に観ているような人であれば、現行ドラでも脇役でしばしば出演していたことを覚えているかもしれないが、そんな人は「一般人」の範疇には入らないだろう。

 ともかく、意外なところで一般人とオタクの温度差を感じてしまった。こういった感想を抱くことになるのも、「ドラえもん」が、世間一般にも非常に知名度と関心が高い作品であるという証拠だろう。願わくば、この盛り上がりが声優交代時期の一瞬で終わってしまう事無く、4月からの新生「ドラえもん」も、藤子・F・不二雄作品の魅力を伝える、長く親しまれる存在となって欲しい。