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銀河鉄道拾遺

SF、かふぇ及びギター

小川倫生・春のコンサート at 月noco 4月20日

2025-06-30 05:24:58 | ライヴ見物
しばらく経ってしまった、忘れてしまわないうちに書く。ライブ会場の月nocoさんは隣県栃木は茂木町にある自家製雑穀のパン屋さん兼宿屋だが、アプローチするならわが県の方に分がある。カミさん連れてクルマで長閑な春の日に出掛けたけど、それでも最後はたまたま道端に居らした芦田ちえみさん@三日月窃盗団に会わなかったら辿り着けなかった。うちの周辺もなかなかに秘境だ。

鹿沼在住のギタリスト小川倫生さんも初めてお会いしたのが2015年だから、彼是10年のお付き合いになる。古農家の二間をぶち抜きにした純日本風の会場、むかしはコの字になって宴会を開いたりした場だろうけど、此れがアコースティックギター一挺の編成にしっくり来る。畳に思い思いの格好で侍ったオーディエンスもゆったり寛いだ雰囲気、時折合いの手を入れてくる鶯もよかった。締め括りはM7th系のオープンチューニングによる新曲で、どうやら次作に取り組んでいる様でした。
手許のCD「スプリングサインズ」を息子が持ってっちゃってたので、この機会に新調。


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フォーレ頌

2024-11-10 20:15:30 | ライヴ見物


弁天百暇堂 別館 no.10 諧調精妙   2024年11月4日(月) サローネ・フォンタナ
 -フォーレ : ピアノ三重奏曲 ニ短調 op.120
 -フォーレ : 優しき歌 op.61より
 -フォーレ : ピアノ五重奏曲第2番 ハ短調 op.115

お気に入りと云えばハイドン、モーツァルトそれにフォーレだ。ルプーとカントロフのデュオを録れて貰ったテープはくたくたになった。漠とした抽象性の高い造形と増音程を駆使した和声。唯一無二の作曲家が亡くなってこの11/4でまる百年、折しも行楽シーズンの祭日と重なって各地でライヴが催されたようだ。

フォーレの室内楽に詳らかなコメントを寄せるウェブサイト「まりんきょ学問所」の主と板で話したのはもうだいぶ前。ヴァイオリンとチェロのソナタを二曲づつ書き乍ら、なぜフォーレはヴィオラソナタを残してくれなんだ?と云う嘆きの行き着いた先は、絃楽四重奏とピアノ五重奏2番で十分では?と云う慰めの結論だった。

此度のライヴを聞くに当たりどうしても基準に置いてしまうのが、2011年2月に荻窪で聞いたピアノ四重奏曲第1番 ハ短調 op.15である。あれは四半世紀に及ぶ首謀者の室内楽シリーズでいちばんよかった(と私が評価する)プレイだった。(ログが残っていたので再掲する。)

https://blog.goo.ne.jp/halcyon1772/e/0f1e199f221074358f8509f335e1a3ba

成城学園前から辿り着いた会場は一見、洋風二階建ての居宅にしか見えなかったが、入ってちょっとびっくりした。まるまる吹抜けで湾曲した梁が剥き出しのホールは、高い天井にも拘らず残響がきわめて少ない。これだと各パートの音は明快に分離して聞こえてきそうだ、室内楽にはお誂え向きかもと期待が高まる。



演奏が始まった後は自問自答の連続だった。ライヴを目にして初めて判るユニゾンや内声の動き。絃の奏者たちを見てると「自由か!」と叫ばずには居れぬ、それは勿論ピアノの堅実なプレイあればこそなのだが。こんなの、ありか?と散々悩んだが、長調に転じた和音の奔流に押し流されるかたちで肯定せざるを得なかった。風がざあっと森を抜けるときフォーレの音楽は聞こえる、私がこの演奏を忘れることはないだろう。
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ちがう、そうじゃないっ

2024-10-04 06:04:20 | ライヴ見物
弁天百暇堂 分室 no.3 四絃翔楽   2024年9月29日(日) サロン・ド・サングリエ
 -モーツァルト : 弦楽四重奏曲 第16番 変ホ長調 KV428
 -シューベルト : 弦楽四重奏曲 第10番 変ホ長調 D87



前者が1783年、後者は1813年と作曲に30年の隔たりがある。だから時代背景や作曲家の意図は全然違うんだけど、しかし同じ調性。これをプログラムに盛り込んだら面白かろうと考えたものがこれ迄にも居た筈。私も其の一人で、だが既に時は遅しメンバーはバラバラ、楽器は冬眠。だから首謀者から企画を聞かされた瞬間、譜面およびスコアの譲渡を申し出た。まあ聞く権利は貰ったねと、私設クワルテットの試演をどれどれと聞きに行くエステルハージ伯になった積りで、壱岐坂を登っていった。

モーツァルトは想い出深い。SEと教員と院生で構成されたウチのクワルテットは1年余り、この曲を弾いていた。挙句’90年に日立シビックセンターで催された室内楽セミナーに参加、古楽器系のアプローチをやらかして故数住岸子教授に大目玉を食らったのだ。なにしろ初っ端のユニゾン、ミ♭~ミ♭とアップで弾いた次のラ♮を、四人で開放絃弾いたからな...

で、ここからは弁天チームの話、名だたる他の大作曲家と同様、モーツァルトのクワルテットにも確かな色と云うものがあって、そこらもう少し意識してほしかった。(Bの付く作家連より其処は難しい)それからホールの残響を計算に入れるまでもなく、フレーズの終わりはきちんと伸ばして収めてください。
例えば次の譜はどう弾く?

こういう ❛こんがらがった❜ リズムをすっきり弾けるには、ちょいと引いた地点からの澄んだ目線が必要なんだろな。アインザッツもちょっと乱れてた。まあ兎に角、最前列に群がった私を含む年寄り連が悪いんだけど、ホーム(まさに家の意)で気楽に気ままにやってる感が出ればこの手のライヴは成功なんで(メヌエットはよかった)その辺りを目指して呉たまえ、と言い残し伯はお茶の水方向に去っていった。(シューベルトには言及せなんだが、あれはいちにも二にもグルーヴなんで)

然しひさびさに聞く四重奏にむかしのたぎる血を思い出し、帰りの道すがら「やっかんだりやきもきしたりせず、ただ素直に音に聞き入る、そんな四重奏愛好者にわたしはなりたい。」などTwitterに書き付けてる辺り、弁天チームのしてやったり顔が浮かんでいよいよ悔しかったので、ここ10年くらいずっと欲しかったhaydnの盤を土産にとぼとぼ引き上げて参りました。77点

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それでは

2024-01-28 21:09:06 | ライヴ見物
13日のtwitterでシンセキのまるちゃんが、二曲の変ホ長クワルテットをフィーチャーしたライヴを計画してるのを知った。モーツァルトのハイドン・セットからK.428、そしてシューベルトのD.87である。これらはロマン派の萌芽とも見ることができる稀有な古典と云う共通の特徴があるのだ。それはそうと譜面は揃ってるの?と水を向けたら、これが未だだそうで、ウチのライブラリに長いこと眠ってるパート譜に幾らか色を付けて送り出すことにした。モーツァルトは1782年から85年にかけて書き溜めた6曲の絃楽クワルテットを自らの息子に例え、然しこれからは貴方にお預けしますので宜しくお願いしますと、これをハイドンに託した故事が、西洋音楽史のいちページとして伝えられている。ま、私のクワルテット史は惨敗続きの敗北戦だったが、ここいらで信頼できるスジに後を託すのもいいかも知れん、とこの機会を喜んでる。では達者で
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THE BOTANICALS の音楽室 Vol.1

2023-07-17 21:21:56 | ライヴ見物
「THE BOTANICALS の音楽室 Vol.1」 2023.7.16 Sun. 一芸館カフェスペース
小川倫生(gt. Vo.)櫛谷結実枝(Vn. Hardingfele)谷津雅子(pf. Vo.)



 炎天の下、車を走らすこと2時間、宇都宮市郊外まで行った。twitterに流れてきた三重奏「エメラルド」の触りがすごくよかったからだ。当日オープニングを飾ったそれは予想を裏切らず、ピアノの重層的な和声とヴァイオリンの果てしない分散和音に思わず涙する好演だった。ギターソロ「太陽と羅針盤」もレコは何回も聞いてるのに新鮮な一撃で、生音によるライヴのよさを改めて感じた。トリを務めた「ミーハポルスカ」もダンサヴルなリズムに乗ったトラディショナルながら三者三様のソロ廻しの展開で、それぞれの音楽背景を持ち寄って更なる地平を開いているのが伺えた。是非シリーズで続けて欲しい企画。

 で、本題。ギター芸にゃ巾が必要だわ、と小川さんのオリジナル「Admission Free」をここ2週間コピしてた。7割方採譜したが、ハイポジでメロを弾きつつベースを入る箇所がどうしても指が届かない。ま、コンポーザー頼みと気楽に訊ねてみれば...この曲、4カポだそうな(えっ)。私の想定は半音下げチューニング、ってことは四度違う?調が違うんかい!云われてみれば思い当たるフシがある。で、水戸に取って返し、ま~たコピに励んだとな。。
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下野楽遊奏楽塾演奏会

2022-10-30 21:35:41 | ライヴ見物
第35回下野楽遊演奏会 下野楽遊奏楽塾演奏会
2022年10月30日(日)14時開演 とちぎ岩下の新生姜ホール(栃木文化会館)小ホール

下野楽遊奏楽塾の演奏会を聞きに栃木市まで往復してきた。プログラムは以下の通り。
○モーツァルト / ディヴェルティメント ヘ長調 KV138
○J.S.バッハ / ヴァイオリン協奏曲 イ短調 BWV1041
○シューベルト / 5つのメヌエットと6つのトリオ D 89
○エイヴィソン / スカルラッティの鍵盤ソナタに基づく7声部の協奏曲 5番
○エルガー / 絃楽セレナーデ ホ短調 op.20

 2004年から2009年までこの楽団に所属してヴィオラを弾いていた。フォルテピアノを囲んでバロックから古典期の音楽に親しむコンセプトだったので、ピッチもA=430hzと云う超マニアックな団体なのだ。
 演奏会となればコンマス席に座り、更にソリストもこなす、講師の桐山建志氏。バッハでは素晴らしい運弓を披露された。超絶テクニックでも何でもない、ほんと基本的な動作なのだが、その中にヴァイオリンに対する探求の深さを見た思いがした。
 合奏団メンバーにも拍手を送る。地域・時代の異なる音楽を見事に弾き分けていたし、デュナミークに富んだ演奏は表情豊かだった。まあ、達者な方も幾らか混じってはいた様だが、それだけで演奏が上手く行く訳でないことはいちばん良く知っている。
 それと絃楽五部のポリフォニーがはっきり聞き取れる。これは凄いことだ。1stヴァイオリンと2ndヴァイオリンがステージ縁で向き合う対抗配置を採用しているが、自分が参加してた時期でもこんなにきれいに音が交錯していたのだろうか?
 後はうちのパート、ヴィオラだが、たった二人であんなに存在を示すプレイが出来るなんて。。エルガーのセレナーデはヴィオラが弾き出す動機で曲をスタートさせるが、オレがやったとしてうまくやれる自信、ないなあ。。
 と云うことで終演後はそそくさと、栃木を後にしましたとさ(おわり)。
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振り返ればば

2022-09-19 14:57:31 | ライヴ見物
https://blog.goo.ne.jp/halcyon1772/e/1ba7b3206ebe222702f2011ea4527378

 2年前のブログ記事に勝手にリプライが来た。何の気なしに開けたfacebookに、当のNからメッセジが入ってた。本人は当該記事を読んでなく、ここは是非と御一読願った。
 どうも来年のリタイアに向けバロックヴァイオリンを for himself な present として発註したらしく、文面からは其れが出来上がってのご満悦な様子が伺える。
 眼前に迫ったセカンドライフ、長年の夢だった古楽器による古楽奏法に則った古楽演奏を実現しようと云う、いやーいいなーいいなー、さすが心構えと実践力がちがうぜー、と羨ましんではみたものの。
 奴はまちがいをひとつ、犯していきました。
 と云う事で早速、古楽クワルテットをやる気はないかね?と尋ねるワシ。いやーヴィオラ・パートをまるまる任せられる気がしねーと仰るんなら、クインテットの2ndでも宜しいのですよ、と幾らか遜ってみせる、この余裕。
 でフロ入って歯みがいて家の用事はさっさと済ませ、久しぶりにエステルハージ、モザイク、クイケンと古楽器を駆使した絃楽四重奏団のCDを聞きまくってる。
 モザイクQの1st、エーリッヒ・ヘーバルト氏は演奏団体こそ違うが、そのプレイをつくばで堪能したことがある。あれは息を飲むよな演奏だった(曲はR・シュトラウスのカプリッチョ)。これでおない年だなんてねえ、、


(画像はクイケン・クワルテットの面々。'98年に来水された折、サインを頂戴しました。)
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小川倫生 アコースティック・ギター・コンサート

2020-11-03 19:51:46 | ライヴ見物
本日11/3はわれら夫婦の結婚記念日で、ことしのイヴェントがこれになった。隣県鹿沼市の文化センターまで出向いたが、なかなか遠い道のりだった。小ホールが半分かた埋まる盛況だったが、年配ファンの多いこと。しかし地元(小川さんは鹿沼出身)に暖かく迎えられる様は、Bert Jansch のグラスゴー・ライブに通ずる趣がある。主な選曲は最新盤『冬の言葉』と人気盤『ナイト・ジャスミン』からだったが、後者のナンバーはライブ ver.として念入りに手が加えられており、大変楽しめる内容となっていた。コロナ禍で半年ライブが出来なかった鬱憤も見事に演奏エネルギーに転化され、充実した2時間だった。ローデンのでっかいギターをぶっきら棒に組んだ足に乗っけて演奏に没入する様は、何かいにしえの巨人の様にも見えた。
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'20年9月の備忘録

2020-10-02 11:20:00 | ライヴ見物
9/10で記述が止まったが、色々あって書いてるどころでなかった。以下、簡単に。

9/15 キッチンカフェおかりや@宇都宮で、運河の紅カモメ(小松崎健・浜田隆史・三好紅)を聞く。三者三様のソロがいい。地元のギタリスト小川倫生さんがいらして、終演後JAZZ談議で盛り上がる。

9/16 運河のカモメを追っかけるべく宮内家@南浦和へ行こうとするが、常磐線でトラブルが発生、泣く泣く途中駅から引き返す。

9/18 昔馴染みの顧客と後輩社員で酒杯を傾ける。後輩、何気に煩い。

9/23 シューベルトとフランクのCDを図書館に返却。フランクとブルックナーは2つ違い( ゚Д゚)

9/25 ガバスあべがラグタイムの楽譜を譲ってくれるとて、90EASTへ。ついでにその晩の演奏を聴く。



9/27 義妹一家と墓参り、昼食を共にする。

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振り返れば(don't look back)

2020-09-09 19:20:21 | ライヴ見物
 なんで最近、シューベルトの絃楽四重奏に凝ってるのか、話そうか?

 大学に入って学生オケに入部したオレは、毎日ヴィオラの練習に明け暮れた。飲みに行く以外は楽器に触ってたな。だけど周囲は、幼少の頃からヴァイオリンを習ってたやつとか、ブラスバンドで鍛えた猛者だとか。そんなのが上や横を固めてたので、コンプレックスはまあ、半端なかった。オレは精々ロックのケツを齧ってやってきた人間だったから。

 それで、どういう機会だったか忘れたが、まだよちよちのビギナーも含めて、アンサンブルを披露する機会がやって来たのだ。その時、オレに四重奏をやらないか?と打診してきたのが、音大生崩れのNだった。ヴァイオリンの腕はかなり達者で、初心者のヴァイオリン、ヴィオラ、チェロを同学年内から搔き集め、絃楽クワルテットをやろうと云うわけだ。その選曲が(後から考えればだが)凄まじい、シューベルトのD 804「ロザムンデ」の第二楽章、そしてベートーベンの13番 変ロ長調 の第四楽章(その冒頭が下の写真)。譜読みも覚束かずようやく弓が使えるか使えないかという初心者を騙すとは、何と云う仕打ちであろう。

 まあ結果は推して知るべしなのであるが、今以って悔やんでるのは其の時全力でこれに取り組めなかった、自分である。あの時Nは、技術的な部分は全く度外視して我々の音楽(この場合は特に室内楽)に対する眼を開かせてくれようとしてたのが、今だからこそ痛いほど判る、様な気がするのだ。

 もう少し‘判る’ようになった時期の自分なら、スコア(総譜)で全体を把握したり、文献で楽曲分析を読んだり、アンサンブルで他人のパートに口を出したり、と突っ込むポイントはそれこそ幾らでもあるのだ。だが結局その時、何をやったのかと云えば、何もやらなかったのである。それが習いとなってオレはその後段々蝕まれて行くのだ。

 ところがNは此れに懲りず、その後もオファーを出し続けた。二挺の独奏ヴィオラが活躍するJ.S.バッハのブランデンブルク協奏曲6番、ベートーベンの七重奏曲、etc. 結局、オレがアンサンブルの面白さに開眼するのはずっと後のことで、ところが一旦そうなったからには其れがこの世の至上原理であるかのように振舞って現在に至る、この為体(ていたらく、ですよー)
 ただ技術がテッテイ的に不足しており、その一方で全てを好き嫌いで判断してしまう(これは今でもそうだが)性格が仇となって練習を怠り、結果として機会ある毎にNの温情を裏切り続けた事実は、いまも心にわだかまっているのだった。(Nが湘南の生れだって判りました?w)

 それでも別れ際に(それって何時の事だったんだ?)Nは、‘アメリカ’(ドボルザークの絃楽四重奏曲12番ヘ長調、新世界の旋律が随所に織り込まれている)の2ndヴァイオリンだったら、かなり付けられるぜ(他パートのいろんなバックアップが出来る、の意)とオレに云ったのだ。この期に及んでも奴は未だ、誘っているのである、この弾けないオレを。

 ま、この辺りで心を入れ替え、きちんと基礎固めしてまっとおなヴィオラ弾きを目指せば良かったものを、この後オレは古楽奏法と云うモノに惹かれ、あろうことか楽器を改造し通常のアンサンブルが難しい状況に入り込んで行ってしまうのである。so it goes.

 それはまた別の話として、シューベルトのイ短調四重奏曲、とりわけその2楽章を聞くと、心が疼くのだ。ヴィオラにもよい出番のある、あの優し気な緩徐楽章、あれはほんとうは一体、どんな心持ちのする響きだったのか、と。

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ブラームス・チクルスなんて云い方が流行りました、むかし

2020-08-13 09:00:28 | ライヴ見物
弁天百暇堂 別館 no.1 六重奏憧憬  2020年8月2日(日) ティアラこうとう 小ホール
 -ブラームス : 弦楽六重奏曲 第1番 変ロ長調 op.18
 -ブラームス : 弦楽六重奏曲 第2番 ト長調 op.36

 こいづは行ぐしかねぇ!って宵に紛れて疫病をかい潜り、参上して来た。何といっても主催者との付き合いが満20年になる今年に此のプログラムと来ては!である。定員140名のホールに散開した30名強の観客はそれぞれに「此処へ来た」理由を携えてるらしく、聴かねば死ねん!なのか、聞いたら笑顔でバイバイなのか、兎に角年配が多かったw
 二人ずつのヴァイオリン、ヴィオラ、チェロからなるダブル・トリオ編成なので、二曲で各パートの1stと2ndをとっかえる事が可能になる。二曲通して各自、表パートと裏パートを両方楽しめると云う寸法。
 さて六人の奏者だけど、上から下まで年齢はどういう配分なの?が、演奏始まって直ぐ抱いたギモンだった。何故と言って、若いと思しきプレーヤーの楽器の奏で方が、自分が弾いてた頃ともう全然違うのだ。今のアマチュアはきっと今のプロ、と云うか現代の奏法(音楽や楽器に対する認識も含めた)を下敷きにしてる訳で、さすが第一線のアマチュア達は凄いと素直に感心したのであるが、いっぽう主催者(ヴィオラ弾き)あたりは自分とひと回りちょい位の年の差に付き、およそ自分と地続きな範囲内なので、ステージを見てるとそんな新旧勢力が己の地点からそれぞれの感性を繰り出してアンサンブルしている様に、かなりエキサイトしてしまった。
 ところで変ロ長調の1番を聞くといつも、オレ、この曲、知らねーなーという感じがして、事実、後半の楽章はぜんぜんいつ聴いてもよく判らない。ちょっと思ったのは、一楽章でフォルテがみっつ位くっついてるのではないか?と思う箇所で、そこをストレートな音量でやるのはちとどうか?と云うこと。あれは響きが欲しいってことじゃないのか? 
 翻って二番、このト長調くらい自分と切った張ったやった室内楽も珍しく、過去2回本番を踏んだが、まあ自分的な結果は推して知るべしである。という訳で曲についてはぜんぶ知り尽くしている自負を持って聞き始めたのであるが、一楽章の展開部に入ったあたりでそういうのがもう面倒くさくなり、止めてしまった。あとはもうただただ聴いていた。
 ちらと頭を掠めたのは四楽章、6連の十六分音符がパート間を行き来する箇所だが、ありゃあ日本でいうならヒグラシのかそけき啼き声なんだな。あちらこちらと彷徨いながら聞こえて来る、そうか二番は夏の六重奏なのだと変に納得した次第。
 ま、全体を評するなら、六人の奏者がしっかりと自分の楽器を鳴らし(ホントにひとりひとり、よく聞こえていた)、ホールを響かせていた其れだけで、この晩はじゅうぶんに成り立っていた様に思う。若い奏者を機会を捉えては育んでいこうと云う意思が主催者に感じられたのは、これまでもそうだったけど、その想いはいっそう強くなってるようだった。その辺がこの20年なのかな? 
 晩飯は地下鉄住吉駅前のレッドウッドピザで食した、これが滅法旨い、熱いオリーブオイルはブラームスとも相性がいい。





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2020初弾き

2020-01-14 19:14:29 | ライヴ見物
ケーコ★ムーンシャイン企画 / ニューイヤーオープンマイクデラックス!!
ケーコ★ムーンシャイン / ポンさん / 岡野美由紀 / 高橋賢一 / カチョー / マンモスP西 / geru / ワタナベンチャーズ / 他
※出演者飛び入り大歓迎!

に混ざらして貰いました。愛宕町ライブラリ ①the chrysanthemum、②maple leaf rag。まあ、出来はご想像にお任せして、昨晩は秘密兵器を投入しましたヨ。即ち、アームバンド!ワイシャツの袖が邪魔で邪魔でお困りになった経験は皆さんお有りかと思います、神経質な私は人一倍!演奏に関しても例外ではありません、そこで退職祝いの一品(ひとしな)に選んだのが此れ。拙いプレイの言い訳をひとつ断ちましたんで、今後もよろしくお願いします。
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カーマイン・ストリート・ギター

2019-12-03 21:26:29 | ライヴ見物
【緊急告知】です。水戸周辺に住んでて、ギターに興味がある方、ギターをたしなんでおられる方、ギターは弾かないけど音楽が好き!って方、那珂市瓜連にある映画館「あまや座」へ行くのです。12/13(金)までやってますよ、「カーマイン・ストリート・ギター」。ニューヨークのグリニッヂヴィレッジにある小さなギター工房の一週間を描くドキュメンタリーフィルム。店主は同地にあった建築の廃材でギターをこさえるのだが、その個性的で確かな鳴り。そして店を訪れるミュージッシャンの一群。その中にはビル・フリゼールやチャーリー・セクストンといった顔ぶれも。そして彼らの奏でるギターの楽しげな様と云ったら!
UTSU工房@笠間の店主に知らせたら、うんうんと頷いて早速スケジュールを睨んでいた。チラシには斉藤和義さんのコメントも。同館では現在「ジョアン・ジルベルトを探して」も掛かっているし、今後は「ハードデイズナイト」「ブルーノート・レコード ジャズを超えて」の上映も予定されてるから、音楽好きは注目ですよ。

http://amaya-za.com/2017/04/01/post-2295/

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ベイビーファクトリー

2019-05-07 12:44:54 | ライヴ見物
とにかくカッコいいのであった。5/4 陶炎祭 FOREST STAGE、パーカスを含む三人がちんまり演っているのだが、彼らの魅力はオフステージにあって、終演後いとうけいこブース裏のテントで遊ばして貰ったり、話をさせて貰ったりした。「いつもどういうの、聞いてんですか?」「。。。」これが答えられないんだよね、え、英国ふぉ、フォークなんたらって云っても伝わるような、伝わんないような。挙句、ブルーズっすか、じゃあ一丁、行きましょうかあ、ってジャムに誘われても、普段そういう(カッコいい)の、やってないしね。せめて自分の趣味嗜好くらい、正直に申告したいと思う、還暦まえのひと。締めは写真のセッションで、向かって右は笠間随一の腕と評判のしんちゃん、左はわが愛機 Yairi を抱えた駅長こと、いとうけいこさん。真ん中の彼氏もこのあとウクレレで参戦したが、目を瞠るようなプレイであった。いいなあいいなあ

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打田十紀夫『ライブ&トーク』

2019-05-06 22:53:42 | ライヴ見物
 5/5 打田十紀夫 『ライブ&トーク』   島村楽器水戸店   15:00~

連休明けも見え始めた5/5、水戸は7年ぶりと云うギタリストの打田十紀夫さんを聴きに駅横マイムへ。20人強のお客さんがお集り、でも年齢層は高い。ギタリストのザビエル大村さん仰る様に、ギャロッピング・ギターは今や絶滅危惧種なのか!という不安をヨソに、ステージは爆笑を誘いつつ何時も通りの進行。やはり打田さんのギターと云えば、抜群の安定感とバランス感覚。もう通算4回目なので、リラックスしてそれこそ、右手の当て方と人差し指・中指の弾き方ばかり見てた。自分のステージングに足りないもんが判った様な気もしましたが、そんなんばっかの感想でスイマセン。お土産に数あるアイテムからCD「Acoustic Delights(2002)」を。音楽の魅力って音色に集約されるな、と久しぶりに大切なこと思い返しました。


https://blog.goo.ne.jp/halcyon1772/e/c524a653df82ed4d879b357405825c43

https://blog.goo.ne.jp/halcyon1772/e/3d952ec479dcb295981c99ffbcf6f23a
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