さすがに2002年の暮れは凹んでたと思うけど、翌年になればそんなのはどこへやら、今度は兎の主催者を巻きこんでヴィオラのデュオをやろう、という思いつきが浮かんだ。最初はブランデンの6番をバロックで、という話から始まったのだが、最小編成のほうが何かと便利だし、出てきたプランは無伴奏ヴァイオリン・ソナタ2番のフーガをヴィオラ2挺で出来ないか、というもの。それで編曲を、とある新進の作曲家に頼んだら、畏れ多くもと辞退されてしまった。結局、自分でやることになってしまったのだが、オレでも出来そうな題材はないものか、と思案してたところへやってきたのが、リュートのためのプレリュード、フーガ、アレグロ 変ホ長調 BWV.998だったのだ。パルティータ3番に取り組んでたとき、参考音源としてリュート版のCDを入手したらオマケについてた曲がこれだ。さてそれから一年、ずっと譜面書いてましたね。下書きして、下書きして、ようやく清書。(この編曲の元となっているのがギター編曲版の譜面で、だから今はギターで弾いてる、というオチ。ちなみに原曲が変ホ調なのに対し、ギター版は二調、そしてヴィオラ・デュオ版はト調、ということになる)
こうして第2次duo halcyonは結成され、春、夏、夏と3回のリハーサルの後、2004年9月18日、私は性懲りも無く、またしても蔵の街のステージに立っていた。しかも相方付きだ、今回わ。このときは頑張って、まず無伴奏パルティータ3番 BWV.1006からルール、次にフーガの技法 BWV.1080から10度のカノン、そしてプレリュード、フーガ、アレグロ BWV.998というラインナップ。さすがに現役バリバリの、活きのいいのがいっしょだと、ロートルおじさんでもなんとかなるんだわなあ。前ふたつが割と込み入ったラインで絡むのに対し、締めくくりのアレグロは上声部と下声部をかっちり2声に分け(つまりメロとベース)、繰り返し時に上下入れ替わるという、単純ながらスリリングな効果を狙った。(モダンとバロックの組み合わせなので、音色など結構違う)しかもよせばいいのに、その前半の繰り返し時に、私はリハで聞かせたことのないアドリブを入れたのだ。勢い余ってそのあとすこしロストしたけど・・。
こうして第2次duo halcyonは結成され、春、夏、夏と3回のリハーサルの後、2004年9月18日、私は性懲りも無く、またしても蔵の街のステージに立っていた。しかも相方付きだ、今回わ。このときは頑張って、まず無伴奏パルティータ3番 BWV.1006からルール、次にフーガの技法 BWV.1080から10度のカノン、そしてプレリュード、フーガ、アレグロ BWV.998というラインナップ。さすがに現役バリバリの、活きのいいのがいっしょだと、ロートルおじさんでもなんとかなるんだわなあ。前ふたつが割と込み入ったラインで絡むのに対し、締めくくりのアレグロは上声部と下声部をかっちり2声に分け(つまりメロとベース)、繰り返し時に上下入れ替わるという、単純ながらスリリングな効果を狙った。(モダンとバロックの組み合わせなので、音色など結構違う)しかもよせばいいのに、その前半の繰り返し時に、私はリハで聞かせたことのないアドリブを入れたのだ。勢い余ってそのあとすこしロストしたけど・・。
(こういうときに昔の記録が役に立ちます>笑)
「2004年10月」 → 「2004年9月18日」
この一週間前だか後だかに、奏楽塾の演奏会が入ってて
ホント、この年はよくやってたよー、って感じです。
昔は幾つかのサイトで、この時の写真など見られたんだがなー
まだ一箇所だけ、残ってました。