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譜例Aは、J.S.Bachの《平均律クラヴィーア曲集》第1巻のハ長調前奏曲(プレリュード)。バッハ作品番号(Bach-Werke-Verzeichnis)では BWV 846/1 が与えられた。鍵盤音楽の金字塔として怖れ敬われているが、奥方のアンナ・マグダレーナは平易な此のプレリュードを自分の音楽帳に写譜し、練習していた様だ。
譜例Bは、其のギター編曲。ギターのサステイン(伸音)を上手く活用しているが、原曲が鍵盤楽器ゆえ音域が開き過ぎる箇所があり、やむなくオクターブを圧縮した。
譜例Cは、Bをスリーフィンガースタイルで弾ける様、更に編曲したバージョン。無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第1番ロ短調(BWV 1002)は四つの舞曲と各々の変奏(double)から構成されており、それならプレリュードにも double があっていいのでは?と云うこじ付け。double は倍速で弾くの意もあるらしく、本編より早めに弾く様に心掛けている。
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