白といふ色に疲れて酔芙蓉 上遠野三惠
朝咲いたときには、真つ白な花の色が、昼にはピンク色に、
そして夕方には紅色に変ることから、酔芙蓉の名があるが、
「白といふ色に疲れて」という、作者独自の感覚がユニーク。
白色の潔白、純真、清潔、正義といったイメージが、
時に、疲れさせるのだろうか。
「滝」1月号〈滝集〉より抄出。(Midori)
朝咲いたときには、真つ白な花の色が、昼にはピンク色に、
そして夕方には紅色に変ることから、酔芙蓉の名があるが、
「白といふ色に疲れて」という、作者独自の感覚がユニーク。
白色の潔白、純真、清潔、正義といったイメージが、
時に、疲れさせるのだろうか。
「滝」1月号〈滝集〉より抄出。(Midori)
白という既成の概念にとらわれていること、
この作品に教えられました。
作者もそう思われたのではないかと思って…。
いつもの自分を捨ててしまいたいことってありますよね。
それは何色なのでしょう?
思いきり、ど派手な色にも染まってみたいですね!
作者の思い、改めて感じました。