愛の鍵銀河の中に沈めけり 野見山朱鳥
愛の鍵を銀河に沈めてしまったら、二度と愛の扉は開けられないではないか?それとも、二人だけの記憶を閉じ込めて封印してしまおうということだろうか。虚子が「曩に茅舎を失い今は朱鳥を得た」と評した朱鳥の客観写生が、次第に「生命諷詠」という独自の理念を掲げ、独自の心象風景を詠む俳風を確立することになるが、この作品は、朱鳥の第4句集『運命』に収められている。
野見山ひふみ編 野見山朱鳥句集「朱」より抄出。(Midori)
愛の鍵を銀河に沈めてしまったら、二度と愛の扉は開けられないではないか?それとも、二人だけの記憶を閉じ込めて封印してしまおうということだろうか。虚子が「曩に茅舎を失い今は朱鳥を得た」と評した朱鳥の客観写生が、次第に「生命諷詠」という独自の理念を掲げ、独自の心象風景を詠む俳風を確立することになるが、この作品は、朱鳥の第4句集『運命』に収められている。
野見山ひふみ編 野見山朱鳥句集「朱」より抄出。(Midori)
「炎天を駆ける天馬に鞍を置け 野見山朱鳥」
も好きです。
彼の作品の中でもこの句は異色だと思いました。
「愛の鍵」とは、なかなか言えませんものね☆
この句の続きにこんな句は、どうでしょう?
妻病むと銀河に棲める銀の蛇 朱鳥
愛の鍵は、銀の蛇となって現れるのです。ふふ。
この句は、第2句集『天馬』の中の句ですね。
こんな朱鳥の句も格好いいな~♪