ひとすぢの月光を吐く女郎蜘蛛
短夜のまぶたに聴ける波の音
楚々としろ凛とむらさき肥後菖蒲
水影の古代紫肥後菖蒲 みどり
*「阿蘇」9月号、岩岡中正主宰選
【選評】
女郎蜘蛛が吐くひとすぢの糸の輝きも月下の女郎蜘蛛自体も、いかにも幻想的。もちろん女郎蜘蛛が吐くのは糸だが、それを「月光を吐く」と表現したところがポイント。この感覚が鋭く、詩的跳躍がある。
猛暑が続いた今年の夏もたくさんの吟行地を訪れました。八代市の「松浜軒」の花菖蒲、有明海、山鹿市の「古代の森」公園などなど。そして日々の暮らしの中で出会う小さな生き物は、美しい神秘の世界へと導いてくれました。(Midori)
短夜のまぶたに聴ける波の音
楚々としろ凛とむらさき肥後菖蒲
水影の古代紫肥後菖蒲 みどり
*「阿蘇」9月号、岩岡中正主宰選
【選評】
女郎蜘蛛が吐くひとすぢの糸の輝きも月下の女郎蜘蛛自体も、いかにも幻想的。もちろん女郎蜘蛛が吐くのは糸だが、それを「月光を吐く」と表現したところがポイント。この感覚が鋭く、詩的跳躍がある。
猛暑が続いた今年の夏もたくさんの吟行地を訪れました。八代市の「松浜軒」の花菖蒲、有明海、山鹿市の「古代の森」公園などなど。そして日々の暮らしの中で出会う小さな生き物は、美しい神秘の世界へと導いてくれました。(Midori)
最近、小さな生き物に縁があるようです
蜘蛛の囲は、いつもかかってばかりなので、身近な存在でした。
女郎蜘蛛なんて、妖しげな名前を貰ったものですね~!
お陰で、想像が膨らみました♪
蜘蛛の色彩から妖しい気配が漂い、生を紡ぐ姿が何とも神々しく想われます。