十七音のアンソロジー★。・.:・゜'☆,。.:・゜'★

虚と実のあはひに遊ぶ  Since 2008 by Midori♡ H

秋風

2015-08-27 | Weblog
秋風やさやかに見えぬものよぎる     今中榮泉

はっきりとは見えないが、何かが確かに過ったというのだ。「秋風」であるから、心弾ませるようなものではなくて、決して止めることのできない時間だったり無常観だったり・・・。「さやかに見えるもの」に、いくらかの焦燥感を覚えるのも、秋ならではの感傷だろうか。俳誌「阿蘇」合同句集(創刊1000号記念)より抄出。(Midori)

2 コメント

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秋風 (今村征一)
2015-08-28 13:00:27
「やさやかに見えぬもの」上手な表現だと思いました。
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秋風 (みどり)
2015-08-28 16:32:51
「大いなるものが過ぎ行く野分かな」
の虚子の句とは違った趣がありますね☆
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