銀河鉄道拾遺

SF、かふぇ及びギター

星の王子さま補遺二題(水戸芸術館の公演とは、特に関係ありません)

2012-03-05 12:04:44 | 日記
【補遺その1】 その昔のブームの最中、我が家も一冊この本を買った。親父に読め!と厳命されて仕方なく読んだ記憶がある。その頃、まだまだ鋭い切れ味を有していた父親は、詩的な箇所を明快に説明してくれたりして、そういう素養が息子に伝わったりしたものである。それでもまあ、感想文を書くための読書みたいなもんだったが、儚げなイラストと共に幾つか覚えてる箇所もあったので、それといちいち照合しながら昨日の公演(朗読)を聴いていた。しかし、「砂漠が美しいのは、どこかに井戸を隠しているから云々」は、ここが出典だったんだ!
それにしてもATM劇場での公演は、休憩10分を挟んで3時間超(なんか昨日の記事より1時間増しになってるゾ)に及ぶ堂々としたもの、ところでこの話、こんなに長かったっけ?王子さまが割と回りくどいキャラなのは記憶通りだからいいとして、結構あれやこれやの説明的要素が多いんだなと改めて思った。ヨーロッパ起源の読み物だから、童話(ブーム時は、たしか大人の童話みたいな売り方をされてたように思う)と言えどそれなりに理屈っぽいんだな。それが記憶の中の本といちばん相違していた部分だった

【補遺その2】 (こっちはどうでもいいネタです。少年マンガ誌を読む方以外は飛ばしてね)長年、週刊ジャンプの愛読者であるライブラリだが、すこうし前に連載が終了したうすた京介作の「ぴゅっと吹くジャガー」。主人公の縦笛講師ジャガーが縦横無尽に周囲を弄る様が毎週巻末を賑わしていたが、彼のコスチュームは星の王子のそれをもじったものであるのは間違いない、と連載時から確信している。ね、どうでもいいでしょ

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