Viola de BACH! ~ヴィオラ・アンサンブルでバッハ三昧~ 2012.2.26(日) 四谷・絵本塾ホール
付き合いが始まって干支が一廻りするか?という友人まるちゃんが、ヴィオラのみの布陣で演目はバッハ限定というかな~りマニアックな演奏会の企画を始めたのがほぼ一年前、満席のお客さん(平均年齢、かなり高め)でムンムンするコア石響、もとい絵本塾ホールでの見事な開花を見聴きできたのは大変うれしいことでした。以下、逐一コメント
○ブランデンブルク協奏曲3番より BWV.1048
ちょっと外したかな?でも編曲、難アリだよねえ。弓は節約して使うこと
○平均律クラヴィーア曲集1巻より前奏曲とフーガ2番 BWV.847
ソロイスティックな場面が緻密なアンサンブル・パートに華を添えて、予想外の大健闘。首謀者がいなかったのが良い結果に・・・
○ヴィオラ・ダ・ガンバとチェンバロのためのソナタ1番 BWV.1027
これも編曲が?だった。トリオ・ソナタ方向で編曲した方がよかったのでは?しかし、1stが‘聴かせて'くれたのと、腰まである長い髪が揺れる様がたいそう美しかったので、許す
~ 休憩 ~
○カンタータ「天より雨と雪の降る如く」よりシンフォニア BWV.18
この響きはバッハのオリジナルにかなり近いのではないか。長いこと弾いてないヴィオラを引っ張り出そうかな、とチラッとでも思わせた凄い曲。まるちゃんはこういう類の曲のデタシェがとにかく上手い、他メンバーも是非、参考にしてみて
○プレリュード、フーガそしてアレグロ BWV.998
リュートの為に作曲された当該曲のヴィオラ二挺用編曲をしたのは私である。この編成で弾けるよう音を当て嵌めた程度の仕事だが、演奏終了後、お集まりの皆さんにご紹介いただく光栄に預った。どちらさまも、ありがとうございました。実際、評判もよかったので、気をよくしてしまった。セザール=フランクは自作の交響曲の初演(不評だったんだって)から帰宅し、『私の思った通りに響いたよ』とニコニコしながら妻に語ったそうな。話せば長くなるこの曲のこれまでの経緯については、2009.10.14付の弊ブログ「2004年9月18日」をお読みください。まるちゃん的解釈が相方の好サポートでしっかり客席に伝わっていたことも付け加えておきたい(よくもまあ、こんなに解釈が違うなあ、というのは置いといて)
○トランスフォルマシオンⅠ -シャコンヌによる4つのヴィオラのための (BWV.1004) 野平一郎
各パート2人ずつ総動員のせいでオケっぽい演奏になってしまったのは、予想通りとはいえチト残念。個人的にはひとりひとりが無伴奏を弾いてるつもりでやってくれると、と高望み。アンコールは力みが取れてスッキリよく仕上がった。ラストで2ndが思いっきりカウンターをぶってたの、カッコ良かったな
付き合いが始まって干支が一廻りするか?という友人まるちゃんが、ヴィオラのみの布陣で演目はバッハ限定というかな~りマニアックな演奏会の企画を始めたのがほぼ一年前、満席のお客さん(平均年齢、かなり高め)でムンムンするコア石響、もとい絵本塾ホールでの見事な開花を見聴きできたのは大変うれしいことでした。以下、逐一コメント
○ブランデンブルク協奏曲3番より BWV.1048
ちょっと外したかな?でも編曲、難アリだよねえ。弓は節約して使うこと
○平均律クラヴィーア曲集1巻より前奏曲とフーガ2番 BWV.847
ソロイスティックな場面が緻密なアンサンブル・パートに華を添えて、予想外の大健闘。首謀者がいなかったのが良い結果に・・・
○ヴィオラ・ダ・ガンバとチェンバロのためのソナタ1番 BWV.1027
これも編曲が?だった。トリオ・ソナタ方向で編曲した方がよかったのでは?しかし、1stが‘聴かせて'くれたのと、腰まである長い髪が揺れる様がたいそう美しかったので、許す
~ 休憩 ~
○カンタータ「天より雨と雪の降る如く」よりシンフォニア BWV.18
この響きはバッハのオリジナルにかなり近いのではないか。長いこと弾いてないヴィオラを引っ張り出そうかな、とチラッとでも思わせた凄い曲。まるちゃんはこういう類の曲のデタシェがとにかく上手い、他メンバーも是非、参考にしてみて
○プレリュード、フーガそしてアレグロ BWV.998
リュートの為に作曲された当該曲のヴィオラ二挺用編曲をしたのは私である。この編成で弾けるよう音を当て嵌めた程度の仕事だが、演奏終了後、お集まりの皆さんにご紹介いただく光栄に預った。どちらさまも、ありがとうございました。実際、評判もよかったので、気をよくしてしまった。セザール=フランクは自作の交響曲の初演(不評だったんだって)から帰宅し、『私の思った通りに響いたよ』とニコニコしながら妻に語ったそうな。話せば長くなるこの曲のこれまでの経緯については、2009.10.14付の弊ブログ「2004年9月18日」をお読みください。まるちゃん的解釈が相方の好サポートでしっかり客席に伝わっていたことも付け加えておきたい(よくもまあ、こんなに解釈が違うなあ、というのは置いといて)
○トランスフォルマシオンⅠ -シャコンヌによる4つのヴィオラのための (BWV.1004) 野平一郎
各パート2人ずつ総動員のせいでオケっぽい演奏になってしまったのは、予想通りとはいえチト残念。個人的にはひとりひとりが無伴奏を弾いてるつもりでやってくれると、と高望み。アンコールは力みが取れてスッキリよく仕上がった。ラストで2ndが思いっきりカウンターをぶってたの、カッコ良かったな
ヴィオラ鑑賞に始まって、中古盤漁り、ギター談義と命の洗濯をさせて頂きました。
これからもひとつ、よろしくお願いいたします。