十七音のアンソロジー★。・.:・゜'☆,。.:・゜'★

虚と実のあはひに遊ぶ  Since 2008 by Midori♡ H

露台

2011-07-22 | Weblog
人偲ぶこととなりたる露台かな    対中いずみ

露台は、西洋建築様式の一つで、バルコニーのこと。
椅子やテーブルなどを置いて、夏の暑さを凌ぐ場所とされる。
さて、「人偲ぶこととなりたる」ということは、それまでは、
そうではなかった、ということだ。同時発表句の、
「花過ぎて端午を過ぎて昏々と」という句が気にかかる。
「俳句」7月号「作品16句」より抄出。(Midori)

4 コメント

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露台 (今村征一)
2011-07-23 11:51:48
花過ぎて端午が過ぎて梅雨が過ぎ今は夏長く作者の憂いを引きずっているいる人は誰だろうか。
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誰だろうね。 (博子)
2011-07-23 12:55:39
 今までの夏とは違う夏が、露台ばかりでなくそこそこにあるのでしょうね。ふと、津波で連れ合いを亡くした叔母はどうしているだろうと思った。
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人偲ぶ (みどり)
2011-07-23 14:28:52
16句の中で、
花過ぎて端午を過ぎて昏々と
という一句だけに、「父は」という前書があります。
もしかしたら、と思いました。
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今までとは違う夏、 (みどり)
2011-07-23 14:32:30
>露台ばかりでなくそこそこにあるのでしょうね。
きっとそうでしょうね。
特に露台は物思う場所になってしまったのですね。
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