雨上がり顔をかすめる赤とんぼ
写真ネットから
こちら北信州は午前中かなりの雨が降った。一雨ごとに涼しくなると言いますが、雨が止んだ後、部屋の窓を開けると、暑さから涼しい秋の風に変わっていた。何だか、ルンルン気分となりスリッパ履きで、初秋の冷たい空気をいっぱい吸おうと庭に出た。狭庭には数匹の蜻蛉が気持ち良さそうに元気に舞っていた。ふと、驚くことに、蜻蛉君が私のおでこをかすめた、蜻蛉も驚いたようでしたが、初めての経験の私の方で驚いてしまった。嘘のような話ですが、蜻蛉君が人間にぶつかってくるなんて、目が見えない蜻蛉なのか、それとも待っていた涼しさに私と同様にルンルン気分となり飛ぶ感覚が狂ったのかな。涼しい綺麗な空気を胸一杯味わって家入り、家内に蜻蛉との出来事を話しましたら、やはり信用してくれなかった。蜻蛉は夏は山地で過ごし、秋になって体色が赤く変化するとともに平地に降りてくる種類もあると歳時記にあった。雨は部分的に降る事がありますので、里に降った雨の後の涼しさを求めて団体でやって来たのだろうと想像した。蜻蛉は赤く染まり始めた赤とんぼだった。