薄氷にとどまる月の光かな 中山 杏
手に取れば、すぐに壊れてしまいそうな薄氷に、
月の光が反射して輝いている。
とどまる月の光もまた、自ら発光することはない、
太陽の光を反射している光だと思えば、
その存在が、一層愛おしいものに思えてしまう。
繊細で美しい作品に心惹かれた。
「滝」1月号〈滝集〉より抄出。(Midori)
手に取れば、すぐに壊れてしまいそうな薄氷に、
月の光が反射して輝いている。
とどまる月の光もまた、自ら発光することはない、
太陽の光を反射している光だと思えば、
その存在が、一層愛おしいものに思えてしまう。
繊細で美しい作品に心惹かれた。
「滝」1月号〈滝集〉より抄出。(Midori)
最近の寒さに外を歩くことの少ない毎日ですが、
こんな美しい詩の世界があったのですね~☆